【専門家監修】なんか老けたな…原因は肌の“たるみ”かも。年齢と共に気になる“たるみ”の撃退法をご紹介!
たるみ撃退法!
顔たるみの原因は、加齢だけではないんですね。
入念なスキンケアも大事ですが、生活習慣を見直してみましょう。
自分のたるみ原因がわかったら、ここからは有効なスキンケアやマッサージ方法などの解消法をご紹介します。
スキンケア
たるみ解消にスキンケアが大事そうなのはなんとなくわかりますが、正しいケアの方法をはご存知ですか?
肌のたるみは先ほどお伝えしたように、肌の老化や乾燥が原因となりますが、紫外線からのダメージもたるみの原因となってしまいます。
たるみ肌と戦うために必要なのがエイジングケア。
数多くのエイジングケア専用のスキンケア用品が販売されていますが、肌の弾力を作るコラーゲンの生成を助けるビタミンCが配合されているものを選びましょう。
ビタミンC配合のスキンケア用品は、シミやくすみを解消してくれる効果もあるので、”高濃度ビタミンC”や”ビタミンC誘導体”と書かれたスキンケア用品を選びましょう。
たるみの敵、乾燥は何歳になっても気になりますよね。
コラーゲンやヒアルロン酸など、肌の潤いを支えてくれる成分が配合されているものを選びましょう。
洗顔後、化粧水や保湿液をつける前に導入液で肌をブーストさせるのも重要です。肌への浸透率が変わります。
導入液をつけたら、保湿力の高い化粧水をなじませ、パックをするのもオススメです。
パックをする際に気をつけていただきたいのが、しっかり保湿液を顔に入れ込むこと。
顔の上に乗せておくだけではどんどん蒸発していってしまうので、暖かい手のひらを使って入れ込んでいきましょう。
そして最後に、クリームなど最も保湿効果の高いスキンケア用品で顔にフタをしてください。
もっちりした肌になったら成功です。
紫外線は強力な酸化作用により身体の老化を加速させます。
コラーゲンの生成も妨害してしまうため、肌のたるみ待った無し!ということなんです。
実は暑さの割に紫外線が強いと言われているのが4月〜6月。
まだ焼けなさそうだしいいや〜 と思っていると、知らぬ間に肌の老化が進んでいっているかもしれません。
まだ夏本番が来ていない今から、UVカット効果のあるファンデーションや下地を使用したり、つばの広い帽子を被ったりして紫外線対策はしっかりしていきましょう。
マッサージ
筋肉をほぐし、コリやむくみをとるマッサージ法をご紹介します。
保湿後、表情筋の筋トレの前にやるのがオススメです。
①小鼻に人差し指を当て、小指までの4本で頬の上からこめかみまで滑らせます。
②そのまま4本の指を頬の上に置いたまま上に持ち上げ、顎を引きます。
③同じく4本の指をこめかみに置き上に持ち上げ、顎と目線も上向きにします。
④頬骨からこめかみに向かってクルクルとマッサージをします。
①中指と薬指の腹を両眉頭に置き、それぞれ斜め上に滑らせます。(眉間に×を書くイメージ)
②さらに眉頭から額に向かって指を真上に滑らせる。(左右交互に4回程度)
③手のひら全体を使って、顔の中心から外側に向かって引き上げる。
表情筋ムキムキ筋トレ
次は表情筋をムキムキにする筋トレです。
①口を閉じ、舌で唇の裏側からぐるっと回すように押す。右回り10秒をじっくりやったら、左回り10秒。
②両頬を吸い込んで(ひよこみたいな口にして)ピヨピヨと唇を上下に動かす運動を4回。
③空気を頰いっぱいに含んで風船のように膨らまし、10秒を2セット。
など、とにかく口周りを動かしましょう。常に口角をあげるよう気をつけるのも効果的です。
顎の下に両手を添え、そのまま首に沿って滑り下ろします。
上を向き、両手を交差して鎖骨に置いて首の根元を抑えます。
なるべく顎を上に突き出すようにして、息を強く5秒かけて吐き出します。
ほぐしストレッチ
こわばった顔まわりをほぐしていきましょう!
