近年美容・健康業界で注目され、耳にすることが多い「糖化」。
「糖化」とは、食事で摂取した余分な糖質が体内のたんぱくと結びつくことにより、老化促進物質「AGEs(終末糖化産物)」が生成される現象を指します。
体内のたんぱく質が糖化すると、肌のシワやたるみに繋がることや、動脈硬化の原因になることがわかっていますが、実は歯ぐきも「糖化」する可能性があるってご存知でしたか?
歯ぐきに「AGEs」が蓄積すると炎症を起こしやすくなり、歯周病リスクを高める要因になるのだそうです。
本日は、こうした歯ぐきと「糖化」の関係に着目し、「ライオン株式会社」が2026年5月19日(火)に開催したオンラインセミナー、“歯ぐきのエイジングケア※“についてまとめてみることに!
第1部ではライオン株式会社の政岡大裕さんによる歯ぐきと「糖化」の関係性についての解説や、毎日のオーラルケア習慣についてのご紹介、第2部では内科・皮膚科医の友利新先生と歯科医師・歯学博士の照山裕子先生の対談が行われ、終始非常にためになるセミナーでした。
歯周病でお悩みの方も、歯ぐきが下がったり老け見えしたりといった「口元美容」が気になっている方も、ぜひ最後までお付き合いください!
※年齢に応じた口腔ケア
第1部:歯ぐきと「糖化」の関係性
第1部ではライオン株式会社 オーラルケア事業部の政岡大裕さんから、「糖化」と歯ぐきの関係性について解説がありました。
冒頭でも触れましたが、「糖化」とは食事などで余分に摂り過ぎた糖分と体内のたんぱく質が、体の熱によって結びつき、悪玉物質である「AGEs」を作り出すことです。
体温の熱が関与することから、糖化反応=「体がこげる」とも言われており、肌の衰えや血管の老化のほか、様々な病気に繋がる可能性があります。
政岡さんによると、「歯ぐきの主成分であるコラーゲンもまたたんぱく質ですから、肌と同じように歯ぐきも糖化する可能性がある」のだそうです。
「AGEs」が歯ぐきに蓄積すると組織にダメージを与え炎症を起こしやすくなり、歯周病リスクが高まる可能性があります。
歯周病は初期段階では自覚症状が少ない一方で、進行すると歯ぐきの腫れや出血、口臭などにつながる場合もあるため、毎日のセルフケアが重要であるといった解説が続き、ここで、4月に新発売となった「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキ」についてのご紹介や、正しい歯みがきのポイントなど“歯ぐきのエイジングケア※習慣”についてのお話がありました。
歯周病予防のために
前章で触れた、ライオン株式会社の新商品「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキ」に、新たに配合された有効成分のGK2(グリチルリチン酸ジカリウム)が、糖化による歯ぐきの炎症を抑制し歯周病を防ぐ成分として紹介されました。
加えて、同商品には歯ぐき細胞を活性化する成分や、コラーゲン分解を抑制する成分、殺菌成分などが配合されているといった、成分にまつわるお話がありました。
また、スキンケアなどは年齢とともにケアが見直されやすい一方で、オーラルケアは見直しがされづらいという実態から、“歯ぐきのエイジングケア※習慣”を取り入れようという提案がありました。
歯みがきのときには歯と歯ぐきの境目に45度で毛先を当て、小刻みに優しく磨くことがポイントであること。加えて、歯ぐきをマッサージするように丁寧にブラッシングすることや、すすぎを1~2回程度に留めることで有効成分を口内に残しやすくするなど、日常のオーラルセルフケアのポイントについての説明が続きました。
第2部:内科・皮膚科医×歯科医の対談
第2部では内科医・皮膚科医の友利新先生(写真左)と、歯科医・歯学博士の照山裕子先生(写真右)が登壇され、歯ぐきや肌の「糖化」について深掘りしたり、歯ぐきが及ぼす見た目への影響などをテーマとした対談へ続きます。
肌に「AGEs」が蓄積されると、「黄ぐすみやたるみ、シワなど、見た目年齢に影響を与える可能性がある」という友利先生のお話に続けて、照山先生は「肌で起こる糖化は、歯ぐきでも同様に起こっている」と語ります。
健康的な歯ぐきは、「明るいピンク色」「ハリ」「血色」が重要であり、肌でいう“透明感”のように、歯ぐきの状態も見た目印象に関係しているとのことで、歯ぐきの色や引き締まり、弾力とのバランスによって、口元の印象が大きく変わることについての解説もありました。
毎日のブラッシングや、ハミガキの内容成分を意識したりといった歯ぐきケアは「口元美容」の一部でもあり、日々のセルフケアの積み重ねが健康的で若々しい印象につながることについて、改めて学ぶことができました。
歯周病と全身の疾患について
近年では「口腔内環境」と「全身の健康」との関係について、さまざまな研究が進められ、「口は全身の状態が見える唯一の臓器」とも言われているのだそうです。
歯周病は口腔内だけでなく、糖尿病や動脈硬化、誤嚥性肺炎など全身の健康とも関係していることについても解説いただき、ここでも日常ケアの重要性についての説明がありました。
また、一部の歯周病予防成分には、歯ぐきの糖化環境を整える可能性があることや、「AGEs」と炎症反応に関する研究知見についての紹介もあり、歯みがきは単なる虫歯・歯周病予防だけではなく、“歯ぐきのエイジングケア※”として毎日継続することが重要であるという説明で締めくくられました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は、「ライオン株式会社」が開催したオンラインセミナー、“歯ぐきのエイジングケア※“についてまとめてお送りしました。
これまでは、「糖化=老化」程度のざっくりとした知識で過ごしていたのですが、
①歯ぐきも肌と同様に「糖化」する
②「糖化」した歯ぐきは歯周病のリスクが高まる可能性がある
③歯周病は糖尿病や動脈硬化とも関係が深い
④歯ぐきが不健康だと老け見えにも繋がる
といった、「糖化」による健康面や外見への影響について学び、改めて「正しいブラッシング」や「歯ぐきケアの大切さ」に触れる機会となりました。
下がってきた歯ぐきを自力で元に戻したり、進行してしまった歯周病を完全に治すのは非常に困難なことですから、 “日々のエイジングケア”で未然に防ぐことが重要です。
今回教えていただいた正しいブラッシングや、すすぎを1~2回程度に留め有効成分を口内に残しやすくするなど、毎日できるケアからコツコツ始めていきたいと思います!
執筆者プロフィール
■つきまる■
男性誌のライターを経験したのち、個人的趣味のコスメ愛が高じてキレイスタイルのライターに。
アラフォーらしい肌悩みなども隠さずさらけ出していくスタイルで、親近感と信頼度の高いライターを目指します!