「恋愛感情を持たない」セクシャリティとは?LGBTとの違いも解説

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セクシャルマイノリティを取り巻く社会問題

セクシャルマイノリティを取り巻く社会問題

LGBTに関する社会問題としては、性別適合手術や同性婚などが挙げられます。日本では2018年に身体的性と性自認を一致させるための「性別適合手術」に健康保険が適用されるようになりましたが、保険が適用される認定医療機関は未だ少なく、ホルモン療法については保険適用外です。

 

この他、日本国憲法では同性婚はまだ認められていなかったり、同性カップルの同居については断られることが多かったりします。

 

アロマンティック・アセクシュアルに関してはLGBTより知名度が低いことがまず問題といえるでしょう。最近では性的指向と性自認に関して、SOGI(Sex Orientation and Gender Identity)という言葉も出てきています。

 

これは男性か女性か2つに1つではなく、またLGBTのような特定のセクシュアリティ属性を抜き出すわけではなく、「一人ひとりの属性」としてセクシュアリティについて考えていこうという概念です。恋愛・結婚に関する従来の固定概念を払拭し、少しずつ理解していくことが大切になるでしょう。

まとめ

セクシュアリティに関する言葉は横文字が多かったり、日本に馴染みのない言葉や新しい言葉が多かったりするため、十分に理解することが難しいと感じる人が多いようです。

 

セクシュアリティの属性へ理解を深めることは時間を要するかもしれませんが、「あなたがあなたらしく」生きていくのと同じように、さまざまな属性の人がその人らしく生きていけるよう、誤った偏見をなくして寄り添っていくことが理解へのはじめの一歩となるでしょう。

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