パソコン仕事やスマホが手放せない方は特に、目のまわりや頭など顔の上半身からほぐしていきましょう。
①前頭の髪の生え際から、頭頂部に向かって持ち上げます。
②手首と手のひらの境目を側頭部に置き、圧をかけて揉み込みます。
③耳上のくぼみに親指を置き、ほぐします。
①ものを噛む時に必要な頬の筋肉を、両手拳で押し、ほぐします。
②両親指を両目の目頭におき、目の上のくぼみに沿って押してい来ます。
③小鼻横に両親指を置き、指圧していきます。だんだんと顔の血流が良くなっていきますよ。
美容クリニックに頼る!
最終手段としては、やはり美容皮膚科・美容外科クリニックに頼るという選択肢もあります。
最近では、手軽で自然にフェイスリフトアップできる施術も多くあり、ここからは肌への負担が少ない順にご紹介します。
HIFU(高密度焦点式超音波)
タルミの原因となる筋膜(SMAS)層・皮下組織に超音波の力を虫眼鏡で光を一点に集めるようなイメージで、熱を点状に照射します。
ピンポイントで高いエネルギーを与えることで筋膜(SMAS)層を引き締め、その後創傷治癒過程でコラーゲンの産生を促し肌にハリを出す治療です。
ヒアルロン酸注入
加齢が進むと顔面の土台である骨が減り、形が変化していきます。
骨が減った部分を補うように、やや硬めのヒアルロン酸を骨膜上に注入することで、ヒアルロン酸の柱ができ、たるんだ皮膚を持ち上げてリフトアップすることができます。
あまり知られていませんが、ヒアルロン酸は凹みやシワを改善するだけでなく、リフトアップ目的でも使用されます。
糸リフト
コグ(棘)が付いた糸を皮膚の脂肪層に挿入し、リフトアップします。
糸にコグが付いているため、リフトアップされた皮膚はある程度固定され、効果が持続します。
最近使用されている糸は溶ける製品がほとんどで、時間をかけて溶けていきます。
挿入後、糸の周りにはコラーゲンが産生されますので、糸が溶けた後でもある程度の期間、効果が持続します。
切開リフト
耳の後ろから耳前方、こめかみ(頭皮)部分の皮膚を切り取り、強力に引き上げます。
部分的に耳周りだけの切開リフトのことをミニリフトと呼ぶ医療機関もあります。
ダイレクトに皮膚を引き上げるため効果は高いですが、皮膚を切開するため、かなりの腫れ、内出血を伴います。
切開部位の傷跡は3カ月程で殆ど目立たなくなります。
根本的にリフトアップしたい方、初中級者編では物足りない方にオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
本記事を読みながら少しでもエクササイズに取り組んでいただけたでしょうか?
顔のたるみは毎日の蓄積で進んでいってしまいます。
気づいたらすぐに対処するのが最善の策です。
お風呂上がりのリラックスタイムに、今回ご紹介したスキンケアやマッサージを今日から取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、最後の砦である美容医療機関でも様々な治療法が選択可能です。
一度かカウンセリングに行ってみるのもよいかもしれませんね。
みんなに「若返ったね!」と言ってもらうために、肌のたるみと戦っていきましょう!
監修者プロフィール
東京ブランシェクリニック
ディレクター 酒井 雅彦 氏
[経歴]
日英合わせて25年以上の医療機関勤務経験を持つエキスパート~ 順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査科にて研修修了後、国家試験合格。
沼津市立病院にて生化学・血液・救急検査室に6年勤務。
2001年、英国留学(ロンドン大学Kings College)のため渡英。
イギリスでは15年に渡り、日系医療機関(プライベートGP)に勤務。
同医療機関でゼネラルマネージャーを経験し、2016年に帰国。帰国後は外資系医療機関や美容医療クリニックにて立ち上げ・運営に携わる。
2021年7月より現職。クリニックでは運営の傍ら自らも患者さんの健康と美容、そして心へと総合的にアプローチするカウンセリングを心がけ取り組んでいる。
[保有資格・所属学会]
日本抗加齢医学会認定指導士
日本抗加齢医学会
日本美容外科学会
[クリニック]