秋は抜け毛の季節?!紫外線でダメージがピークになった“夏バテ髪”のケア方法を専門家に聞いてみた!

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秋は抜け毛の季節?!紫外線でダメージがピークになった“夏バテ髪”のケア方法を専門家に聞いてみた!

肌寒い秋に入り、なんとなく髪のコンディションが悪い…と感じている方も多いのでは?

それもそのはず。

4~8月は特に紫外線が強く、秋に入るころには「抜け毛の季節」と言えるほど髪のダメージが大きくなっているんだそう。

これからの季節も美しい髪をキープしたいなら、きちんといたわってあげることが大切です。

 

ということで、今回は“正しい髪のお手入れの仕方”について髪の毛のプロである大正製薬の研究員さんに伺ってきました!

 

「自然乾燥はやっぱりNG?」

「髪にボリュームをだすための栄養素は?」

 

などなど、髪に関するさまざまなエトセトラにも答えていただいたので、美しい髪を手に入れたい方は必見です♡

秋は抜け毛の季節!紫外線でダメージを受けるのは肌だけじゃない

秋は抜け毛の季節!紫外線でダメージを受けるのは肌だけじゃない

強い紫外線が降り注ぐ夏を越え、気づいたら蓄積しているヘアダメージ。

秋に入ってから髪がパサついてなんだか上手くまとまらない…という方も多いかもしれませんね。

 

紫外線というとついつい肌への影響ばかりを気にしてしまいますが、実は髪の毛へのダメージも甚大!「夏バテ髪」をそのまま放っておくと、なんと「抜け毛」の原因にもなってしまうんだそう。

 

特に近年は紫外線量が増加傾向にあるようなので、ダメージを持ち越さないようきちんといたわってあげることが大切です。

とはいえ、どのようにケアをすればよいのでしょうか?

大正製薬の研究員さんに髪のケア方法について聞いてみた!

大正製薬の研究員さんに髪のケア方法について聞いてみた!

ということで、今回は髪の毛のプロである大正製薬株式会社の研究員さんに“夏バテ髪の正体と正しいケア方法についインタビューさせていただきました!

 

日常的なヘアケアの疑問についてもとことんお付き合いただき、貴重な情報をたくさん知ることができたので、みなさまの生活の一助になれば幸いです♡

Q1.「夏バテ髪」ってなんですか?

A.夏の紫外線ダメージが蓄積してしまった髪の毛のことです。

パサつき、枝毛、切れ毛といった乾燥からくるダメージや、抜け毛が増えたりフケやかゆみの症状が表れたりすることを指します。

 

強い紫外線により表面を覆っているキューティクルがはがれやすくなり、内部のメラニン色素やケラチンなどのタンパク質が流出しやすくなると、ツヤ、滑らかさの低下・乾燥、ごわつき・ヘアカラーの褪色などが起こります。

Q2.秋になると抜け毛が増えるんですか?

A.はい。秋は一年でも最も抜け毛が多い季節と言われています。

理由は、夏に受ける紫外線によるダメージのためです。

Q3.どんなケアをすればいいですか?

A.髪と頭皮を清潔に保ち、また、正しい食生活十分な睡眠頭皮の血行促進などが髪を健やかに豊かに育てる環境を整えることにつながります。

Q4.食生活というと、具体的にどんな栄養素を摂るべきですか?

A.もちろん大切なのは「規則正しい食生活」です。

血液がドロドロしやすい、塩分がたくさん含まれている食べ物は適量を守るようにしましょう。

 

血流改善に効果的な成分の代表として「クエン酸」「アルギン酸」「EPA」「ポリフェノール」があります。

「クエン酸」は柑橘系や梅干しなどの酸味の強い食べ物に、アルギン酸は「海藻類」に、「EPA」はイワシ、サバなどの青魚、「ポリフェノール」はココアや赤ワインなどに多く含まれています。これらの成分は血行促進や新陳代謝を活発にするのに効果的です。

 

逆に、脂っぽいものばかりを摂るのは皮脂の増加にもつながる可能性があるため、髪には良くありません。

Q5.洗髪後、面倒くさくて自然乾燥させちゃうことがあるんですが、これってやっぱりまずいですよね…?

A.あまり良くありませんね。

理由としては、自然乾燥させるとキューティクルが開いた状態で乾いてしまうことでキューティクルにダメージを与えたり、乾燥の原因にもなったりするからです。

また、頭皮の温度が低下し、血行不良につながる可能性もあります。

Q6.秋は抜け毛が起こりやすいとのことですが、落ち着くタイミングはあるんですか?

A.季節の変わり目を過ぎると比較的落ち着きますが、抜け毛は毎日50~100本程度発生し、新しい髪へと生え変わっています。

1日100本程度の抜け毛は気にする必要はありません。

Q6.髪の毛の分け目を固定するとそこだけ薄くなると聞いたことがあるのですがホントですか?

A.本当です。理由としては、同じ方向にばかり髪の毛が引っ張られ、頭皮や毛根に負担がかかったり、紫外線の影響も受けやすいためです。

薄毛や頭皮を目立たせないポイントとして定期的に分け目や髪型を変えること、紫外線対策をすることなどが挙げられます。

Q7.年齢に応じてヘアケア方法は変えるべきですか?

A. 加齢に伴い、髪が細くなっているのを感じたら、絡まらないように注意してあげるとよいでしょう。

また、皮脂量も減少するため、アミノ酸系シャンプーなどの洗浄力がマイルドなものや、保湿剤が豊富なものを選択するのもおすすめです。

他にもボリュームが気になる場合はボリュームアップ訴求のもの、髪の乾燥やパサつきが気になる場合は保湿性が高く、しっとり仕上がるタイプのものを選ぶなど、髪質や肌質に合わせてシャンプー選びを工夫しましょう。

Q8. 髪にいいスタイリング剤と悪いスタイリング剤について教えてください。

A.ワックスやスプレー、ムース、ジェルなどセット重視のスタイリング剤を使用した場合は、髪や頭皮が傷まないようにその日のうちにしっかりと洗い流しましょう。

また、ケア重視のスタイリング剤は髪質に合わせて種類を選ぶことで、より目指している仕上がりに近づくでしょう。一般的には下記のような使い分けをされることが多いです。

 

オイル ダメージ毛、絡まりやすい毛

ミルクダメージ毛、乾燥毛、硬毛

クリーム → ダメージ毛、乾燥毛、硬毛、広がりやすい毛

ミスト → 柔毛、細毛、ボリュームダウンしやすい毛

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