手の甲はシミができやすい?!その理由と対策法とは
もっとも年齢がでやすいパーツ、それは「手」です。
顔の肌がお豆腐のようにキレイだったとしても、
手が老けていたら、一気に「オバさん」な印象に。
特に気になるのが、手の「シミ」。
年齢を重ねるごとにポツポツと出現する、シミ。本当に憎いですよね。
実は、手の甲は他の部位と比べて、シミができやすい箇所です。
日ごろからしっかりケアしておかないと、
気づいた頃にはシミだらけの手になってしまうかも。
透き通るような美しい手のために、
今すぐ手のスキンケアをはじめましょう。
とはいえ、
「手の甲ってどうやってケアすればいいの?」という方も多いかもしれませんね。
本日は、手の甲にシミができやすい理由と、
白く美しい手を保つための方法をご紹介したいと思います。
手の甲は年齢が出やすい?
「顔のスキンケアはしてるけど、手のスキンケアはしていない…」
そんな方、多いんじゃないでしょうか?
手は、顔と同じくらい年齢が出やすい部位。
ファンデーションで隠すこともできないので、日ごろのスキンケアがとても重要です。
P&Gによって行われた「主婦の手肌年齢に関する実態調査」によると、
「相手の年齢を推測するために見てしまう部位」という質問に対し、
「顔」を判断材料にするという人が89.6%、ついで「手・指」が69.8%という結果に。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20110530-a006/)
つまり、約7割もの人が、相手の年齢と判断する際に、「手と指」を見ているのです。
顔はバッチリメイクしているからといて、油断はできません。
しかも手の甲はシミができやすい?!
それに加えて、残念なことに手の甲はシミができやすい部位。
日ごろからケアしておかないと、
簡単にシミが増えてしまうので、気を付けなければなりません。
では、どうして手の甲はシミができやすいのでしょうか。
まずはその理由からご説明したいと思います。
手の甲にシミができやすい理由(1)日焼け止めが取れやすい
まず第一の理由に「日焼け止めが取れやすい」ということが挙げられます。
お手洗いの後、食事の前、水仕事など、
他の部位と比べても手は洗うことがとても多いパーツです。
また、つり革を握ったり、バッグを持ったりなど、
なにかに触れる機会もとても多いので、日焼け止めが取れてしまいがち。
その都度塗りなおすということも難しいので、紫外線のダメージを受けやすいのです。
手の甲にシミができやすい理由(2)布で覆われていない
日焼け止めを塗っていなかったとしても、
洋服で覆われている部位は紫外線からのダメージをあまり受けません。
背中やお腹など、
常に洋服で覆われているパーツはあまりシミができませんよね?
しかし、どんなシーズンでも手だけは常に露出しています。
手袋をつけることもありますが、
まさか年がら年じゅう手袋をしているわけにもいきませんよね。
つねにむき出しになっている手は、紫外線に対してとても無防備な状態なのです。
手の甲にシミができやすい理由(3)やけどをしやすい
シミの原因は、なにも紫外線だけではありません。
意外と侮れないのが「やけど」。
料理をする際、手はさまざまな危険にさらされています。
特に、揚げ物料理を作っているとき。手の甲に油がハネて、「熱っ!」となること、ありますよね。
皮膚が火傷をして炎症が起こると、お肌を守るためにメラノサイトという細胞が活発化し、
メラニンが大量に作られてしまいます。
また、炎症によるダメージによって
肌のターンオーバーも乱れやすくなってしまうので、より一層メラニンが沈着しやすくなります。
これにより「シミ」ができてしまうのです。
手の甲にシミができやすい理由(4)乾燥しやすい
手の甲にシミができてしまうもう一つの理由、
それは「乾燥」です。
シミのおもな原因は「紫外線」だと一般的に考えられていますが、
実は乾燥も大きく関係しています。
お肌が乾燥すると、シミを悪化させる因子が増えると言われているのです。
手は顔と比べて皮脂腺が少ないうえ、水仕事などで洗う機会がとても多いパーツ。
乾燥しやすい条件が重なっているので、必然的にシミもできやすいと言えます。
手の甲をシミから守るためには?
このように、常にさまざまな危険にさらされている「手」。
他のパーツよりもシミができやすい理由が
お分かり頂けたのではないでしょうか?
