【医師監修】下半身はなぜ痩せにくい?5つの原因と下半身ダイエットのコツを伝授
下半身ダイエットのコツ
下半身痩せには「ダイエット=体重を減らして脂肪を落とす」という考え方は通用しません。
ですが、ちょっとしたコツを意識することで効果が現れやすくなります。
どれも簡単なことばかりなので、さっそく今日から取り入れてみてくださいね!
こまめな水分補給
セルライトやむくみのもとには水分が含まれます。
「水太り」という言葉もあるので、水分は下半身痩せの敵のように思われるかもしれませんね。
確かに、水分が不足した状態でたくさんの水を飲むと、むくみの原因になることがあります。
一度に大量の水分をとると内臓に負担がかかるだけでなく、体温が下がって血行不良の原因にもなります。
大切なのは「こまめな水分補給」です。
適度な水分は新陳代謝を高め、体内の脂肪や老廃物、余分な水分を排出するのを助けてくれます。
目安は1日約2リットル。
きちんと水を飲むことで老廃物が溜まりにくくなり、セルライトがつきにくい体に近づきます。
食生活を見直す
下半身痩せは食事制限だけで叶うものではありませんが、やはり食事の見直しは必要です。
ダイエットに良くない食べ物は言うまでもありませんが、下半身痩せで特に気をつけなければならないものをご紹介しましょう。
痩せやすい下半身に近づけるためには「むくみ」の原因を避けることです。
むくみにつながりやすいのが「塩分と糖分の過剰摂取」です。
塩分をとりすぎると、体は血中の塩分を薄めようとして水分を溜め込むようになってしまいます。
糖分には水分を吸収して溜め込む働きがあります。
過剰な塩分と糖分によって余分な水分が体内に留まり、むくみにつながってしまうのです。
また、ダイエットでやってしまいがちな過度な食事制限は禁物ですが、適度なカロリーコントロールもむくみを抑えるには大事な要素となります。
下半身を鍛える
鍛えると言っても、ハードな筋トレをする必要はありません。
たとえば、普段歩く時に姿勢を正して下半身の筋肉を意識する、一駅分歩いてみる、といったことから始めてみてもいいかもしれません。
代謝を上げるために効果的な運動を心がけましょう。
代謝アップには有酸素運動(軽~中程度の負荷を継続的にかける運動)が効果的です。
ストレッチ
何かストレッチを始めてみようという方は、あまり時間をとらず、毎日続けられそうなものを選んでください。
すぐに劇的な効果が得られるものはありませんから、続けることが大切です。
1日5分の「足パカ運動」は下半身の筋肉を鍛え、骨盤のゆがみ解消にも効果があるのでおすすめです。
まず、仰向けに寝転んで足を天井に向けて上げます。
横から見たときにL字になるようなイメージで、足と床が垂直になるようにしましょう。
この状態で息を吸いながら足を開いていきます。
足を閉じる時は息を吐きながら。
最初は10回くらいから始めるのがいいでしょう。
その他には、リンパマッサージも有効的です。
ふくらはぎを下から上に軽くさするようにマッサージします。
次に足首からふくらはぎ、膝にかけて絞り上げるように少し強めにマッサージします。
リンパが集結する膝裏を3本指で下から上へ少し強めに擦り、老廃物を太ももへスムーズに流します。
太ももは表も裏も鼠径部(足の付け根)に向けてはじめは軽く、最後は強めに擦ります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は整形外科医監修のもと、下半身太りの主な原因の解説と、それを解消するコツをお伝えしてまいりました。
これから薄着になる季節がやってきます。
お金をかけずに、すぐに取り掛かれるものばかりをピックアップしてみましたので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください!
監修医師プロフィール
かわかみ整形外科クリニック 院長・医学博士:川上 洋平
[経歴]
神戸大学医学部卒業。米国ピッツバーグ大学に留学し、膝関節外科、再生医療、スポーツ医学を学び、神戸大学病院、新須磨病院勤務を経て、患者さんにやさしく分かりやすい医療を提供することを目的に、かわかみ整形外科クリニック(神戸市)を開業。日本整形外科学会専門医。
[保有資格]
・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本整形外科学会認定リハビリテーション医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
・リウマチ財団登録医
・難病指定医、身体障碍者福祉法指定医
・日本医師会認定産業医
・義肢装具等適合判定医師
・再生医療学会認定 再生医療認定医
・公益財団法人日本障がい者スポーツ協会認定 障がい者スポーツ医
・日本リハビリテーション医学会認定臨床医
・ロコモアドバイスドクター
[所属学会]
・日本整形外科学会
・日本リウマチ学会
・日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会
・日本人工関節学会
・日本再生医療学会
・日本リハビリテーション医学会
・日本運動器科学会
・Orthopedic Research Society(米国整形外科基礎学会)Active member
・The American Society for Bone and Mineral Research (米国骨代謝学会)Member
・兵庫県整形外科医会
[クリニック紹介]
最終更新日: