年齢と共に気になる“おでこの横しわ”を撃退!今日からはじめる簡単しわケア【薬剤師監修】

ふと鏡を見たときに気になるおでこのしわ。
「20代のときは気にならなかったのに、急に目立つようになった気がする……」
といった人もいるのではないでしょうか。
そのおでこのしわ、放っておくとさらに深いしわになってしまう可能性があります。
そこで今回は、今日からでもはじめられる「おでこのしわのケア方法」について解説していきたいと思います。
自宅で簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね!
おでこの横しわが気になる

おでこの横しわは、表情の変化によってできる代表的なしわのひとつで、肌が老化してハリや弾力が低下することで深く刻まれてしまうと言われています。
おでこに横しわができる理由は、加齢に加えて「表情のクセ」「紫外線」「乾燥」など。
年齢を重ねたり紫外線のダメージを受けたりすることによって、肌の弾力やハリを保つ役割のあるコラーゲンやエラスチンが減少し、弾力が失われやすくなります。
さらに、額の筋肉(前頭筋)を頻繁に使うことで、皮膚にしわが刻まれやすくなります。
そのため、日頃から紫外線対策や保湿を行うことが、しわ対策の近道になるといえるでしょう。(※1)
おでこのしわ対策

おでこのしわ対策には、紫外線対策や保湿が大事であるとお伝えしましたが、それ以外にも重要な対策があります。
具体的には下記のような方法が挙げられるので、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1.血行促進マッサージ
額の正面にある筋肉(前頭筋)~側頭筋のマッサージです。
1.親指以外の4本の指を、眉毛の上に当てる。
2.指の腹を使い、眉毛の上から頭頂部に向かって押し上げる。
3.側頭部に手のひらを当てる。
4.クルクルとらせんを描くようにして頭頂部に向かってマッサージする。
力を入れすぎると、かえって肌を傷つけてしまう可能性があります。
マッサージを行う際は、ゆっくり優しく行うことを心がけましょう。
2.レチノール
レチノールとはビタミンAの一種で、脂溶性の抗酸化ビタミンであり、皮膚や粘膜を健康的に保つ働きがあります。
肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成をサポートすることでしわを目立たなくする働きがあると言われています。
そのため、おでこのしわが気になる人にもおすすめの成分です。(※2)
3.ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線によるダメージから肌を守ってコラーゲンの生成を助けてくれると考えられています。
果実類、野菜類に多く含まれているので、栄養バランスのいい食事を心がけることで、継続的に摂取できるでしょう。(※2)(※3)
しわ悩みには漢方薬もおすすめ

初期のしわには、日々の対策に加えて漢方薬を服用するのもおすすめです。
漢方薬はカラダのお悩みに根本からアプローチしてくれるので、今あるお悩みの解消だけでなく、カラダを本来あるべき状態に導く手助けができます。
しわ対策には、下記のような効果が期待できる漢方薬を選びましょう。
1.肌の新陳代謝を良くして紫外線によるダメージを回復する
2.水分の循環を良くして肌に潤いを与える
3.血流を良くして肌に栄養を行き渡らせる
4.ホルモンバランスの乱れを整える
---------------------------------------
<しわ対策におすすめの漢方薬>
▼当帰飲子(とうきいんし)
血行を促進して、全身に栄養を与えることで肌の乾燥に働きかけます。(※4)
▼四物湯(しもつとう)
肌に栄養と潤いを行き渡らせることで、肌の乾燥やシミなどの皮膚疾患に働きかけます。(※5)
---------------------------------------
なかなか忙しくて調べる時間や相談しに行く時間がないという人には、漢方のプロにオンラインで個別相談ができ、その人に合った漢方を見極めて、自宅まで郵送してくれるサービスもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
しわは深く刻まれれば刻まれるほど、回復が難しくなりやすいです。
そのため、一日でも早く対策を講じることが大切です。
今回ご紹介してまいりました対策法や漢方薬をうまく利用して、まずはできる範囲で少しずつでもケアをはじめていきましょう。
<参考サイト>
(※1)品川スキンクリニック「おでこのシワ改善特集!原因・予防・治療法を解説」
(※2)品川スキンクリニック「シワを改善する方法とシワに有効な3つの成分」
(※3)公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット「ビタミンCの働きと1日の摂取量」
監修者プロフィール

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。