【医師監修】人には言えない女性のおしりの悩み、どうしてる?美尻になるためのケア方法もご紹介
ツルツルふわふわ、そしてキュッとほどよく筋肉もついている、そんなおしりは女性の憧れですよね。
しかし、自分で自分のおしりを見ようとすると結構大変で…。
筆者もトライしたことがありますが、どうしても少し斜めになってしまい、真後ろからの自分のおしりは未だに見たことがありません。
ハッキリ見えないからこそ怠りがちなおしりのケア。
コロナ禍で外出する機会が極端に減ってしまったという人も多いと思いますが、温泉やプール、海水浴など、いざ誰かにおしりを見られてしまう機会があっても、「うらやましい、綺麗なおしり!」と思ってもらえるような美尻を、あなたも今のうちから目指してみませんか?
おしりの悩みをご紹介!
一概におしりの悩みといっても人それぞれです。
しかし、悩んでいてもなかなか肛門科に行く勇気もなく、皮膚科でおしりを見せるのもなぁ…といってそのまま放置してしまい、なんとかセルフケアでやれるところまでやろう、と思っている方が多いのではないでしょうか?
なかなか人には言えない、でも深刻…そんなおしりの悩みをご紹介します。
①痔(ぢ)
おしりの悩みとい聞いて、まず思い浮かぶのが「痔(ぢ)」ですよね。
「もしかして痔かも」と思っても、恥ずかしさから誰にも相談できず、なんとか市販薬で痛みを凌いでいるという方が多いのではないでしょうか?
なんと日本人の3人に1人が「ぢ」だと言われており、また自覚していない人も含めるともっと多いのではないかというほどの国民的持病なのです。
実はアラサーの筆者も痔持ちです…。
しかも中学の時からなので相当なキャリアなのですが、一度も病院にはかかったことがありません。
なんとなく恥ずかしいのと、治療をしてもらうのも怖い気持ちがあり…かれこれ15年近く「ぢ」と共に生活しています。
「ぢ」には主に3種類あります。
まず、男女ともに一番割合が多いと言われている(1)痔核(いぼ痔)、肛門が切れてしまう(2)裂肛(切れ痔)、そして大腸菌などの感染により、皮膚を細菌が貫通して外に出てきてしまうという(3)痔瘻(あな痔)の三つです。
(1)のいぼ痔は、「ぢ」の症状の約6~7割の人がこの「いぼ痔」と言われています。
原因は便秘、同じ姿勢で長くいること、妊娠出産を機になってしまう人が多いようで、筆者もその一人です。
もともと痔ではあったのですが、出産後更に痔が悪化していて驚きました。
赤ちゃんがお腹から出てくるときの感覚は、ものすごい便秘が解消されたときのすっきり感と似ているとよく言われていて、筆者もそう思ったのですが、そのくらい強くいきむということは、肛門にも負担が掛かっているということで、今まで「ぢ」ではなかったひとも出産を機になってしまうケースが多いようです。
(2)の切れ痔も、便秘が原因でなってしまう場合が多いそうです。
硬くなりすぎてしまった便を無理やり出そうといきんでしまい、その刺激で切れてしまうことが多いのですが、逆に下痢が続いてしまった場合も炎症としてきれ痔の症状が出てしまう場合があります。
きれ痔は女性に多いのが特徴です。
(3)のあな痔ですが、ご存知の方はあまりいないのではないでしょうか。
あな痔はきれ痔とは逆に男性に多いと言われていて、肛門周囲膿瘍という、肛門の中に細菌が入り込むことによって起こる感染症を経て、あな痔に進行してしまう場合が多いそうです。
自分がどのタイプなのかということはなんとなく触れてみた感じや、痛みの種類などで判断できると思われます。
後ほど、「ぢ」と分かった時のセルフケア方法や、病院に行く時の判断などをお伝えします。
②おしりのブツブツ(湿疹)
久々におしりを鏡で見てみたときに、赤いブツブツが出来ていて驚いたことはありませんか?
これは筆者も経験があり、娘に突然お風呂で「ママおしり汚い」と言われて相当なショックだったことを覚えています…。
ブツブツはいつの間にか出現しますので、こまめに鏡でおしりの状況を確認することをお勧めします。
原因は、長時間同じ姿勢でいることでおしりに圧力が掛かってしまうこと、また下着の締め付けなどによる摩擦のダメージもあり、皮膚は防衛本能によって角質を厚くしようと働き、そうすることによって肌のターンオーバーが滞り、老廃物が排出されずニキビのできやすい肌になってしまうということです。
また、ぴたっとした下着や衣服によって作られる密閉空間が蒸れを起こし、ニキビの原因菌が繁殖しやすい環境となってしまうことも原因の一つです。
③カサカサ、デロン・・・乾燥&たるんだおしり
ツルツル、プニプニの赤ちゃんのようなおしりは憧れですが、それと真逆なのが加齢とともになりがちなカサカサの乾燥おしりです。
乾燥はたるみにも繋がるので、シワも相まって余計情けないおしりになってしまいます。
乾燥おしりの原因は、まずは加齢です。
25歳以上の女性は日に日に皮脂分泌量が減っていってしまうので、今までは気にならなかった部分の乾燥が気になってしまうアラサー、アラフォー女性は多いのではないでしょうか。
更に下半身はより一層皮脂分泌が少ないと言われているので、お尻や足の裏などのカサカサに悩み始める女性が多いことでしょう。
座っているときにおしりに掛かる圧力、また衣服や下着の擦れも多く摩擦によって乾燥が進行しやすい部位です。
更に日本人女性は、着物文化の名残もあり歩き方がすり足・小股のため、おしりの筋肉を使うことなく歩いている人が多く、そのこともたるみの原因となり、情けないおしりに繋がってしまうのです。