【医師監修】加齢による頬のたるみを改善?!バッカルファット除去手術の全貌とリスクをご紹介
「バッカルファット除去をすれば小顔になれるかも…」
「ついでに将来的なたるみを防げるなんて一石二鳥」
と、バッカルファット除去手術を検討されている方のために、バッカルファット除去手術について詳しく解説していきます。
まずは、なぜ加齢とともに頬がたるんでいくのかをなるべくわかりやすくご説明します。
そして、バッカルファット除去とはどういった手術で、どんなリスクがあるのかについてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ加齢とともに頬がたるむのか
バッカルファット除去についてご説明する前に、なぜ加齢とともに頬がたるんでいくのかご紹介していきます。
頬がたるむのを防ぐ方法としてバッカルファット除去も良い選択だと思いますが、それ以外にも普段からできることがあるかもしれません。
顔は年齢が出やすい部分です。
お化粧でシミやそばかすはカバーできますが、頬全体のたるみやほうれい線はなかなかカバーできません。
年齢を重ねるとともになぜ頬がたるんでいくのでしょうか。
主な原因を3つご紹介します。
顔面の骨が委縮する
一つ目の原因は、骨の委縮です。
スキンケアや保湿を徹底して外から肌をケアしていても骨が委縮してしまってはたるみは避けられません。
顔には骨がある部分と眼窩や鼻孔のように骨がない部分があります。
骨がない部分は周囲と比べ動きが多いため、目や鼻周りはより老化の影響が現れやすくなります。
さらに、周囲の骨が委縮していくので骨がない部分は穴がひろがっていきます。
この骨が委縮する理由のひとつとして、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が年齢とともに減っていくことが挙げられます。
エストロゲンの分泌が減少すると骨の密度が低下していきます。
さらに、骨粗鬆症にもなりやすくなります。
特に顔の骨は40歳頃から密度が低下し加齢による骨密度の減少割合が大きい部位であることがわかっています。
顔の筋肉が衰える
2つ目の原因は顔の筋肉の衰えです。
顔には30以上の筋肉があり、表情筋と呼ばれています。
普段の生活で30以上ある筋肉のうち半分ほどしかつかっていないと言われています。
この使わない筋肉が衰えてくると頬のたるみやしわが現れてきます。
スキンケアをしていても筋肉が衰えてくるとたるみがでてきてしまいます。
食事の時にバランスよく左右でかんだり、スマホを長時間うつむいて使わないようにしたりなどちょっとした習慣をあらためることで対策できます。
また、一日3分くらい簡単な顔面運動だけでも筋肉の衰えを防ぐことができます。
肌の内部のハリがなくなる
3つ目の原因は肌内部のハリがなくなってしまうことです。
ハリのある肌は主にタンパク質であるコラーゲンとエラスチンが作り出しています。
コラーゲンは20歳をピークに徐々に減少し、エラスチンは加齢とともに弾力を失っていきます。
そのため、年齢を重ねていくうちに肌の内部のハリが失われ、頬などがたるみ毛穴が目立ってきてしまいます。
また、この2つのタンパク質は紫外線にとても弱いため、紫外線対策をきちんとしていれば老化を遅らせることができます。
食事を気を付けることでもハリを失わないように対策ができます。
細胞の新陳代謝をうながすタンパク質やハリを高めるコラーゲン、保湿力を高めてくれるヒアルロン酸を多く含む食材を積極的に摂ることもおすすめです。
あわせて、紫外線から肌を守るためにβカロテンやビタミンCを多く摂りましょう。