【専門家監修】肌や体の調子が悪いのは慢性炎症が原因?予防法やスキンケアなどをご紹介
慢性炎症を防ぐには?
慢性炎症ですが、生活習慣に気をつけることで予防ができるといわれています。また、病気だけでなく、肌の調子が悪く常に肌で炎症が起きている状態も生活習慣やスキンケアで対策できます。
ここからは簡単な予防法をご紹介します。
食事を見直そう
まずは、食事を見直すことです。普段から大量のアルコールを摂取している人や、不規則な食生活、栄養バランスが悪くインスタント食品で済ますことが多い人などは、特に食生活を改善することをおすすめします。バランスの悪い食生活は、体に必要な栄養素を吸収できず、肌荒れや肥満、病気などにもつながります。
食事はバランス良く、タンパク質やビタミンなどが含まれる食品を摂取しましょう。肌に炎症が起きている時はビタミンCが大量に消費されているのでビタミン・ミネラルは特に重視して摂取することをお勧めします。
毎日少しずつ!運動習慣
リモートワークの増加で、会社への通勤もなくなり歩く習慣がなくなったという人も多いのではないでしょうか?運動不足は、肥満の原因にもなります。肥満は、高血圧や糖尿病といった生活習慣病になるリスクを高めてしまう状態です。
毎日、30分歩くだけでも十分な運動習慣です。30分がしんどければ、10分程度でもかまいません。買い物中にエレベーターやエスカレーターを使わず、階段を使用するのも立派な運動です。日常生活の中で、少し動くことを意識してみてください。
ストレスをためない生活を
ストレスをためない生活は健康を保つために非常に重要です。ストレスは、目に見えないため、ついつい自分でも後回しにしてしまいがちですが、ストレスがたまると体に悪影響を及ぼします。
自分は何にストレスを感じているのかをチェックし、避けられるストレスは避けましょう。また、自分なりのストレス発散方法を見つけ、適度に発散することも大切です。
例えば、休憩中や家事の合間に、家の周りを少し歩くだけでも気分転換になります。最近では太陽の光を浴びると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が高くなりストレス解消できると言われるようになりました。太陽の光を浴びながら深呼吸をしたり散歩したりするといいでしょう。
自分に合ったスキンケアを
肌の炎症は、食生活や運動習慣だけでなく、自分にあった適切なスキンケアを行うことも重要です。肌は、紫外線や花粉など、さまざまな刺激を外部から受けやすい場所です。
紫外線から肌を守るには日焼け止めを使い、花粉に弱い人は、花粉による刺激から守ってくれる商品を使用することで、肌を守る必要があります。
肌を守るために使用している日焼け止めやメイクなどは、毎日必ず洗顔やクレンジングで落とすことも重要です。肌に日焼け止めやメイクが残ったまま寝てしまうと、毛穴がつまりニキビや黒ずみ、肌がたるむ原因になります。また、肌が炎症を起こす可能性もあります。患部がジュクジュクしたりすると黄色ブドウ球菌という悪い菌が繁殖していきますので患部のケアは重要です。
就寝前にはメイクなどを残さずやさしく落とし、適切なスキンケアを行いましょう。
まとめ
慢性炎症についてと予防法についてご紹介しました。慢性炎症は、研究が続けられているものの不明なことが多い症状です。しかし、がんや認知症、糖尿病といった怖い病気に関連していると考えられています。
予防には、食生活、運動習慣などの生活習慣を整えることが大切です。また、生活習慣を整えるだけでなく、ストレスをためない生活や、ストレスを発散することも意識しましょう。
軽い運動習慣は気分転換やストレス発散にもつながるので、運動習慣がなく、ストレス発散方法もないという人は、ぜひ軽い散歩や運動を毎日の生活に取り入れることから始めてみてはいかがでしょうか?
監修者プロフィール
アトピー専門治療院
院長 樋口 和気
[経歴]
もともと理学療法士として従事しており健康に対する興味は常に抱いていた。自身もアトピーで40年間苦しむ経験を持つ。アトピーの原因となる黄色ブドウ球菌を撃退する独自の治療法を確立し重症アトピーを専門に受け持つ。YouTubeで治療実績を公開してから全国からアトピーに限らず皮膚トラブルに悩みを抱える方が集まり結果へと導いてる。
[保有資格]
理学療法士
[治療院]
https://www.teatemainsdor.com/