【専門家監修】口元のたるみには2つの原因があった?口元を徹底ケアして若々しい笑顔美人に
歳を重ねるごとに気になってくる「口元のたるみ」。
口元は、顔の印象を左右するとても大事な部位。
口元が引き締まっているだけで若々しく見えますし、逆にたるみが目立ち始めると老けた印象に見えてしまいます。
とはいえ、口元のたるみなんてどうやってケアすればいいのでしょうか。
スキンケアでハリを与える?
マッサージをして老廃物を流す?
それらもやるに越したことはありませんが、口元のたるみを解消する効果はあまり望めないかも・・・。
たるみを対策するためには、まずは原因を知ることが大切。
そこで今回は、ミセスジャパン世界大会2冠を獲得した経験を持ち、現在はビューティフルライフプロデューサーとして活躍する専門家監修のもと、「本当に効果的な口元のたるみ対策」をご紹介していきたいと思います。
口元のたるみは解消できない?
ふと鏡をみたときに、以前はなかったはずの「線」が口元に。
ほうれい線や口元のたるみは、加齢にともなって徐々に進行していきます。
「老化現象だから仕方がない」と言ってしまえばそれまでですが、やはりいつまでもキレイでいたいですよね。
少なくとも、ブルドッグのようなだるだるの輪郭だけは絶対にイヤ!
そんな方は、ぜひ今からでもたるみ対策を始めてみましょう。
たるみというと解消が難しいイメージがありますが、脳のイメージを使って適切なアプローチをすれば、すっきりとしたフェイスラインも夢ではありません。
そのたるみケア、間違っているかも?
とはいっても、たるみ解消のためにはあくまでも「正しいケア」をすることが必要です。
いままで頑張って色々な対策をしてきたのに効果が見られない・・・
という方は、もしかしたら間違った方法でケアしているのかも?
あなたは、次のような対策で満足していませんか?
・スキンケア時に顔をマッサージしている
・高級な化粧品を使っている
・コラーゲンを飲んでいる
これらのお手入れもとても大事なことですが、これだけではたるみの根本改善にはなっていません。
口元のたるみを予防・解消するためには、まずその原因を知ることが必要です。
では、口元がたるんでしまう原因とは一体なんなのでしょうか?
口元のたるみには2つの原因がある
たるみの原因は、大きく分けて2つ挙げられます。
それはなにかというと、「皮膚の衰え」と「筋肉の衰え」の2つです。
ほうれい線や口元のたるみを解消するためには、この両方の原因にアプローチする必要があります。
ここからは、それぞれの原因について詳しくお話ししていきたいと思います。
口元のたるみの原因(1)皮膚の衰え
口元がたるんでしまう原因のひとつは、「皮膚」にあります。
簡単にいえば「皮膚の老化」です。
皮膚の質が衰えてしまうことで、支えていることが難しくなってしまい、どんどん垂れ下がってしまうのです。
皮膚の衰えは完全に避けることはできませんが、日ごろからの心がけで最小限に抑えることは可能です。
では、皮膚が衰えてたるんでしまう原因とは一体何なのでしょうか?
さまざまな要因が考えられますが、主な要因は次の3つです。
(1)光老化
これは、紫外線によって肌が衰えてしまうこと。
紫外線には「UVA(紫外線A波)」と「UVB(紫外線B波)」があり、このうちUVAは肌の奥深くまで届くため、肌をたるませてしまう原因となります。
光老化は加齢による老化とは質的に異なり、紫外線を浴びた時間と強さに比例するとされています。
紫外線は1年中降り注いでいるため、365日ケアが必要。
(2)酸化
これは、活性酸素によってお肌が酸化(錆びる)してしまうこと。
私たちが吸った酸素のうちの数パーセントは、「活性酸素」というものに変化します。
その活性酸素がお肌を酸化させ、ダメージを与えることでたるみが生じます。
また、日常生活で生じる酸化ストレスも要因のひとつですので、毎日リラックスして自分と向き合う時間を持ちましょう。
(3)糖化
これは、口から摂取した糖が体内でたんぱく質と結合し、「AGEs(終末糖化産物)」を生み出してしまうこと。
AGEsは、真皮中のコラーゲンを分解し、肌をたるませてしまう原因となります。
主食(ごはん、パン、パスタ、ラーメン、うどん等)や甘いものが好きな人は特に注意が必要です。
糖の取りすぎすなわち糖化は「お肌のコゲ」とも呼ばれており、くすみやたるみ、しわ、しみなどの発生原因となります。
こういった要因が重なることで、肌の老化は加速し、必要以上にたるむ原因となってしまいます。
まずはこれらを対策することが、口元のたるみを解消するための第一歩です。
口元のたるみの原因(2)筋肉の衰え
口元のたるみを語るうえで欠かせない原因が「筋肉の衰え」です。
顔には、数えきれないほどたくさんの「表情筋」が存在しています。
これらが正常に働くことで、皮膚をしっかりとホールドしてたるまないようにしてくれています。
しかし、加齢や筋肉を動かさないことにより表情筋がやせ細ってしまうと、皮膚を支えることができなくなってしまい、見た目も変化してしまいます。
具体的に言うと、
・たるむ
・ほうれい線ができる
・顔が伸びる
・頬がこける
・小ジワができる
といった現象が起こってしまうのです。
つまり、「顔や頭部の筋肉が鍛えられているかどうか」が顔のたるみに大きく影響しているということです。
しかも、顔や頭部の筋肉のうち、約70%は日常生活で使われていないと言われています。
筋肉は使わなければどんどん衰えてしまうので、何もしなければ時間が経つにつれ筋肉が衰え、たるみが加速してしまうということになります。
口元のたるみということに関していうと、特に重要な筋肉は下記の通りです。
(1)口輪筋
口を囲むように輪っか状になっている筋肉。
(2)笑筋
口輪筋から、耳に向かってつながっている筋肉。
名前の通り、笑う時に主に使われます。
(3)頬筋
口輪筋から頬に向かって伸びている筋肉。
(4)頬骨筋
口輪筋から頬骨に向かって伸びている筋肉。
(5)頭筋
額から後頭部までお顔の2/3の筋肉。
以上のこういった筋肉がほうれい線や口元のたるみに深く関わっています。
これらをあまり使わず、やせ細ってしまうと、皮膚を支えることが難しくなりたるみが加速します。