格安SIMとは?大手携帯キャリアと比較したメリット・デメリットを紹介
通信料を抑えるのなら、格安SIMを使う方法が効果的です。「周囲の人が格安SIMを使い始めたのがきっかけで気になっている」という人も多いでしょう。
しかし格安SIMを使うのであれば、メリット・デメリットの把握が大切です。人によっては、大手携帯キャリアが向いている可能性があるからです。
本記事では、大手携帯キャリアと比較したときのメリット・デメリットをご紹介します。特に格安SIMや通信料の節約に興味がある方は、参考にしてみてください。
格安SIMとは?
仮想移動体通信事業者(MVNO)のサービスによって、安くスマートフォンを使えるのが「格安SIM」です。名前の通り、格安SIMならスマートフォンを格安で使えるようになります。
MVMOでは、大手携帯キャリアからアンテナ・基地局・ネットワークなどの設備を借りてサービスを提供します。多くのMVMOは宣伝費を抑えていて、店舗もないのが特徴です。
格安SIMを使うメリット
大手携帯キャリアと比較したときの、格安SIMの代表的なメリットは以下の3つです。
・料金が安い
・料金プランがシンプルである
・契約期間の縛りがない
それぞれについてくわしく解説します。
料金が安い
名前の通り、格安SIMは料金の安さが大きなメリットです。設備投資・宣伝費・人件費が削減できるため、MVMOでは料金を安く抑えられます。
会社にもよりますが、月々の料金は1,500~2,000円程度です。大手携帯キャリアと比較すると、月々の使用料金は3~5割程度に抑えられるでしょう。
料金プランがシンプルかつ豊富である
格安SIMは、料金プランがシンプルでわかりやすく、料金プランが豊富な点もメリットです。
データ通信専用SIM・音声対応SIMなど、それぞれの用途に合わせた選択が可能です。大手携帯キャリアとは違い、データ容量3~5GBのプランも充実しています。普段からそれほどデータ容量を使わない場合は、格安SIMが向いている可能性が高いでしょう。
契約期間の縛りがない
契約期間の縛りがないのも、格安SIMのメリットです。
大手携帯キャリアでは、契約内容によっては縛りが存在します。例えば「月々の料金を安くする代わりに契約期間は2年」というような縛りです。
縛りがあるのに期間途中で解約してしまうと違約金を請求されることがあり、解約するタイミングには注意が必要です。しかし格安SIMなら契約期間に縛りがないものも多いので、状況に応じて解約しやすいといえます。
格安SIMを使うデメリット
通信料を抑えられる格安SIMですが、デメリットもあります。メリットも大切ですが、使うなら必ずデメリットも確認しておきましょう。
格安SIMを使う特に大きなデメリットは、以下の3つです。
・ショップでの対応をしていない
・LINEの機能に制限がある
・キャリアメールが使えない
ただし人によってはデメリットだと感じない項目もあるでしょう。自分にとってデメリットかを知るために、それぞれの内容について確認してみましょう。
ショップでの対応をしていない
格安SIMを提供するMVMOでは、費用を抑えるためにショップでの対応を行っていないのもデメリットです。
もちろん普段ならショップ対応がなくても問題ないでしょう。困るのはスマートフォンにトラブルが生じてしまったときです。
ショップ対応がなくオンラインのみでの対応だと、不便だと感じる可能性があります。直接ショップでサポートを受けたいのなら、大手携帯キャリアが向いているといえるかもしれません。
LINEの機能に制限がある
格安SIMはLINEの機能に制限があるのもデメリットです。
LINEは利用者の安全を守るために、18歳未満の利用者について機能制限を行っています。通常、大手携帯キャリアであればLINEと連携して年齢認証ができるため、機能制限なしでの利用が可能です。
しかし格安SIMでは、その連携がなく年齢認証ができません。ID検索や電話番号検索は使えない状態となるため、不便だと感じることがあるでしょう。
キャリアメールが使えない
大手携帯キャリアとは違い、キャリアメールが使えないのも格安SIMのデメリットです。
人によっては「キャリアメールがないと不便だ」と感じるかもしれません。ただしYahoo!メールやGmailなどの無料メールをメインにしている人も多いはずです。
普段からキャリアメールを使う習慣がなければ、特に問題はないと考えられます。また格安SIMへの乗り換えを機に、キャリアメールから移行するのも方法のひとつです。
まとめ
名前の通り、スマートフォンの使用料金を抑えられるのが格安SIMです。ただし格安SIMの利用にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
格安SIMを使い始めるときはメリット・デメリット両方の把握が必要です。自分に合っているか、まずは大手携帯キャリアの料金プランと比較してみましょう。
そのうえで格安SIMを導入するか検討してみてくださいね。