【医師監修】「光」ひとつで若返る?美容や健康に良い光と悪い光とは

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【医師監修】「光」ひとつで若返る?美容や健康に良い光と悪い光とは

ブルーライト、LED、太陽光、赤外線…

 

日常にはさまざまな光があふれています。

 

「ブルーライトは目に悪い」

「赤外線は体を温めてくれる」

「太陽光はビタミンDの生成を促す」

 

といったように、光の種類によって「健康に良い光」「健康に悪い光」があるのは、みなさんご存知ですよね?

 

でも、光が作用するのは健康面だけではありません。

 

なんと、女性にとって重要な「美容」にも光が大きく関係していたのです!

 

光をうまく使うことができれば、ぷるぷるの美肌を目指すことも可能なんです。

 

しかしその一方で、悪い光を浴びればお肌をブスにしてしまうことも!

 

今回の記事では、美容医療のプロフェッショナルである専門医監修のもと、「おブス肌を作る光」「美肌を作る光」について徹底解説していきたいと思います。

光はお肌に影響を与えるってホント?

光はお肌に影響を与えるってホント?

普段、美容の点から光について考えたことがあるという方は、あまりいらっしゃらないかもしれませんね。

 

でも実は、「美容」と「光」は切っても切り離せない縁なのです。

 

上のグラフを見てください。

これは、可視光線(目に見える光)をグラフにしたものです。

 

この中で、お肌にもっとも影響を与える光は何色だと思いますか?

 

答えは「赤」「紫」

 

そう、一番外側の色ですね。

 

このグラフにおいて、「外側に行けば行くほど、お肌への影響が強くなる」という傾向があります。

 

つまり、「緑色」「黄色」はあまりお肌に影響を与えませんが、「赤」「紫」お肌の奥まで到達し、なんらかの影響を与えるということです。

光でお肌はキレイにもブスにもなる?

光でお肌はキレイにもブスにもなる?

分かりやすい例でいうと、「紫外線」

 

紫外線はお肌のしみやシワを作るということで有名ですよね。

お肌に悪影響を与える光ナンバーワンです。

 

上の図で言うと、紫外線は「紫」よりもさらに外側にあります。

「紫」「外側」にあるから「紫外線」と呼ばれているのです。

 

グラフの外側にある光ほどお肌に影響を与えるので、紫外線はとても影響力の強い光であると言えます。

 

このように、光によってお肌にプラスになるものもあれば、マイナスになるものもあります。

 

紫外線などのお肌に悪い光を日ごろから浴びていると、しみ・しわ・ほうれい線が増え、「おブス肌」への一歩一歩と近づいてしまいます。

 

しかし逆に言えば、良い光を浴びることで、ぷるぷるの美肌を叶えることも夢ではないということ。

 

「だけど、どんな光がお肌に良くて、どんな光がお肌に悪いの?」

 

そう思っている方も多いかもしれませんね。

 

ここから、「おブス肌を作る光」「美肌をつくる光」をひとつひとつご紹介していきたいと思います。

おブス肌を作る光①紫外線

おブス肌を作る光①紫外線

まずはおブス肌を作ってしまう、悪しき光たちをご紹介していきます。

 

まず一つ目は、先ほども述べた「紫外線」

 

紫外線といえば、「しみ」というイメージがありますが、紫外線の害はそんなものではありません。

紫外線お肌を老けさせる1番の原因!

「たるみ」「ほうれい線」「しわ」「くすみ」

 

こういったものも全て紫外線によって引き起こされます。

 

紫外線には、紫外線A波(UVA)とよばれるものと、紫外線B波(UVB)と呼ばれるものがあります。

 

UVAは、しわ、たるみを、

UVBは、日焼けとしみを引き起こすと言われています。

 

UVAは皮膚の深い真皮層に届きます。

肌のハリや弾力のもとになるコラーゲンエラスチンが張り巡らされているので、UVAによるダメージが蓄積すると、その構造が壊れてしわやたるみが生じます。

 

UVBは皮膚の浅い表皮層に届き、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりする「日焼け」を起こし、また、シミやソバカスの元になる「メラニンの生成」を促しま す。

 

実は、肌老化の原因の80%は紫外線という説も。

 

自然な老化はたったの20%です!

 

つまり、物理的に可能かどうかは置いておいて、もし完全に紫外線をシャットアウトできるとすれば、お肌の老化をなんと8割も防げるということです。

 

紫外線からお肌を守るためには

そう考えると、紫外線対策がどれほど重要なのかがわかりますよね…。

 

私たちができることといえば、「日焼け止め」「日傘」を使うこと。

曇りの日でも紫外線はさんさんと降り注いでいます。

 

365日、毎日かかさず紫外線対策を欠かさないようにしましょう。

 

また、塗る量もポイント。

 

ほとんどの女性は日焼け止めを十分に塗れていないとも言われています。

意識して塗り直すように心がけましょう。

 

おブス肌を作る光②ブルーライト

おブス肌を作る光②ブルーライト

こちらも最近話題になってきた「ブルーライト」

 

ブルーライトと言えば、「目に悪い」というイメージが強いですが、実はお肌にも悪いということを知っていましたか?

 

ブルーライト、つまり青色光は紫に限りなく近い光。

先ほどのグラフでいうと、かなり外側にあることが分かります。

 

外側に位置する光ほどお肌に対するダメージは大。

お肌の奥深くまで到達し、おブス肌を導いてしまいます。

ブルーライトはほとんど紫外線? 

ブルーライトの性質は、「紫外線A波(UVA)」ととても良く似ています。

 

ブルーライトとUVAは波長がとても近いので、当然といえば当然かもしれません。

 

ブルーライトの波長は「380~500ナノメートル」

UVAの波長は「320~400ナノメートル」

UVBの波長は「280~320ナノメートル」

 

つまり、「紫外線の一歩手前」にあるのがブルーライトということです。

 

ブルーライトによって引き起こされるのは、「しみ」「しわ」「たるみ」など。

 

UVA、UVBの害とまったく同じですね。

ブルーライトはUVA、UVBより深い層まで届くので、UVAとUVB両方の害を生じます。

 

ブルーライトはメラトニンを減らす

また、ブルーライトの害はそれだけではありません。

 

夜遅くまでパソコン、スマホ、テレビなどを見てブルーライトを浴び続けると、脳が「朝だ」と勘違いしてしまいます。

 

すると、睡眠をつかさどるホルモンである「メラトニン」が分泌されなくなってしまうのです。

 

つまり、ブルーライトによって睡眠の質が悪くなってしまうのです。

 

睡眠不足はお肌の大敵なので、夜に画面を見るのは控えるようにしたいですね。

 

ブルーライトからお肌を守るためには

ブルーライトの被害を最小限に抑えるためには、もちろんパソコンやスマホの使用を減らすのが一番。

 

とはいえ、テクノロジー社会で生きる現代人にとってそれはなかなか難しいこと。

 

そんなときは、ちょっとした工夫をしましょう。

 

ブルーライトをカットしてくれるフィルムを画面に貼り付けたり、スマホの画面設定を変更することでブルーライトが少ないようにすることもできます。

 

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