バストアップしたいなら筋トレが重要?女性向けの筋トレ方法3選
「バストが垂れてきたので何とかしたい」
「自分のバストにもっと自信を持ちたい」
女性でそのような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
9割が脂肪でできているといわれるバストは、重力によって自然と垂れてきてしまいます。ブラジャーできちんと支えるのも大切ですが、バストアップには筋トレも効果的です。
この記事では、バストアップに筋トレが重要な理由や、バストアップにおすすめの筋トレについてまとめました。筋トレするときの注意点についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
バストアップに筋トレが重要な理由
バストアップに筋トレが重要な役割を果たす理由についてご説明します。バストは大半が脂肪なので筋肉を鍛えるというイメージがわきにくいかもしれませんが、バストアップしたいのであれば筋トレは有効です。
バストアップの要となる大胸筋とクーパー靭帯
バストを支えているのは、大胸筋とクーパー靭帯です。
大胸筋はバストの土台となる筋肉で、バストの中央上のあたりにあります。大胸筋の中でも、大胸筋の上部がバストを上げ、大胸筋の内側がバストを寄せる役割があるので、ここを鍛えることでバストをしっかりと支えることができます。
クーパー靭帯は筋肉ではなく結合組織で、コラーゲンで構成されています。乳頭や大胸筋をつなぐ役割があり、大胸筋と同じようにバストの上部に位置しています。クーパー靭帯はバストの位置を保つのに重要な役割を担っていますが、伸びたり切れたりするとバストが垂れる原因になります。バストが揺れすぎるとクーパー靭帯を損傷する原因になるので、日頃からブラジャーでしっかりとバストを支えることが大切です。
伸びたり切れたりしたクーパー靭帯はもとに戻すことができないので、エステなどでは機械で強化することもありセルフケアがしにくいといわれています。その点、大胸筋は自分でも鍛えることができるので、バストアップには筋トレが効果的なのです。
筋トレしないとどうなる?
筋肉は鍛えないと年齢とともに衰えていきます。大胸筋が衰えると、当然バストのハリもなくなってしまうでしょう。また通常は大胸筋とクーパー靭帯でバストを支えていますが、大胸筋が衰えてしまうとクーパー靭帯だけでバストを支えることになり、クーパー靭帯が損傷する原因にもなります。結果的にバストが垂れる原因となってしまうのです。
バストアップだけじゃない!筋トレのメリット
大胸筋を鍛えると、バストアップ以外の効果も期待できます。
まず、筋トレするとバストを大きく見せられるようになります。バスト自体が大きくなるわけではありませんが、バストの位置が上がり、乳房の下にある大胸筋が大きくなることで、バストを大きく見せることができるでしょう。
バストアップのために大胸筋を鍛えると、姿勢もよくなります。きれいな姿勢を保つには背筋と腹筋で支えるのが重要といわれますが、胸筋もあわせてバランスよく鍛えることで、胸を前に出した美しい姿勢を保てるようになります。
また、筋肉量が増えると基礎代謝がよくなるとされています。代謝がよくなると太りにくく痩せやすい体になるため、バストアップのために筋トレをするとバランスのとれた女性らしいボディラインを実現できるでしょう。
バストアップに効果的な筋トレ3つ
バストアップを叶える効果的な筋トレを3つご紹介します。どれも自宅やオフィスで手軽にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
バストアップ筋トレの定番!合掌ポーズ
バストアップの筋トレの中でも有名なポーズです。
1.背筋を伸ばし、胸の前で両手を合わせて合掌します。
2.肘を手首の高さまで上げ、両手を押し合うように力を込めます。
3.そのまま顔の前に移動して5秒キープします。
4.次におへそのあたりに移動して5秒キープ。これを1日3セットおこないます。
2.の両手を押し合ったポーズのまま、30~60秒キープするだけでも効果的です。
どこでも手軽にできる!ウォールプッシュアップ
壁があればどこでもできる筋トレで、初心者にもおすすめです。バストアップだけでなく二の腕を引き締める効果もあるといわれています。
1.壁に向かって、腕の長さより少し遠い位置に立って、足を肩幅に開きます。
2.肩の高さで壁に手をつきます。両手の間は足と同様に肩幅の広さです。
3.息を吸いながら肘をまげ、上体を倒して1秒キープします。
4.息を吐きながら肘を伸ばし、体をもとの位置に戻します。
10~15回をワンセットとしておこなうとよいでしょう。
肩甲骨がポイント!腕立て伏せ
大胸筋を鍛えるには、肩甲骨を引き寄せる動きが重要です。肩甲骨を意識した腕立て伏せをやってみましょう。
1.うつぶせの状態で両手をつきます。両手の幅は肩幅と同じくらいです。
2.親指と人差し指でひし形をつくり、背筋を伸ばしてつま先を立てます。
3.肩甲骨を寄せるのを意識しながら腕をまげ、体を地面におろしていきます。このとき、背筋はまっすぐ一直線になっているのを意識しましょう。
4.ゆっくり最初の姿勢に戻ります。これを15回、1日2~3セットおこなうのが理想です。
つま先を立ててやるのがつらい場合は、膝をつけた状態でやっても効果があります。
バストアップの筋トレで気をつけること
バストアップの筋トレをするときに、筋肉以外に気をつけるべきポイントをまとめました。
バランスのとれた食生活を心がける
筋トレだけしていても筋肉はつきません。特に筋肉を構成するタンパク質はとるようにしましょう。ビタミンEや葉酸、大豆イソフラボンなど、バストアップをサポートするといわれている栄養をバランスよくとることをおすすめします。
スポーツブラを着用する
自宅やオフィスで手軽にできる筋トレですが、激しい運動をするときにはスポーツブラを着用するようにしましょう。日常生活で着用するブラジャーは激しい動きや上下運動を支えるためにはできていないので、そのまま運動するとクーパー靭帯を傷つけてかえってバストが垂れる原因になることがあります。
頑張りすぎない
バストアップしたいという思いから筋トレに打ち込むのはいいですが、やりすぎは禁物です。毎日続けようと思うとストレスに感じてしまい、結局継続できなかったり睡眠不足になったりするとかえって悪影響になるかもしれません。
また、筋トレは毎日やったほうが効果が出ると思われがちですが、実は休みながらやるほうが効果的といわれています。筋トレによって筋肉も傷つくため、きちんと休ませてあげることが大切です。大胸筋が回復するまでには48〜72時間必要といわれているので、2〜3日に1回筋トレするといいでしょう。
まとめ
バストアップに筋トレが効果的な理由と、筋トレの方法や注意点についてまとめました。筋トレしないとバストはどんどん垂れていってしまうので、筋トレによってバストアップすることはきれいなスタイルを保つためにも重要です。バランスのよい食事を心がけ、適切な筋トレで美しくバストアップしていきましょう。