幅広く楽しめるシャンパンをご紹介。プレゼントや自分へのご褒美におすすめ
シャンパンを選ぶときに見るべきポイントを4つご紹介
シャンパーニュ地方の4,800もの生産者がシャンパンを作っているので、それぞれの生産者で味や色がさまざまです。ここではシャンパンの選び方を紹介していきます。
色
シャンパンの色は、白とピンクの2種類あります。
ピンク色のシャンパンは「ロゼ」と呼ばれています。「ロゼ」のきれいなピンク色は3つの方法で色付けされています。
1つ目は絞った果汁にブドウの皮をひたして色をつける方法です。シャンパーニュ地方のロゼは大半がこの方法で色付けされています。
2つ目は、皮がついたまま果汁を絞る方法です。
3つ目の方法は、白ワインに赤ワインを少量混ぜる方法です。フランスの法律ではこの方法は禁止されていますが、シャンパーニュ地方だけ例外的に認められています。
味
シャンパンの味は6つに分類されています。
エクストラ・ブリュットと呼ばれる極々辛口から始まり、極辛口のブリュット、辛口のエクストラ・セック、中辛口のセック、中甘口のドゥミ・セック、甘口のドゥがあります。
味の好みがわからないときはハーフボトルや飲み比べを買って試すのがおすすめです。
グレード
シャンパンのグレードは3つに分けられます。プレスティージュ、ヴィンテージ、ノンヴィンテージです。
プレステージュは、最高級ランクのシャンパンです。最上級のブドウのみをつかって作られて、5年以上の熟成期間を経て流通します。各ブランドのプレステージュは最高級であるため、価格は1本1万円以上します。
ヴィンテージは、ブドウの出来がいい年など単一の年に収穫されたブドウのみを使って作られます。その年に収穫されたブドウの質が直接シャンパンの味につながっています。
ノンヴィンテージは、もっとも一般的なシャンパンです。収穫年が複数年にわたるブドウをブレンドして作ります。毎年ブドウの出来が異なるので、さまざまな年に収穫されたブドウを混ぜて安定した味のシャンパンを作れます。各生産者がつくるスタンダードなシャンパンともいえます。価格も手頃なので、初心者の方から気軽に購入できます。
買ってきてから2~3日寝かせて飲んだ方が良いの?
ワインの中には熟成させてから飲むのといいワインもありますよね。自宅にワインセラーを持っているワイン好きの人もいらっしゃいます。
シャンパンもワインの一種なので寝かせたほうがいいのでしょうか。
シャンパンは基本的には熟成させる必要はありません。なぜならシャンパンは出荷される時点で瓶内で2次発酵されているからです。シャンパーニュ地方の生産者のもとで熟成に最適な環境で熟成されています。グレードによっては5年以上も熟成されています。
自宅にセラーなどワインを熟成できる適切な環境が整っているのであれば長期保存してもよいでしょう。ただし、長期保存して品質が損なわれないように注意は必要です。
お祝いや自分へのごほうびなどシーン別でおすすめのシャンパン
丁寧に作られているシャンパンですが、メゾンが作るシャンパンや栽培醸造家が作るシャンパンなど数が多くあります。シャンパーニュ地方には約4,800もの生産者がいるので当然ですね。ここではシーン別でおすすめするシャンパンをご紹介します。
お祝い、プレゼント
シャンパンはパーティーやお祝い事で華やかさをプラスしてくれます。一度しかないパーティーやお祝いを思い出の時間にしてくれるシャンパンを2つ紹介します。
1つ目は、「ドン・ペリニヨン ヴィンテージ」です。言わずと知れたシャンパンですよね。最高級のブドウが出来た年のみ作られるヴィンテージで、熟成期間は8年と長いのが特徴です。辛口で料理にもよく合います。「ドン・ペリニヨン」はブドウのできが良くない年は作れられないので希少価値が高く、価格も高額です。
2つ目は、「クリュッグ」です。1843年にヨーゼフ・クリュッグが創業して以来6世代にわたって伝統の製造法でシャンパンを作っています。安定して最高級のシャンパンを作り出すので世界中にファンがいます。チーズやはちみつのような芳醇で濃厚な香りや味が特徴です。1本2万円前後と高額ですが、最高品質の香りと味を味わえます。
おうちで楽しむ
おうちでのおしゃれなディナーや自分へのご褒美におすすめのシャンパンを3つ紹介します。
1つ目は、「モエ・エ・シャントン モエ アンペリアル」です。おそらく目にする機会が一番多いシャンパンではないでしょうか。年間3,000万本以上の生産量があるとも言われて、世界中で楽しまれているシャンパンです。フレッシュでフルーティーな味が特徴で、料理にもフルーツにもデザートにも合う万能なシャンパンです。価格も安く気軽に楽しめます。
2つ目は、「ヴーヴ・クリコ ホワイトラベル」です。このシャンパンも日本では有名です。シャンパーニュ地方の偉大だ女性の実業家であるマダム・クリコが作ったシャンパンです。甘口のホワイトラベルは、熟した果実の味わいを楽しめます。甘さが強くないのでスイーツやデザートに合います。
3つ目は、「ヴーヴ・クリコ イエローラベル」です。辛口のイエローラベルはすっきりとした味わいが特徴です。辛口の味わいの中もほのかな甘みも感じられます。
まとめ
シャンパンは、フランスのワイン法で定めれた条件を満たすシャンパーニュ地方で作られれているスパークリングワインの一種です。シャンパンというと、敷居が高いイメージを持つ人も多くいらっしゃいます。しかし、お祝い事やパーティーのときに楽しめる高級品だけではなく、自分へのご褒美や自宅で楽しむための手頃な価格帯の商品まで幅広くあります。
ぜひハーフボトルや飲み比べで自分の好みの味のシャンパンを見つけてください。