シミ取りレーザーはどの種類を選ぶべき?それぞれの特徴をくわしく解説

いつの間にかできているシミ。シミ取りレーザーに興味はあるけど、種類や仕組みがわからないという方もいるのではないでしょうか。
シミ取りレーザーは、シミのメラニン色素にレーザーを当てて破壊し、シミを取り除くものです。しかし、レーザーや治療にもさまざまな種類があるため、専門医と相談しながら適した施術を受けることが大切です。
本記事では、シミ取りレーザーの種類や治療法をくわしく解説します。
そもそもシミ取りレーザーとはどんな仕組み?こんな方におすすめ

シミ取りレーザーで治療する前に、仕組みについて理解しましょう。ここでは、レーザーの仕組みとレーザー治療がおすすめの人について説明します。
シミ取りレーザーの仕組み
シミ取りレーザーとは、シミの原因であるメラニン色素にレーザーを当てて、破壊させる方法です。メラニン色素を破壊した箇所は、かさぶたになり1週間程度で剥がれ落ち、徐々にシミが薄くなります。
レーザーにも複数の種類がありますが、それらの違いは波長やパルス幅(照射時間)です。一言でシミといっても、一般的なシミである老人性色素斑や肝斑、そばかすなどさまざまです。
そのため、シミの種類に合わせて当てるレーザーを選びます。
シミ取りレーザーはこんな方におすすめ
シミ取りレーザーは以下の悩みがある人におすすめです。
・なかなか消えないシミを消したい
・顔の色素沈着を直したい
・肝斑を改善したい
・美白、美肌になりたい
シミ取りレーザーは、シミやくすみの改善が期待されています。症状によって適する治療法は違うので、まずは専門医に相談してください。
シミ取りレーザーのレーザーの種類と特徴を解説
今回は、以下の3種類をご紹介します。
・ピコレーザー
・Qスイッチヤグレーザー
・Qスイッチルビーレーザー
ここではそれぞれの特徴を解説します。レーザーの違いを理解してからクリニックにカウンセリングに行くことで、より良い選択をできるようにしましょう。
ピコレーザー
ピコレーザーは、現在、多くのクリニックで使用されている機械です。肌に照射する時間が、従来のナノより短いピコで当てられることからこの名前がつけられました。照射時間が非常に早くなることで、肌の負担を減らしながら施術を行えます。
施術中の痛みや施術後のダウンタイムはあまりなく、メイクで隠せる程度の赤みしか残らないといわれています。
Qスイッチヤグレーザー
Qスイッチヤグレーザーは、熱によってメラニン色素を壊す方法で、こちらも多くのクリニックで導入されています。2種類の波長を使い分けることで、肌の浅い箇所から深い場所までアプローチできます。シミやそばかす、ホクロの他にアザにも効果があるとされています。
Qスイッチヤグレーザーのダウンタイムは1〜2週間ほどで、患部に軟膏を塗ってガーゼやテープで保護します。
Qスイッチルビーレーザー
Qスイッチルビーレーザー1960年頃から使われる、レーザー治療の定番です。694nmの波長のレーザーで、メラニン色素への吸収率が高いのが特徴。シミやそばかすなどに有効です。
レーザーを1回当てるだけで完了する場合が多く、1回で完了させたい方におすすめの治療法です。ダウンタイムは、Qスイッチヤグレーザーと同様で、1〜2週間ほど。患部に軟膏を塗ってガーゼやテープで保護します。
【悩み別におすすめを紹介】シミ取りレーザーの治療の種類

悩み別のおすすめの治療法をご紹介します。治療法は大きく分けて以下の4種類があります。
・トーニング
・スポット
・フラクショナル
・コンビネーション
自分の肌悩みにあった方法で治療を行いましょう。
トーニング
トーニングは、弱い出力でシミを消す方法です。肌への負担が比較的少なく、広範囲の黒ずみに対して施術を行えます。広い範囲のシミが気になる方や薄いシミが気になる方におすすめの方法です。
スポット
スポットは出力が高く、濃いシミやホクロの除去に向いています。濃いシミが気になる方やホクロを除去したい人、アザや刺青を消したい方はスポットがおすすめです。
フラクショナル
フラクショナルは、ニキビ跡や肌の凹凸を改善したい方におすすめの方法です。シミを薄くする効果は少なく、肌質改善をメインとしています。シミの除去と一緒に肌質を改善したい方は、トーニングやスポットと一緒に施術することがほとんどです。
コンビネーション
コンビネーションは、複数の治療法を組み合わせた施術方法のことです。自分の肌悩みに合わせて、施術方法を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
まとめ
シミ取りは、レーザーの種類や治療方法などの違いで、効果が異なります。カウンセリングに行く前に、ある程度の知識を身につけておけば、カウンセリングの内容もより理解できます。
クリニックによって対応できる治療も異なりますので、カウンセリングをしっかり行った上で、シミのないきれいな肌を目指しましょう。