怒り、不安、寂しさ・・・「ヨガ」を行うとメンタルが安定する理由とは
・ちょっとしたことでイライラしてしまう
・心配事が頭から離れず、不安で押しつぶされそうになってしまう
・気持ちが安定せず、寂しくなったり悲しくなったりしてしまう
人生生きていると、いろいろなことがありますよね。
時には怒り、不安、悲しみなどで、心がぎゅーっと締め付けられるようなこともあるかもしれません。
そんなときにオススメしたいのが、「ヨガ」。
ヨガの効果は、身体を健康にして、美しくしてくれるだけではありません。
不安定になってしまった精神を安定させて、心を穏やかにしてくれる効果があります。
そこで今回は、意外と知られていない、「ヨガがメンタルに良い理由」をご説明していきたいと思います。
ヨガは心を鍛える修行
ヨガと言ったら、みなさんどんなイメージがありますか?
「女子力が高いイメージ」
「ダイエット効果でキレイになれそう」
「血行が良くなって肩こりに効きそう」
おそらく、そういった印象を持たれている方が多いのではないでしょうか?
たしかに、それは事実です。
ヨガをすることでダイエット効果だけでなく、お肌もキレイなると言われているので、美意識の高い女性にはぴったり。
さらに、デスクワークで肩や腰がバリバリになってしまいがちな現代人の方も、ヨガをすることで筋肉がほぐされて血流が良くなるので、健康効果を期待できるのも間違いありません。
しかし、そういった側面は、ヨガの「表層的な部分」です。
もともと、ヨガというのは健康法や美容法ではなく、古代インドで始まった「悟りを開くための修行」でした。
そして、そんなヨガにおいて最も重要視されていたのが「精神鍛錬」です。
つまり悟りを開くための方法として、「ヨガ」が生まれたのです。
ヨガの語源は「つながり」
突然ですが、ヨガの語源はご存知でしょうか??
ヨガは、サンスクリット語の「ユジュ(牛・馬と、車をつなげる軛(くびき)」が由来となっており、ヨガという言葉自体には「結ぶ/つながる/統一する」という意味があります。
つまり、ヨガというのは、体・心・魂を宇宙とつなげるための修行法として解釈することができます。
また、200年ころに編纂された、最も古いヨガの経典である「ヨガ・スートラ」によると、
ヨガは「心の動きを抑止すること」と定義されています。
ヨガによって暴れ狂う心の動きをコントロールすることで、苦しみから解放されることを目的としているのです。
そのため、冒頭でも述べた、
・ちょっとしたことでイライラしてしまう
・心配事が頭から離れず、不安で押しつぶされそうになってしまう
・気持ちが安定せず、寂しくなったり悲しくなったりしてしまう
というときこそ、ヨガの出番。
心と体、自分と宇宙をつなげ、感情によって暴れてしまう心をコントロールすることで、穏やかな心を取り戻すのがヨガの目的なのです。
ヨガの呼吸法「プラーナヤーマ」とは
そんなヨガにおいて欠かすことができない要素が「呼吸法」。
ついポーズにばかり意識が行ってしまいがちですが、ヨガの真髄というのは、この呼吸法にあります。
ヨガのときに行う呼吸法は「プラーナヤーマ」と呼ばれています。
プラーナとは、宇宙のいたるところに充満している「活力」や「エネルギー」のこと。
そしてヤーマには、「コントロールする」という意味があります。
つまり、ヨガにおいて呼吸とは、ただ息を吸うだけではなく、生命エネルギーを体の隅々にいきわたらせて、細胞を本来の状態に整えるという意味合いがあるのです。