中顔面が短い・長いの基準とは?中顔面を短くするメイクも徹底解説

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中顔面が短い・長いの基準とは?中顔面を短くするメイクも徹底解説

美の基準というのは時代によっても異なりますが、

令和の現在、そのひとつの要素として考えられているのが「中顔面が短い」ということ。

 

中顔面とは、顔を上・中・下に分けた時、「中」に位置する部位のこと。

ここが短いほどより若々しく、愛らしい印象を与えると言われています。

 

生まれ持った顔の形を変えるには美容整形が必要ですが、

メイクの力を活用すれば、中顔面をギュッと短く見せることも可能!

 

ということで本日は、「自分の中顔面が長いかどうか確認する方法」と、「メイクで中顔面を短くする方法」を徹底解説いたします♡

中顔面ってそもそもどこのこと?

中顔面ってそもそもどこのこと?

まずは、「中顔面とはそもそもどの部位のことを指すのか」ということについてご説明します。

 

「中顔面って言葉は最近よく聞くけど、実はどこのことだか分からない」という方も多いのでは?

 

さて、では中顔面とは一体どこのことを指すのでしょうか。

 

実を言うと、明確な定義は決まっていません。

 

「え?」と思われた方も多いかもしれませんね。

 

「中顔面」という言葉は、ここ数年で一気に広まったフレーズです。

言葉だけが独り歩きしており、具体的に「どこからどこまでを中顔面と呼ぶのか」という定義については一貫しておらず、使う人によって異なっているのが現状です。

 

実際、ネットで「中顔面 どこ」と検索すると、下記のようにバラバラな回答が出てくることが分かります。

 

・「下まぶた」から「唇の上」まで

 

・「眉」から「鼻の下」まで

 

・「鼻の根元」から「唇の上」まで

 

・「眉」から「唇の上」まで

 

そのため、「中顔面はどこか?」という問いに対しては「明確に決まっていない」というのが答えになります。

 

とはいえ、だいたい真ん中あたりであるというのは間違いなく、少なくとも「下まぶた~鼻の下」の部位はどの定義においても中顔面に含まれていることが分かります。

中顔面が長い・普通・短いの基準とは

中顔面が長い・普通・短いの基準とは

では続いて「中顔面の長さの基準」について考えてみたいと思います。

 

中顔面が短いのが流行りだとはよく聞くけど、

「自分の中顔面が長いのか短いのかが分からない!」という方も多いかもしれませんね。

 

中顔面の長さは、どのように測定すればいいのでしょうか。

 

前述の通り、中顔面の基準というのは定義が一貫しておらず曖昧です。

そのため「何センチなら短い/長い」といったような明確な基準も残念ながら存在してはいません。

 

しかし、一般的に広く知られている「美人顔の黄金比」というものがあり、これはひとつの参考になります。

これは、生え際~眉:眉~鼻の下:鼻の下~顎先まで1:1:1であると美人顔である、とするものです。

この中で「眉~鼻の下」の比率が高い場合、中顔面が比較的長めであると捉えることができます。

 

それに加えて、「人中(鼻の下~唇の上)の長さ」も重要なポイントです。

前述の黄金比では人中は中顔面に含められていませんが、近年「中顔面」という言葉を使う際、人中までを中顔面に含める傾向があります。

 

実際、人中が長いと顔が間延びしたような印象を感じる、という方も少ないのではないでしょうか?

 

そのため、人中が長いか短いかも併せてチェックしておきましょう。

マキアオンラインのコラムでは、人中(鼻の下~唇の上):顎(唇の下~顎先)1:2というのが理想的な比率であると紹介されています。

 

人中(鼻の下~唇の上)が高い場合、中顔面が長い傾向にあると考えることができます。

 

とはいえ、これはあくまでも判断材料のひとつ。

この基準に当てはめて中顔面が長い傾向があったとしても、落ち込まないでください。

 

顔というのは色・肌質・影といった様々な要素とバランスによって成り立っており、たとえ比率としては中顔面が長かったとしても、そういった印象を全く与えない場合も多々あります。

数字はあくまでも参考程度にとどめておいてください。

 

最も重要なのは、客観的に見たときの「印象」。

たとえ中顔面の比率が高かったとしても、目の錯覚を使えば、中顔面の印象をギュッと短くすることは可能なのです。

中顔面短縮メイクのコツ

中顔面短縮メイクのコツ

そこで活躍してくれるのが、メイク

「中顔面の長さが気になっている」という方は、ぜひ中顔面を短縮するメイクのコツを習得してみましょう。

 

ちょっとしたポイントを押さえるだけで、印象はかなり変わりますよ♡

 

この章では、メイクで中顔面を短縮するための重要なポイントを一挙にご紹介していきます!

(1)アイブロウは下を中心に描き足す

(1)アイブロウは下を中心に描き足す

アイブロウを描く際、眉の上に描き足しているという方は要注意!