そんな無防備な手をシミから守るためには、
意識してお手入れする必要があります。
ここからは手のシミ対策に効果的な方法をご紹介したいと思います。
手の甲のシミ対策(1) 日焼け止めはハンドクリーム感覚で塗る
手のシミ対策として一にも二にも重要なのは、「日焼け止め」です。
これをなくしてシミ対策を語ることはできません。
前述の通り、手はただでさえ日焼け止めが落ちてしまいやすい部位。
日焼け止めは頻繁に塗るようにしましょう。
その際におすすめなのが
「保湿力の高い日焼け止めを使う」ということ。
しっかりと手肌を潤してくれる日焼け止めなら、
「保湿」と「紫外線対策」がまとめてできるのでおすすめです。
屋外で「かんだか手が乾燥してきたな…」というときは、
ハンドクリームではなく日焼け止めを塗りましょう。
ハンドクリーム感覚でこまめに塗りなおすことで、シミができてしまうのを防いでくれます。
手の甲のシミ対策(2) 顔と同じスキンケアをする
顔のスキンケアにはたっぷりお金をかけるのに、手は安いハンドクリーム1本だけ…
それでは手がかわいそう。
顔と同じように、
化粧水→美容液→乳液→クリーム
といったように、しっかりスキンケアしてあげましょう。
とはいっても、そんなに難しいことではありません。
顔のスキンケアをするとき、手に残った化粧水や乳液をパパっと手全体になじませるだけ。
この「ついで」のケアが将来の手の美しさを左右します。
しっかりスキンケアして潤してあげることで、シミが増えてしまうのを予防することができます。
手の甲のシミ対策(3) 美白スキンケアを使う
手のスキンケアをする際、
おすすめなのが、「美白*成分が配合されたものを使う」ということ。
メラニンの生成を防いでくれるような美白成分が入っている
化粧水や美容液、乳液などを手に使うことで、
シミができてしまうのを防ぐことができます。
一般的な美白成分には、下記のようなものがあります。
▪ビタミンC誘導体
▪コウジ酸
▪プラセンタエキス
▪フェニルエチルレゾルシノール
これらは美白ケアに効果的な有効成分です。
こういったものが入っているスキンケアを日ごろから使用して
手の甲のシミを予防しましょう。
*メラニンの生成を防ぎ、シミ・ソバカスを防ぐ
手の甲のシミ対策(4) L-システインやビタミンCのサプリを摂る
手の甲のシミを防ぐためには、
外側からのケアだけでなく、インナーケアも必要。
おすすめは「L-システイン」や「ビタミンC」が配合されたサプリ。
L-システインとは、アミノ酸の一種です。
メラノサイト(色素細胞)でメラニン色素が作られるには、
「チロシナーゼ」という酵素が必要。
L-システインは、このチロシナーゼのはたらきを抑制することで、シミを防ぎます。
ご存知のビタミンCは、メラニンが作られるさまざまな過程を邪魔することで、シミを防いでくれます。
これら二つの栄養素をサプリメントとして日ごろから摂ることで、
手の甲を含めた全身のシミ予防をすることができます。
ビタミンCには美白効果だけでなく、
▪お肌の老化を防ぐ
▪皮脂の過剰分泌を防ぐ
▪ニキビができてしまうのを防ぐ
など、様々な美容効果が期待できるので、
積極的に摂るようにしましょう。
外と内、両方からのアプローチで、シミ知らずの手肌を目指すことができます。
まとめ
本日は,
「手の甲にシミができやすい理由」と
「手の甲のシミを予防する方法」についてご説明しました。
手の甲は、顔と同じくらい、もしくはそれ以上に、
日ごろのお手入れの成果が表れるパーツです。
手の甲は誰しもがケアを怠りがちな部分。
逆を言えば、しっかりケアをすることで
周りがうらやむような美しい手を手に入れることもできるということ。
日々のハンドケアで、10年後も20年後も輝くような
美しい手肌を手に入れましょう。
<参考URL>
・トランシーノ https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/transino-2/component/
・クラシエ ハトムギ専科 http://www.kracie.co.jp/ph/yokuinin/spot/spot04.html
・マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20110530-a006/
・花王 スキンケアナビ https://www.kao.com/jp/skincare/care/bodycare-02/
・資生堂HAKU シミ予防研究所 https://www.shiseido.co.jp/haku/laboratory/