可能性が広がる!30代の今こそキャリアアップ

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可能性が広がる!30代の今こそキャリアアップ

仕事はどのように生きていくのかを考える上で、重要な軸の1つです。

最近は「老後資金は2000万円必要」などと言われ、元気なうちは働き続けようと考えている人が多いと思います。働き手としての生活は、これまで働いてきた期間よりも長く続いていくのです。

長い目で見ると、気力も体力もある30代の今こそ、働き方を見直す時なのではないでしょうか。将来のためにキャリアアップしたいなら、今が動き出す時です。

今回は30代からのキャリアアップについて、成功の秘訣や可能性を考えてみました。

キャリアアップとスキルアップの違い

キャリアアップという言葉は、意味が曖昧なまま使われている場面が多い言葉です。

キャリアアップと意味が似ている言葉に「スキルアップ」という言葉があります。

今、キャリアアップをしたいと考えている人の中には、キャリアアップとスキルアップの意味が混ざってしまっている人もいるのではないでしょうか。

キャリアアップを志すのであれば、意味をしっかりと理解しておきましょう。

キャリアアップとは

「キャリア」は仕事の経歴や経験を意味する言葉ですが、キャリアアップは単に経歴や経験を積み重ねることではありません。

キャリアアップとは、ある職種や職業で専門的な力を身につけ、経歴を高めていくことです。

今の職場で努力を重ねてより高い能力を身につけ、任される業務内容の幅が広がったり、会社の中での地位が高まったりすることを言います。

また、転職して今よりも規模の大きい企業に入ったり、収入が増えたりすることも、キャリアアップと言われます。

どちらにしても、周囲からあなたの仕事に対する評価、いわゆる「市場価値」が高まり、今よりも良い待遇を受けられる状態になることが、キャリアアップの到達点になるのではないでしょうか。

スキルアップとは

スキルアップはキャリアアップと同じような場面で使われる言葉ですが、意味は少し違います。

スキルとは、学習や経験を重ねることで身につく能力を意味する言葉です。

一言に「スキル」と言っても、種類はさまざま。職業や職種はもちろん、会社の規模などによっても、必要なスキルは異なります。

分かりやすいスキルは、資格や免許などです。たとえば、事務職の人が簿記検定やパソコン系の資格を取得すれば、スキルアップになります。

キャリアアップとスキルアップの関係

キャリアアップとスキルアップは微妙にニュアンスの異なる言葉ですが、とても関係の深い言葉でもあります。

なぜなら、スキルアップなしにキャリアアップすることは出来ないからです。

たとえば、営業職の人がキャリアアップするには、結果を出さなければなりません。あなたの働きが会社での地位や待遇を上げる価値があるということを、明確に示す必要があるのです。

経験や努力を積み重ね、ビジネススキルをアップさせることが出来れば、新規顧客の獲得や売り上げアップなど、スキルアップの成果が目に見える形で表れるようになると思います。

 

スキルアップの成果が会社に評価されれば、今より責任のある立場を任されるようになったり、収入が上がったりして、キャリアアップにつながるはずです。

逆に今よりスキルアップすることができなければ、こなせる仕事の幅やレベルは上がらず、周囲からの評価や待遇が上がることもないと思います。

もちろん、スキルアップした人すべてがキャリアアップできるわけではありません。

「スキルアップとは」の説明にある例で言うと、簿記やパソコン系の資格を取得したからと言って、キャリアアップできるとは限らないのです。

しかし、キャリアアップする手段の1つとして、スキルアップは避けることができないステップだと思います。

キャリアアップを成功させるには

キャリアアップを成功させるには

近い将来キャリアアップしたいと考えている人は、成功のために必要なことを知っておきましょう。

キャリアアップの方向性を明確に

まずは自分がどのような形でキャリアアップしたいのかを考えてください。

すでにお気づきの通り、キャリアアップは今の職場で地位を高めていくことだけではありません。

社外や別の職業・職種にも目を向け、より高収入・好待遇の地位を目指すことも、キャリアアップになります。

職種によっては、フリーランスになった方が仕事の幅が広がったり、収入がアップしたりすることもありますから、独立や起業もキャリアアップの1つと言えるのではないでしょうか。

今の職場でキャリアアップしたい場合と、転職や独立によってキャリアアップしたい場合とでは、準備すべきことが違います。

まずは自分が目指すキャリアアップの方向性を明確にしておきましょう。

キャリアアップするために必要なことを分析する

キャリアアップの目標がはっきりしたら、今の自分に足りないスキルや起こすべき行動は何かを分析してみましょう。

営業成績を伸ばして会社からの評価を上げたいなら、成績アップのために必要なことは何かを考え、行動に移してください。

キャリアアップしたいと考えている人は、少なからず現状の待遇や地位に不満を抱いている人だと思いますが、ほとんどの場合、今の収入やポジションはあなたの能力にふさわしいものなのです。

もし、今の職場であなたの実力が正統に評価されていないと感じるなら、きちんと評価される環境に身を置かなければキャリアアップは望めません。

キャリアアップに向けた計画を立てる

キャリアアップの方向性が決まり、やるべきことが分析できたら、目標達成に向けた計画を立ててみましょう。

最終的な目標だけでなく、近いうちに達成すべき目標や継続して続けるべきことなど、短期~中長期的な目標を考えてみてください。

特に女性は結婚や出産などのライフイベントによって、キャリアアップが難しい時期や、逆にキャリアダウンせざるを得ないこともあります。

すでに控えているライフイベントがあれば、それまでに何をすべきか、その後にどう行動すべきかを考えておきましょう。

知っておきたい助成制度

キャリアアップしたいと考えている人にぜひ知っておいていただきたいのが、キャリアアップに関する助成制度の存在です。

現在、非正規で働いている人にとっては、今の勤め先がキャリアアップしやすい環境なのかどうかを見分けるポイントになります。

国は従業員のキャリアアップを促進する企業を対象に「キャリアアップ助成金」を設けています。

助成金の受給には、非正規従業員の正社員化や待遇の改善、スキルアップに向けた取り組みなどが評価されることになります。

現在、お勤めの企業がこのような助成制度に関心の高い会社であれば、そうでない会社に比べてキャリアアップのチャンスに恵まれやすいはずです。

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