【#BodyHairPositive】あえて剃らない?シック・ジャパンがボディヘアを通して「美の多様性」を推進
シック・ジャパン(Schick)と言えば、日本のカミソリ市場におけるNo.1企業。
シックのボディシェーバーは、だれしも一度は使ったことがあるかもしれませんね。
しかし、キレイスタイル編集部のもとにちょっとびっくりするような情報が届きました。
それは、カミソリの最大手会社であるシックが「ムダ毛は処理すべき」という世間の考え方に対して疑問を呈しているということ!
一体どういうことなんでしょう?
今回は、シック・ジャパンが美の多様性について提唱する『#BodyHairPositive』プロジェクトの詳細に迫ってみたいと思います。
シックが『ボディヘアの多様性』を推進
みなさんはシック・ジャパンのボディシェーバー、使ったことありますか?
筆者は昔から体の毛が濃く、中学生のころから大人になった今までシックのシェーバーにお世話になってきました。
一度使ったことがある方ならご存じかもしれませんが、シックのボディシェーバーってものすごく滑らかに剃れて、なのにカミソリ負けしにくくて。
今回、そんなカミソリ界の最大手企業シック・ジャパンが『#BodyHairPositive』という合言葉のもと、「ムダ毛は剃らなくてはいけないもの」という常識を見直し、「自分らしさ」や「美の多様性」を推進するプロジェクトを、国際女性デーである3月8日(月)から開始したんだそう。
これってスゴイことですよね!
だって、カミソリ会社にとっては少しでもたくさん剃ってもらって、少しでもカミソリを消費してもらったほうが儲かるんですから。
シック・ジャパンが自社の利益を度外視してまでも「美の多様性」を押し出すだなんて、一体どのような背景があるのでしょうか?
今は多様性の時代
近年は「多様性」や「ダイバーシティ」という言葉をよく聞くようになりましたよね。
これは今の時代の流れを象徴する重要なキーワードです。
たとえば、性(セクシャリティ)においても、いろんなあり方があります。
テレビでよく聞く「LGBT」というワードも、そういったセクシャリティの多様性の一例であると言えます。
また、家族のあり方だって色々。
夫婦別姓、独身、里親、別居婚、事実婚etc..
人によっていろんな家族の形がありますよね。
今の時代は、性、家族、仕事といった様々な点において「多様性を認め合おう」という時代になってきているのです。
そんな中でシック・ジャパンが目を付けたのが「美の多様性」。
今までメディアなどでは「ムダ毛は全く生えていない方が美しい」と言われてきましたが、この多様性の時代において「本当にそうなのだろうか?」という問いをシック・ジャパンは提示してくれたのです。
女性の「ムダ毛はケアするべきもの」という固定観念
さて、そんな「ムダ毛」に対して世間の女性は一体どのような考えをもっているのでしょうか?
シックが全国の女性664人を対象に実施した「ボディヘアに関する実態調査」によると、次のような調査結果が出ました。
約9割の女性が「個人の自由であるべき」だと思っている
まず「ボディヘアの有無は個人の自由であるべきだと思いますか?」という質問をしたところ、なんと88.7%の女性は「そう思う」と回答しました。
やはり多様性の時代ということもあり、みなさん本音の部分では「毛の処理をするかしないかなんて個人の自由だ」と思っているようですね。
同時に約8割の女性が「ケアすべき」という固定概念を感じている
しかしそれと同時に、気になる回答も。
「一般的に「ムダ毛はケアすべきもの」という固定概念が存在すると思いますか?」という質問に対しては、なんと83.8%の女性が「固定概念がある」と感じていることが分かりました。
その理由として最も多かったのが、
「周りの人との会話で、ケアすることが当たり前のようになっていたから」(48.1%)
続いて多かったのが
「モデルや有名人が当たり前のようにケアしている話を聞いたから/見たから」(31.7%)
という理由でした。
気づかないうちに私たちは「ムダ毛は処理すべきもの」という固定概念を刷り込まれていたのかもしれませんね。
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【調査概要】
・ 調 査 名:『あなたのセルフケアに関する実態調査』
・ 調査期間: 2021年1月21日(木)~2021年1月28日(木)
・ 調査対象:15歳から29歳の女性664名(15~19歳221名、20~24歳222名、25~29歳221名)
・ 調査方法:インターネットアンケート
・ 調査会社:株式会社ジャストシステム(ネットリサーチサービス「Fastask」にて実施)
#BodyHairPositiveとは
そんな世間に蔓延する固定概念に対して、シック・ジャパンは「本当にそうなのだろうか?」という問いを投げかけています。
そして打ち出したのが「#BodyHairPositive」という合言葉。
これは何も「毛を剃るのをやめましょう!」というプロジェクトではありません。
画一的なボディヘアの美意識にとらわれるのではなく、「どんなボディヘアも自分が気に入っていれば美しい」と、自身のボディヘアについてポジティブに捉えられるようになることを目的にしています。
なくしたい毛は剃ればいいし、
残しておきたい毛はとっておけばいい。
毛があるところも無いところも含めて自分を愛してあげて、
「美しさは他人が決めるものではなく、<私らしさが、美しさ>」と考えることができるように、との願いを込めて開始されたプロジェクトなのです。
#BodyHairPositiveの特設サイトはこちらからチェックできます♪
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