【結婚前に考えて!】亭主関白とモラハラ男の違いとは?

亭主関白とモラハラ男の違いは何なのでしょうか?境目はどこにあるのでしょうか?
今回の記事では、幸せな結婚生活を送るために「亭主関白とモラハラ男の見極め方」について詳しく解説します。
亭主関白とは?

そもそも「亭主関白」とはどのような意味なのでしょうか?まずここでは、亭主関白について深掘りしていきたいと思います。
威張っている
亭主関白は、男性が家庭内で威張っている様子を指す言葉です。
「あれ持ってきて」「これやっておいて」など、男性の方から指示やときには命令と感じるような言われ方をすることもあるでしょう。
しかし、それは「女性を下に見ている」というわけではなく、男性が女性をしっかりと守りたいと感じている証拠でもあります。
「威張ることが守りたい気持ちの現れ?」と不思議に感じた人も少なくないと思いますが、それは日本で古くから伝えられている「亭主関白」の意味が間違って捉えられていることが原因です。
本来の「亭主関白」とは?
「女は3歩下がって歩け」「1番風呂はお父さん」「食事はお父さんが箸を付けてから」など、日本には亭主関白を表す表現がたくさんあります。
実はこれらの表現、もともとは全て「愛する女性や子どもたち・家族を守るため」にしている行動だったのです!
・女は3歩下がって歩け…刀を持っていた江戸時代、女性が襲われるのを守るために自分の3歩後ろを歩かせた。
・1番風呂はお父さん…ためたての水には不純物が含まれているが、それは最初に入浴した人の皮膚に吸収される。自分が最初に入浴することで水質を安全に整えていた。
・食事はお父さんが箸を付けてから…食事に毒が入っていないか?食中毒などになってしまわないように毒味として最初に食べていた。
このように、亭主関白の本来の意味は「大切な人を守るための言動行動」です。このことを真に理解して行動してくれている男性であれば、きっと結婚後も幸せに暮らしていけるでしょう。
威張るだけの亭主関白はNG!
本来の亭主関白とは愛に溢れたものですが、現代社会でそのことを理解している人は多くありません。
そのため、一般的な亭主関白は「ただ威張るだけ」となってしまっているかもしれません。
幸せな結婚生活のために大切なのは、愛のある亭主関白なのか?それともただ威張るだけの亭主関白なのか?を見極めることとも言えるでしょう。
亭主関白が度を越すと「モラハラ男」にも繋がってしまう可能性があるため、特に注意して見極めてください。
亭主関白とモラハラの違いは?

主張は強めでありつつも家族のために頑張れる亭主関白とは異なり、モラハラは完全に「自分優先」なのが特徴のひとつです。
パートナーや家族よりも自分が大切なので、家族を守るためではなく「自分の利益や快楽」が原動力になるでしょう。
そして、モラハラ男は家族に肉体的・精神的な暴力や虐待などを与える可能性も高く、結婚するならかなりの覚悟が必要です。
ここでは「幸せな結婚がしたい」という人のために、愛ある亭主関白とモラハラ男の違いについて紹介します。
亭主関白は「根底に愛がある」
とても抽象的な結論になってしまいますが、亭主関白には根底に「パートナーや家族を守ろうとする愛がある」ということです。
例えば、普段は素っ気なくて亭主関白気質が強いけれど、ここぞというときに支えてくれたり話を聞いてくれたり…。
もしくは、言い方はキツイけれどセックスをしているときにとても優しく愛してくれているのが肌で伝わってきたり…。
「愛されているかどうか」というのは、お互いの肌を重ねているときや一緒にいるときの空気で感じるものです。
「お金を出してくれるから」「デートに連れて行ってくれるから」という物質的な理由ではなく、ぜひご自身の「肌」を通して感じる練習をしてみましょう。
根底に愛がある人というのは、どんなに亭主関白であっても愛の波動を放っているはずです。
モラハラは「愛がない」
亭主関白に愛がある一方で、モラハラには愛がありません。なぜなら、モラハラ男が最も愛しているのはパートナーや家族ではなく「自分自身」であるからです。
自分の幸せ・快楽・お金…全て自分を中心に世界が回っているため、自分を不快にさせる人・自分に従わない人・自分に利益をもたらさない人は不必要な人間だと考えます。
その結果、暴言や暴力などでストレスを発散したり無理やり従わせようとしたりするでしょう。
このようなモラハラ男と結婚しても、苦労するのは目に見えています。
もしもあなたが「子どものためにお金を使いたい」と言っても、自分の利益が少なくなるため許してもらえないかもしれません…。
それでも愛さえあれば、結婚しても幸せでい続けられると思いますか?
亭主関白とモラハラの見極め方

