姿勢が悪いと顔がたるむ?!そのしくみと姿勢を良くしてたるみを防ぐ方法
「フェイスラインがたるんできた」「気づいたら二重顎になっていた!」と焦っている方も多くいるでしょう。いくつか原因はあるものの、そのひとつといわれるのが、姿勢の悪さによるものです。
今回の記事では、顔のたるみがあるかないかを把握するためのチェックポイントをはじめ、姿勢が悪くなる原因や姿勢の悪さが与える影響、改善方法などをご紹介します。
顔のたるみをチェック!
「最近顔が太ってきた」「肉がついてフェイスラインがくっきりと出なくなってきた」など、毎日自分の顔を鏡で確認していたり、美容に気をつかっていたりする方なら、自分の顔のちょっとした変化にもすぐに気付けるでしょう。
しかし普段それほど顔のラインを気にしていない人にとっては、自分の顔がたるんできたのか、はたまた気のせいなのか、実際に肉がついたのかを見分けるのが難しいかもしれません。
ここでは顔のたるみを自分でチェックする方法をご紹介します。
顔のたるみの判断基準になるのが以下の項目です。
・首裏に手でつまめるほどの脂肪がついている
・顔の下(顎の下)のお肉を手でつまめる
・フェイスラインが左右非対称
・口を閉じた際に口角が下がってしまっている
上記のポイントに当てはまるようであれば、顔がたるんでいる可能性があります。
顔がたるむ原因は姿勢?
顔がたるむ原因は、主にお肌の弾力の元になる「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「エラスチン」といった物質が加齢によって減少してしまうことだと考えられています。
他にも原因として太りすぎや痩せ過ぎなど体重やお肉の増減によるものなどが考えられますが、そういった原因の中で、すぐに改善可能なのが姿勢です。姿勢が悪く、猫背でいることが多いと顔のたるみの原因となる場合があります。
そもそも姿勢が悪くなる原因は?
猫背になってしまう原因は、スマートフォンやパソコンなどを見る際に背中が丸まってしまうことが考えられます。肩甲骨を合わせるように意識していないと、自然と肩が内側に入ってきてしまい、徐々に猫背が基本姿勢になってしまいます。
特にスマートフォンやパソコンなどを触っている時間が長い方は今一度自分の姿勢を見直した方が良いでしょう。その他の原因として、骨盤がずれていること、加齢により背筋が衰えたこと、運動不足や生活習慣による背骨の変形などが考えられます。
いずれの原因に対しても、意識して改善させることができるので、今日から生活の中で自分の姿勢を常に意識するようにしましょう。
なぜ猫背によって顔がたるむのか?
顔と背骨は一見関係ないように思えますが、猫背になるとなぜ顔がたるむのでしょうか。その理由は、私たちの身体の皮膚や筋肉が、全て繋がっているからです。
横から見ると明白ですが、猫背の人の場合は、あごが本来あるべき位置から前に突き出た状態になってしまっています。そのため、顔の筋肉が下に引っ張られ、たるんでしまうのです。
姿勢をよくしてたるみを防ぐポイントは?
ここからは、姿勢をよくしてたるみを防ぐために今すぐに始められることを2つご紹介します。
姿勢改善ストレッチ
まず1つ目に姿勢改善ストレッチです。毎日の姿勢の悪さの積み重ねによって生じる猫背は、毎日のストレッチで少しずつ改善できます。毎日空いた時間にパパッとできるので、夜寝る前や朝起きてすぐなど生活のルーティンの中に入れて欠かさず行うようにしましょう。
ストレッチ方法:
1)マットの上に四つん這いになった状態からスタートします。
2)息を吐きながら両手を前方に伸ばしていき、最後に額を床に付けます。
3)床に額をつけた状態で、30秒間ゆっくりと深呼吸をし、徐々に1)の体勢に戻します。
両手を伸ばして額を床につけることで、上半身の筋肉や背中の後ろをよく伸ばせます。
座り方を直す
座り方が悪いと骨盤が歪んでしまい、そのせいで猫背になってしまうこともあります。常に骨盤を立てた状態になるよう意識して椅子に座るようにしましょう。
骨盤全体で着席することで、自然な状態で背筋が伸び、無理なく正しい姿勢をキープすることができます。
まとめ
一見全く関係ないように思える姿勢の悪さですが、実は顔がたるんでしまう原因のひとつといわれています。顔のたるみを取って、すっきりとしたフェイスラインを保つには、姿勢を矯正することが必要不可欠です。
毎日の積み重ねで徐々に悪くなる姿勢は、幸い毎日の積み重ねによって徐々に改善していくことも可能です。上記でご紹介したようなストレッチを日常の習慣として取り入れたり、着席する際は常に骨盤全体で座るような意識を持ったりすることで姿勢を改善でき、顔のたるみのケアにもつながります。