ジェルネイルは危険?硬化中の熱さを軽減させる方法とは
ネイルが可愛く仕上がると、気分って断然アガりますよね。
メイクで個性を出すのには限界がありますが、
小さな爪の上は完全に自分の世界。
色も、形も、質感も、
自分の「だいすき!」を詰め込むことができます。
落ち込んでいるときも、
指先が華やかだと不思議と元気が湧いてきますよね。
そんなネイルの幅を広げてくれる魔法のアイテムが
「ジェルネイル」。
マニキュアに並び、今やネイルの定番となっています。
でも、
「ジェルネイルは熱いからイヤ!」
「痛いし爪や手に悪そうで不安」
そうお悩みの方も多いのでは?
ジェルネイルはたしかに便利だけど、安全性は大丈夫なんでしょうか?
本日はそんなジェルネイルの気になる疑問に迫っていきたいと思います。
ジェルネイルとは?
今やネイルの主流となった「ジェルネイル」ですが、
そもそもどんなものかご存知ですか?
「普段マニキュアばかりでジェルネイルはやったことない」
という方のために、
まずはジェルネイルがどんなものなのか
おさらいしてみたいと思います。
ジェルネイルとは、
樹脂でできたジェルを爪に塗り、専用のライトを当てるというもの。
樹脂の中に、光を当てると硬化する成分が入っているため、
専用のネイルライトを当てると10秒~2分という短時間で固まります。
マニキュアの場合は塗ってからしばらく待たないといけないので、
それと比べると大分ラクです。
強度が高い「ハードジェル」と、
比較的柔らかめの「ソフトジェル」がありますが、
自宅でできるセルフジェルネイルは「ソフトジェル」がほとんどです。
ジェルネイルは、光にあてればあっという間に固まるうえ、
一度硬化させればしっかりと固定されるので、長持ちします。
ジェルネイルのメリットとは?
そんなジェルネイルには、マニキュアと比べて
さまざまなメリットがあります。
ジェルネイルのメリット(1)持続する期間が長い
マニキュアの場合は、塗りたてのきれいな状態は長く続きません。
2~3日もすれば、剥げてきてしまいますよね。
一方、ジェルネイルなら、一度固めてしまえば3~4週間ほどもちます。
こまめに直さなくてもいいのはとても助かりますよね。
ジェルネイルのメリット(2)厚みやツヤが出る
マニキュアは、「平面的」なのが特徴。
また、トップコートを乗せないとツヤが出ません。
ジェルネイルの場合は、
「ぷっくりとした厚み」そして「濡れたようなツヤ」を出すことができます。
ジェルネイルのメリット(3)デザインに凝ることができる
マニキュアの場合、空気に触れると硬化が始まります。
そのため、まさに時間との勝負。素早くデザインを完成させる必要があります。
一方、ジェルネイルなら、
ネイルライトを照射しない限り硬化が始まらないので、
デザインをゆっくり作り上げることができます。
ジェルネイルのメリット(4)光を当てるとあっという間に固まる
最も大きなメリットはこれです。
マニキュアは空気によって硬化させるので、完全に乾くまで待たなければいけません。
しばらくの間手を使えないのはとても不便。家事もできないし、スマホも使えません。
しかし、ジェルネイルならネイルライトに当てると10秒~2分という短時間で硬化します。
時間を大幅に節約できるのが、一番のメリットです。
そんなジェルネイルのデメリットは「熱い」!
良いことづくしのジェルネイルですが、
もちろんデメリットもあります。
それは、「熱い」ということ。
ジェルネイルはネイルライトによって固めるのですが、
その際、爪が熱いと感じてしまう方もいます。
この熱さには個人差があり、
ほとんど何も感じない人と、熱いと感じる人に分かれます。
熱いと感じる方のなかには、
それが理由でジェルネイルを断念してしまう方もいるんだそう。
ジェルネイルが熱い原因は「硬化熱」
では、ジェルネイルをネイルライトに当てると
なぜ熱いと感じてしまうのでしょうか?
それは「硬化熱」と呼ばれるものが原因です。
ジェルネイルに使われるジェルの中には、
「光を吸収し、ネイルを硬化させる」成分が含まれています。
ネイルライトに当てた際、この成分が光をたくさん吸収することで、熱を発生させます。
これが「硬化熱」と呼ばれるものです。
つまり、光そのものが熱いわけではなく、光とジェルネイルに含まれる成分が化学反応を起こすことで、
熱が生じていたのです。
熱いと感じやすい人、感じにくい人の差は?