亭主関白とモラハラの決定的な違いは、愛。他者への愛があるのかないのかを見極めることがポイントとなっていきます。
そしてこの「他者への愛」は、散々な恋愛を乗り越えて運命の愛にたどり着いた筆者の経験上「お金の扱い方やセックス」に顕著に現れると感じています。
そこでここでは、幸せな結婚生活を送るために「愛のある亭主関白と愛のないモラハラ」を正確に見極めるコツを紹介します。
一部難しい方法もあると思いますが、繰り返し練習することで見極められるようになるので諦めずに練習してみてください。
お金の扱い方
お金の扱い方は、その人の考えや人格に大きく影響されています。そして、ほぼ例外なく「モラハラ男はケチ」であると断言できます。
なぜモラハラ男はケチなのか?それは簡単です。モラハラ男は自分が1番大切なので、自分以外の誰かにお金を使って自分のお金が減ることを極端に嫌うからです。
ここでポイントなのは「1万円の中で何円差し出せるのか?」ということ。
例えば、月収100万円の男性が1万円のデート代を奢ってくれるからといって「誠実な男性」「私は愛されている」と思うのは時期尚早。
それよりも「今月のお小遣いは1万円しかないんだけど…」と言いながら、1万円全てを出してデートをリードしようとしてくれる男性こそ本物です!
お金に余裕のある人がお金を出してくれるのではなく、どのくらい誠意を持ってお金を出してくれるのかをじっくり見てみましょう。
また、モラハラ男の中にはお金にだらしなく、女性から借りたり出してもらおうとしたりする人も少なくありません。
お金にルーズな人はモラハラという以前に、安定した結婚生活には不向きであると言えるでしょう。
セックス
「愛してる」「一生守るよ」と、口ではなんとでも言えます。しかし、嘘をつけないのが「セックス」です。
生まれたままの姿でお互いのエネルギーを重ね合うセックスでは、相手の本心を見抜く絶好のチャンス!
相手がどのようなセックスをするのかで、根底にある愛が確かなものかどうかが垣間見えるでしょう。ここでは、モラハラ男によくあるセックスパターンを紹介します。
どれかひとつでも当てはまることがあれば、その恋は諦めた方がいいかもしれません…。
【自分だけ満足して終了】
「前戯もほとんどなし!自分だけさっさと気持ちよくなって終了!」
こんなセックスをする人は、はっきり言って「かなり自己中心的」な性格です。自己中心的な性格はモラハラに繋がっていきます。
自分だけ気持ちよくなってパートナーのことはお構いなし…こんな独りよがりなセックスが平気でできるなんて、人の気持ちを何とも思っていないモラハラ男にしかできない所業です。
【無理やりすぎるセックス】
女性は1ヶ月の中でもホルモンバランスの変動が多く、どうしてもセックスする気持ちになれないときもあります。
そんな女性の気持ちを無視して無理やり自分の発散のためにセックスを強いるような男性は、まさに「自分の欲求のことしか考えられない非理性的な男性」である証と言えます。
もちろん我慢させすぎも良くありませんが、毎回セックスを強いるような男性からは離れた方が懸命でしょう。
【セックス中の違和感】
最後にご紹介するのは、やや難易度が高い見極め方。それは「抱き合っているときの感覚」です。
肌と肌を重ねて抱き合っているとき…心から満たされて愛の気持ちが湧き出してきたり、2人の体が溶け合ってまるでひとつの体になっているかのように感じたり。
このように「しっくりくる」と感じる場合、お互いのエネルギー状態がぴったりと合っていることを示します。
一方で「言葉にはできないけど何だか違和感がある」「なぜかしっくりこない」「何か物足りない」などと感じる場合、相手とのエネルギーがすれ違っている可能性があります。
筆者の経験上、セックス中に感じる相手との違和感は、そのまま「パートナーとしての相性」に直結しているように感じます。
セックス中に「大切にされていないように感じる」のであれば、自分の感覚を信じてみましょう。
まとめ
亭主関白とモラハラは一見同じように見えても、根底にある愛の大きさや質が異なります。
亭主関白は「相手のため家族のため」に尽くせる大きな愛がある一方で、自分さえ良ければそれでオールOKのモラハラ男。
どちらを生涯の伴侶に選べば幸せになれるのかは、誰が見ても一目瞭然でしょう。
結婚生活13年の筆者から言えるのは、結婚は「試練の場」ということ。もちろん好きな人と一緒に暮らせることで精神的な満足はありますが、それ以上に「お金のこと」「子どものこと」「両家のこと」などで話し合いが必要になるシーンが多いものです。
そのとき、モラハラ男を選んでしまったら…きっと話し合いもできず、相手に従うだけになってしまうでしょう。
好きという気持ちももちろん大切ですが、その裏にある人間性もしっかりと見極めてパートナーを選ぶことをおすすめします。
執筆者プロフィール
C(シー)
元・超恋愛体質女!片思い・火遊び・略奪・浮気・不倫・国際恋愛と、ひと通り経験済みの私が、高校の同級生と結婚して脱恋愛体質。真実の愛を知ったからこそ見えてきた「いい関係を育てる秘訣」をお伝えします。