【医師監修】トラブル肌の救世主!大人気の美容施術「IPL治療」とは?
シミやシワ、毛穴の開き、肌のたるみなどなど・・・
年齢を重ねた肌はさまざまなトラブルを抱えているものです。
「セルフケアではもう限界!」と心が折れそうな方も多いのではないでしょうか?
ワンランク上の美容法をお探しのあなた!
医療機関で受けられる「IPL治療」はもうご存じですか?
IPL治療は、光治療とも呼ばれ、特殊な光(IPL: Intense Pulsed Light)で肌トラブルの原因を解消する大人気の美容治療です。
そこで今回は美容皮膚科治療の専門医監修のもと、IPL治療の特徴や治療にかかる時間、費用などについてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
IPL治療の特徴
カメラのフラッシュのような光を当てて、あらゆる肌のトラブルを同時に解決する「IPL治療」。
機械によって治療名が違っていることもあり、光治療やフォトフェイシャル®という名称でご存知の方もいるかもしれません。
ここからはまず、IPL治療の特徴をご紹介いたします。
もしかしたら、あなたの肌トラブルを解決する鍵になるかもしれませんよ?
同時に複数の肌トラブルを解消
「シミ」や「シワ」などといった個々のお悩みではなく、複数の肌トラブルを同時に解消できる。
これがIPL治療の最大の魅力です。
年齢を重ねた肌には、シミやシワ、そばかす、肌のたるみ、毛穴の開きなど、さまざまなトラブルが起きていますよね。
IPL治療では、シミやそばかすなど、トラブルが現れている箇所ピンポイントではなく、肌全体に光を照射します。
IPL治療の光はメラニン色素や拡張した毛細血管など、トラブルの原因にのみダメージを与えます。
それと同時に、コラーゲンのもととなる細胞を活性化させてくれるのです。
コラーゲンは肌のハリを支えているものですが、加齢によって著しく減少していきます。
シワや肌のたるみ、毛穴の開きなど、コラーゲンの減少によって起きる肌トラブルは多いですよね。
IPL治療でもたらされる熱によりコラーゲンが増生すると、肌のキメが整っていきます。
コラーゲンの生成量が増えることにより、透明感とハリのある美肌に近づくことができるのです。
肌へのダメージが少ない
IPL治療は肌へのダメージが少ない美容施術です。
IPL治療に用いられる光は幅広い波長を持つマイルドなものです。
例えるならカメラのフラッシュのような光で、これがシミのもとである「メラニン色素」、ニキビ跡や赤ら顔の赤みなど、肌トラブルの原因にだけ反応します。
治療する部分の周囲にある正常な肌組織にはダメージを与えず、ターゲットにだけ働きかけるのです。
レーザー治療を経験したことがある方は「痛み」についても気になるでしょう。
IPL治療の施術に伴う痛みは、主なレーザー治療よりも軽いものです。
感じ方には個人差がありますが、麻酔などは必要とすることはなく、一般的には「輪ゴムでパチンとはじいた時のような痛み」と言われています。
皮膚を削るようなレーザー治療には「ダウンタイム」(肌の回復期間)が必要ですが、IPL治療にはほとんど必要ありません。
1~2週間ほど皮膚の入れ替わりが激しくなり、一時的にシミが濃く見えたり、乾燥しやすくなって少し荒れたような状態になることもありますが、施術直後から洗顔やメイクをしても問題ありません。
また、比較的皮膚の浅いところへ働きかけ、肌へのダメージが少ないIPL治療は皮膚の奥をターゲットとするHIFU(ハイフ)や高周波などの治療との併用を行うことも多いです。
術後にIPL治療とセットで「イオン導入」や「エレクトロポレーション」などを行ってくれる医療機関もあります。
施術時間が短い
忙しい女性のみなさんは、美容以外にもやるべきことがたくさんありますよね。
IPL治療は、施術時間が比較的短いのも魅力の1つです。
顔全体の照射時間は1回約15~30分。
もちろん、肌の状態や治療する範囲、治療を受ける施設によって差があるので、これは参考程度にしてください。
特に初回は治療内容の説明やカウンセリングなどもあるので、施術以外にも時間がかかります。
IPL治療は施術後にメイクをすることができるので、施術の後に予定を入れても大丈夫。
初めて美容医療を受けてみよう、という人や、現代の忙しい女性にもおすすめの美容法と言えるでしょう。
IPL治療のデメリット
IPL治療は肌のダメージが少なく、同時に複数の肌トラブルの原因に働きかけてくれる画期的な美容施術です。
しかし、どの美容法にも言えることですが、IPL治療にも少なからずデメリットがあることを心に留めておいてください。
IPL治療は効果に個人差があり、1回の施術ではあまり効果が感じられない場合があります。
確かな効果を得るためには、複数回継続して施術を受ける必要があるのです。
1回の施術には少なくとも1万円以上かかりますし、継続して治療に通うことも人によっては負担になるかもしれませんね。
ひとくちにシミといってもいろいろなシミがあり、IPL治療が良く効くシミもあれば、まったくと言ってよいほど効果の出ないシミもあります。
濃い肝斑がある方などは強いエネルギーで照射すると反対に濃くなってしまうこともあります。
また、IPL治療を受けない方が良い場合もあります。
例えば、極度に日焼けした方や妊娠中の方、心臓病、糖尿病、アルコール依存症の方。
日光過敏症やアトピー性皮膚炎など皮膚疾患がある場合や敏感肌の方も注意が必要です。
術前に行う診察でよく肌の状態やシミの種類などをしっかり診断してもらい、IPL治療に向いているかどうかしっかり確認しましょう。