【医師監修】知っておきたい!オシャレを楽しむためのカラーコンタクトに潜む危険性について
みなさんは正しい使い方できていますか?
カラコンの使い方をチェックしてみましょう!
□ 眼科を受診して購入している
□ 眼の定期検診を受けている
□ 1DAY以外のレンズは、ケアを欠かさずに行っている
□ 使用期限を守って使っている
□ 使用時間を守って使用している
□ 寝るときはレンズを外している
□ お風呂やシャワー、プールなどではレンズを外している
□ 未使用のコンタクトの貸し借りをしていない
□ コンタクトを重ねつけしていない
上記の項目でチェックがついた個数が多いほど、安全にカラコンを使用できています。
特に意識をすべき点は以下のような項目です。
眼科を受診してから購入する
眼科を受診することで、カラコンを装着しても問題のない目なのかどうかを知ることができます。
ドライアイやアレルギーなどでカラコンが装用できない場合もあるので、診察をしてもらうことで自分に合ったカラコンを選ぶことができます。
初めて使用する場合には、必ず目のチェックを受けたうえで、正しい装用方法を教えてもらうことが大切です。
3つ子の魂百までです。
最初に間違ったやり方を覚えてしまうとなかなか治せません。
眼の定期検診を受ける
初めにカラコンを購入した時に、眼科に行っているからといって、定期検診をしなくてもいいわけではありません。
その後、カラコンを使っていくうちにトラブルが生じることも多いので、カラコンがなくなるタイミングなどで検診に行くようにしましょう。
使用期限を守る
カラコンの本当の使用期限を知らない人が意外と多いようです。
2weeksのカラコンを開封してから使い始めて、2日間使わない日があった場合、開封後2週間を過ぎてもあと2日間長く使っていることはありませんか?
カラコンの使用期限は、開封後に安全な品質で使用できる日数を表しており、もし使わなかった日が2日あったとしても、使用期限が伸びることはありません。
つまり、つけてもつけなくても2週間きっかりで捨てる必要があるのです。
お風呂やシャワー、プールなどではレンズを外す
カラコンを装着している目に涙や目薬以外の外部の水が入ることで、雑菌が繁殖しやすくなってしまう可能性があります。
このようなことが起こると、使用期限内であっても、安全にカラコンを使用することができません。
未使用のコンタクトの貸し借りをしない
私にはちょっと合わなかったから、友達にあげようかな?と思ってしまう人もいるかもしれませんが、人のカラコンを使用するのは危険です。
未開封であっても、自分に合ったものかわかりませんし、友達がどこで買ったものなのかもわかりません。
カラコンは「高度管理医療機器」です。
自分で買ったものを使いましょう。
コンタクトレンズを介して結膜炎や角膜炎を起こすこともあります。
カラーコンタクトを正しく使うには?
カラコンを正しく安全に使うためには、まず眼科で検診を受け、おすすめのレンズを装用して、定期的に検診を行うことが大切です。
それに加えて知っておきたいのが以下の3つのポイントです。
日本の基準をクリアしたカラコンの中でも、
「①レンズの構造」
「②酸素透過性」
「③汚れにくさ」
をより考慮したカラコンがおすすめです。
まず、レンズの構造とはレンズの着色剤が絶対に目に触れることがないということです。
レンズの「サンドイッチ構造」などを採用しているものはこれに当たります。
基本的にこのレンズの構造については日本の規定が厳しくなっていますが、自分でも公式ホームページなどを見て、安全性を確かめておくと良いでしょう。
次に、酸素透過性も重要なポイントです。
良く見てもわからないのですが、私たちの目も呼吸しています。
そのため、目にも酸素が必要になります。
しかし、酸素透過性の低いレンズを装着することで、目が呼吸することができなくなり危険です。
そのため、目に酸素が届くような素材や設計にこだわっているカラコンがおすすめです。
最後に、汚れにくさも大切なポイントです。
レンズに汚れがついてしまうと、表面にデコボコがうまれ、まばたきや目を動かすことで目が傷ついてしまいます。
そうした危険を防ぐために非イオン性素材などを用いた汚れにくいレンズを選ぶことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
本日は、眼科専門医監修のもと、カラコン(カラーコンタクト)の危険性から正しい使い方のポイントまでを解説してまいりました。
カラコンは正しく使えば、楽しく簡単にオシャレを楽しむことができます。
ぜひ、使い方を守って安全に使っていきましょう!
監修医師プロフィール
医療法人社団 かわな眼科
理事長/院長 川名啓介 氏
[経歴]
1999年筑波大学医学専門学群卒業。
筑波大学附属病院、日製日立総合病院、総合病院土浦協同病院勤務を経て、2006年から筑波大学大学院 人間総合科学研究科講師となる。
2009年千葉県松戸市でかわな眼科を開設。
“快適な眼で、人生に潤いを“を目指し、患者さんにわかりやすい医療を提供することを目指している。
[専門分野]
白内障
緑内障
[保有資格・所属学会]
日本眼科学会認定眼科専門医
医学博士
[クリニック]