 

眉の位置が上に上がると、上顔面・中顔面・下顔面のうち、上顔面が短くなることになるので、相対的に中顔面の割合が高くなってしまいます。

 

中顔面短縮メイクでは「目や眉を下に向かって下げる」ことが重要になってきますので、アイブロウは眉の下を中心に描きたし、位置を下げるようにしましょう。

(2)アイブロウマスカラで眉の印象を控えめに

(2)アイブロウマスカラで眉の印象を控えめに

アイブロウに関しては、やや薄めに描くことも重要なポイント。

自眉が濃い方は、淡い色合いのアイブロウマスカラを塗って眉の印象を薄くすることで、視線を顔の中心に集める効果が期待できます。

 

このひと手間によって、顔の間延び感をカバーすることができます。

(3)上まぶたのアイシャドウは、目尻を意識して

(3)上まぶたのアイシャドウは、目尻を意識して

アイシャドウも、「目の位置を下げる」ことを意識して入れるのがポイント。

 

目を大きくしようとすると上まぶたの広範囲にアイシャドウを塗りたくなってしまいますが、そうなると目の位置が上に上がってしまうためNGです。

上まぶたのアイシャドウは、目の中心から目尻を中心に、横のラインを意識しながら入れていくのがポイントです。

 

その際、目尻は少し下げるようにアイシャドウを入れていきましょう。

(4)下まぶたにも同じカラーのアイシャドウを入れる

(4)下まぶたにも同じカラーのアイシャドウを入れる

中顔面短縮メイクでは、上まぶただけではなく、必ず下まぶたにもアイシャドウを入れるようにしましょう。

上まぶたに入れたカラーと同じもので構いません。

涙袋の下ぐらいまで、やや幅広めに入れるのがポイントです。

上まぶた同様、下まぶたも目尻中心に入れていくようにしましょう。

 

このように入れると、目の位置がぐっと下がった印象になります。

(5)アイラインはオーバー&たれ目気味に描く

(5)アイラインはオーバー&たれ目気味に描く

続いてはアイライン。

使用するアイライナーは、リキッドでもペンシルでも構いません。

 

中顔面短縮メイクの基本原則である「目の位置を下げる」ということを意識し、目尻からオーバー気味&たれ目気味に引くようにしましょう。

 

こうすることで縦の印象が緩和され、目の位置も下がったように見えます。

(6)最重要!コンシーラーで涙袋を生成

(6)最重要!コンシーラーで涙袋を生成

続いては、中顔面短縮メイクの真髄とも言える最重要ポイント!

コンシーラーで涙袋を生成していきましょう。

 

中顔面を短縮したい場合は、「頬の余白を消す」ことがとても大切。

涙袋を作る事でこの余白を大幅に小さくすることができるのです。

 

涙袋部分の光が当たる部位に明るめのコンシーラーを乗せましょう。

目を下げることを意識し、重めの涙袋に仕上げるのがポイントです。

 

最後に影用ライナーで影をすっと引けば、涙袋の完成です。

(7)鼻のシェーディングは上下で分断

(7)鼻のシェーディングは上下で分断

鼻のシェーディングは、縦のラインを強調してしまわないように注意!

 

鼻根から小鼻まですっと一本の線を引くようにシェーディングを入れてしまうと、

中顔面が間延びした印象になってしまいます。

 

鼻のシェーディングは、「鼻根」と「小鼻」で分断して入れるのがポイントです。

鼻根のシェーディングを入れる際は縦に向かって入れるのではなく、鼻根から眉下に向かって横向きにいれるよう気を付けましょう。

 

ハイライトも同様で、縦に一本線を引くように入れるのではなく、鼻根と小鼻に置くように乗せてください。

(8)チークはななめに広げるように

(8)チークはななめに広げるように

チークは、ちょっとした入れ方の違いで印象がガラッと変わってしまうため、

注意したいポイントのひとつ。

 

頬骨のやや下あたりに、楕円形を描くように入れるのがポイントです。

このとき、縦ではなくななめ向きに広げるように意識してみてください。

 

チークは入れる位置が高すぎると縦のラインが強調されてしまいますし、

低すぎても下に間延びした印象になってしまいます。

「頬骨のやや下あたり」がベストポジションであることを忘れないようにしましょう。

(9)頬の▽ゾーンにハイライトを入れない

(9)頬の▽ゾーンにハイライトを入れない

頬の立体感をだそうと、目の下あたりに逆三角形のハイライトをいれていませんか?

これは、中顔面の余白を一気に広げてしまうためNG。

 

ハイライトは、先ほどチークを入れた部分の少し上あたりに、

これまたななめ向きに入れていくようにしましょう。

縦の印象を緩和する効果が期待できます。

 

このとき、ふわっと広がる扇形のメイクブラシを使うと上手に入れることができますよ。

(10)シェーディングで人中を短く

(10)シェーディングで人中を短く

長い人中は、中顔面を広く見せてしまう大きな要因のひとつ。

シェーディングを入れることでぐっと縮まり、メリハリのある顔に仕上がります。

 

鼻の穴から人中の真ん中あたりまで、楕円を描くようにブラシでシェーディングを入れ、指でよくぼかしましょう。

(11)上唇のリップは1mmオーバー気味に

(11)上唇のリップは1mmオーバー気味に

最後の仕上げはリップ。

リップメイクは人中を短縮する上でとても大切な工程。

 

唇の色に近いリップライナーを使い、実際の唇のラインより1mmほどオーバーするように輪郭をとったら、内側にむかってぼかしてください。

 

最後はいつもどおりリップを塗れば完成。

 

鼻下から唇までの距離がぐっと縮まることで、中顔面自体が小さくなったように錯覚させることができます。

まとめ

いかがでしたか?

本日は、中顔面の長さの基準と、中顔面を短縮するメイクについてご紹介しました。

 

メイクは少し項目が多かったかもしれませんが、

中顔面を短く見せるにはいろいろな技を総動員することが必要です。

 

もちろん全部を取り入れなければいけないというわけではないので、

「これならできそう!」というものをピックアップしてご自身のメイクに活かしてみてくださいね。

執筆者プロフィール

執筆者プロフィール

コスメコンシェルジュ

宇佐美うさ(うさみ・うさ)

 

東京都下生まれのコスメコンシェルジュ。

美容業界に従事し約10年。化粧品販売員・化粧品商品開発者・美容ライター等の経歴を持つ。

近道でキレイになるための方法や、化粧品成分の読み解き方を発信すべく活動している。
一番の関心事はエイジングケア。

 

保持資格

 

化粧品検定1級

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