最近よく聞く「SDGs」とは?自治体や企業、学校が取り組むSDGsと課題点
「SDGsって最近よく聞くけど、結局どういう意味?何をすればいいの?」
SDGsの認知度が高まってきた今、そのように考えたことはありませんか?SDGsは国連が定めた、世界がよくなるための共通目標です。日本でもここ数年で認知度が高まり、企業や自治体などが取り組みを始めるようになりました。
しかし認知されるようになったがために、少しずつ問題点も浮上してきています。この記事では、SDGsの概要や基本的な情報、現状について簡単にまとめました。初めて触れる方にもわかるようにまとめているので、参考にしてみてください。
SDGsとは?
はじめに、SDGsの基本的な情報をまとめました。SDGsの意味や取り組みの背景、日本では何が行われているかまでご紹介します。
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった言葉です。日本語訳すると「持続可能な開発目標」となります。持続可能な社会を開発するための、世界の共通目標といった意味になります。
17のゴールと169のターゲット
SDGsには、以下の17のゴールが設けられています。
1.貧困をなくそう
2.飢饉をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
それぞれのゴールにターゲットがいくつか設定されており、すべて合わせると169個になります。企業や自治体、団体で、いずれかのゴールを達成するための取り組みを行い、ひとつひとつの力は小さくとも世界全体で達成していく、という取り組みのことをSDGs、あるいはSDGsアクションといいます。
国連の広報ページでは、現在それぞれの目標がどれくらい達成できているか、くわしいデータを見ることもできます。
日本の取り組み
日本では外務省が舵を取り、2016年に立ち上げた「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を中心にSDGsの認知を拡大する取り組みを進めてきました。実際にSDGsに取り組んでいる企業や団体を外務省のページで紹介したり、ジャパンSDGsアワードを開催したり、SDGs未来都市の選出を行ったりしています。