【専門家監修】肌や体の調子が悪いのは慢性炎症が原因?予防法やスキンケアなどをご紹介
「慢性炎症」という言葉を知っていますか?
「肌の調子が常に悪い」
「なんだか体の調子が悪い」
「寝ても疲れが取れない」
これは慢性炎症が原因かもしれません。この記事では、慢性炎症という言葉の意味、慢性炎症を防ぐ生活やスキンケアなどについてご紹介します。
慢性炎症って何?
「慢性炎症」という言葉を初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか?慢性炎症は一時的に現れるはずの炎症が治らず、長く続いた状態を指します。簡単に「炎症」と「慢性炎症」についてご紹介します。
炎症とは?
まず、私たちは普段ウイルスや異物からどのように体を守っているかご存じですか?体の中には、白血球など、体をウイルスから守ってくれる免疫細胞と呼ばれるものが存在します。
炎症は、体の中にウイルスや異物などが入り込んだときに、このウイルスや異物を体から取り除こうとして起きる反応のことです。
例えば、転んだときにけがをした場所が赤くなったり熱を持ったりといった反応が起こることがあります。これを「炎症」といい、けがが治るまでの一時的な反応です。実際、子供の頃にけがをした場所は、今も熱を持ったり赤くなったりはしていません。
慢性炎症は炎症が長く続く状態
慢性炎症は、一時的に起きるはずの炎症が収まらずに、長く炎症が続いている状態のことを指します。慢性炎症は、現在も不明な点が多い症状です。
しかし、慢性炎症によって認知症やがん、糖尿病といった深刻な疾患が生じているといわれています。
さらに、なんらかの理由によって目には見えないレベルの微弱な慢性炎症がずっと続くことによって、
肌の老化が促進されたり、なんだかだるい、寝ても疲れが取れないといった体の不調として現れます。