舞台初体験の方へ!舞台の魅力とは
皆さんにはどんな趣味がありますか?ストレス発散にカラオケにいくのが趣味の方もいれば、ショッピングをすることが好きな方もいれば、友人と話すことが好きな方もいらっしゃるでしょう。そこに一つ趣味を追加してみませんか?そうです!観劇です。今回は、その舞台鑑賞の魅力についてご紹介します。
舞台とは
舞台とはどのようなものを指すのかと言いますと、主に、演劇、ミュージカル、宝塚など、劇場で演者が表現を行うエンターテイメントのことです。そのほかにも、ダンスや伝統芸能の能や歌舞伎、バレエ、なども舞台の一種です。元々は、それらの演芸を行う場所のみを舞台を言ってましたが、現代では、舞台芸術に属する広いジャンルの演芸そのものを舞台と呼ぶようになりました。
舞台の魅力とは
舞台とは演者と観客と言う立場に分かれており、一方的に思えるかもしれません。しかしそんなことはありません。客席のノッてきているテンションはどんなに広い劇場であっても、きちんと演者に伝わっているのです。一人一人の顔は見えなくとも、観客が感じている気持ちや場の雰囲気は演者の動きにも影響しています。観客が全く咳をしない回だと演者の集中力が上がったり、観客のテンションによってアドリブが生まれたり、そんな「ナマモノ」ともいえる点が舞台の魅力なのです。
コンサートに例えてみると
イメージしやすいのは、音楽ライブ、通称コンサートでしょう。ミュージシャンは歌を歌ったり、場を盛り上げたりしますが、それにきちんとついてきてくれるファンたちがいないと一方通行な関係性になってしまいます。ライブ会場でしか味わえない一体感や高揚感は、ミュージシャンとファンがお互いを主役だと思っているからこそ作り上げることができる特別な空間なのです。
舞台上では何が起こっているの?
舞台とは普段の自分の日常に起こりえない出来事が起承転結たくさん起こります。いつの間にかその主人公に共感し、一緒に冒険をしているような気持ちになって舞台を鑑賞してしまいます。
言葉に閉じ込めることがもったいないほどの衝撃を受け、それが幼い時であればあるほどに自分自身に影響を与えるもよくあります。それもそのはず、また舞台化する作品の多くは文豪の描いた大作であったり、それらを潤色した作品であふれています。演者の魅力もさることながら、作品そのものの哲学に感動することもしばしばです。舞台だけでは描ききれなかったそれぞれの描写や、物語の背景など、原作を読むことによってわかる部分もたくさんあります。観劇のあとに、今度は文字で物語を追ってみるのも二度楽しめていいかもしれません。自分が生きている意味を考えるきっかけになったり、登場人物に自分を重ねて、自分を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。
新しい感情に出会える?
劇を観て雷に打たれたような衝撃を受けた、という方がいます。何がどのように衝撃的だったのか、自分でも言葉にできないですが、確かに自分の心に直接刺さるものがあるのが観劇の魅力です。
そして、のめり込むように物語を追っていると、いつの間にか自分が当事者のような感覚に陥ってしまうのです。集中して必死に感情を理解するように努めているからこそ気が付ける新しい感情もあります。また登場人物を自分に重ねて、様々な体験をすることで新しい感情や感性に出会えることも観劇ならではの特徴でしょう。