しかし、前述の通り、
「硬化熱」は、あまり感じない人と強く感じやすい人がいます。
この差は、どこからくるのでしょう。
それは「爪の厚さ」がポイントです。
人によって、爪が薄い人もいれば、厚い人もいます。
爪が薄い人は、その分皮膚が近いので、
当然熱いと感じやすくなります。
一方、爪が厚い人は硬化熱を感じにくくなります。
ジェルネイルはお肌や爪に悪い?
もともと爪が薄い人は諦めるべき?
「ジェルネイルに興味があるけど、爪が薄いから熱く感じてしまう…」
そんな方も多いかもしれませんね。
では、そういった人はジェルネイルを諦めるべきなのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
少しの工夫で、硬化中の熱さは軽減させることができます。
では、どうすれば「熱い!」と感じることなく
硬化させることができるのでしょうか?
ここから、そのポイントをご紹介したいと思います。
熱さを軽減する方法(1)UVライトを使う
ジェルネイルを固めるネイルライトには、大きく分けて2種類あります。
「UV(紫外線)」を使ったネイルライトと、
「LED」を使ったネイルライトです。
そして、UVライトとLEDライトでは、ネイルの「硬化」に
かかる時間が異なります。
UVライトの場合、約2~3分、
LEDライトの場合、約10~30秒ほどかかります。
UVライトは、「ゆっくり熱を出して固めていく」ので、
LEDライトよりも熱さは感じにくいのが特徴。
LEDライトは、10~30秒で一気に硬化します。
温度も一気に上がるので、熱いと感じやすくなります。
熱さに弱い方は、UVライトを選ぶようにしましょう。
ただし、ここでひとつ注意。
UVライトは「熱さを感じにくい」というメリットはありますが、
皮膚のことを考えると、デメリットもあります。
UVとはつまり、「紫外線」のこと。
紫外線がお肌の大敵、ということは皆さんご存知だと思います。
紫外線は、お肌のコラーゲンを破壊してしわやたるみを引き起こしたり、
シミやくすみの原因になったりします。
一回の硬化にかかる時間は2~3分なので、もちろん過度に心配する必要はありません。
しかし、長期間にわたって何度も使用することでお肌への負担が蓄積してしまうのもたしか。
お肌への優しさという点で考えると、まだLEDライトのほうがベターです。
熱さを特に感じないという方には、LEDライトがおすすめです。
熱さを軽減する方法(2)ネイルを薄く塗る
もうひとつ気を付ける点は、「塗るネイルの厚さ」。
ネイルを厚く塗れば塗るほど、
光を吸収する成分が多く爪の上に乗っているということになります。
そうなれば、ネイルライトを当てた時に「熱い!」
と感じてしまうのは自明の理ですよね。
熱さに弱いという方は、必ず薄めに塗るようにしましょう。
熱さを軽減する方法(3)皮膚につかないように気を付ける
最も気をつけて頂きたいのは、
「皮膚にネイルがつかないように気を付ける」ということ。
皮膚は爪よりも熱さを感じやすいため、
皮膚にネイルがついたまま硬化してしまうと、強く痛みを感じてしまうことがあります。
一歩間違えると、ヤケドの可能性も。
「熱い」どころの問題ではなくなってしまいますので、
ネイルがはみ出して皮膚についてしまうのだけはくれぐれもお気をつけください。
まとめ
今回は、ジェルネイルの「熱さ」についてご説明しました。
ジェルネイルはとても便利な分、
「熱さ」という苦痛を伴ってしまうことも。
それが原因でジェルネイルを敬遠していた方も
多いかもしれませんね。
しかし、少しの工夫で、暑さを軽減させることは可能。
ジェルネイルを上手と上手に付き合って、
素敵なネイルを手に入れましょう。
<参考URL>
・セルフジェルネイルのやり方講座 https://gelnailkit-mania.com/info/manicure-gelnail/
・TOKYO POCKET https://www.se-nailist.com/entry/select-gelnail-lamp
・PREGEL http://pregel.jp/206-gelnail-tonya.html
・Itnail https://itnail.jp/articles/kzrUX