気まずい夫婦喧嘩。炎上回避の3つのコツとは

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気まずい夫婦喧嘩。炎上回避の3つのコツとは

パートナーと喧嘩をしたことがない夫婦っているのでしょうか。元は他人の二人が共に暮らしていると、何かしら喧嘩のタネに引っかかって不満をもらすだけではおさまらず、口論になってやがては大炎上…。幸せになりたいと思ってせっかく一緒になった仲なのに、どうしてこうなってしまうのでしょうか。

 

ここでは、アンガーマネジメント、ネゴシエーション、コミュニケーションといったビジネスの場面で重要視されている方法を通じて、夫婦喧嘩の炎上回避のコツを見ていきましょう。

妻の正論vs夫の正論

「はぁ、また喧嘩になっちゃった。今回はいつまで冷戦ムードかな…」。夫婦喧嘩の時、口論になっている間は他のことは目に入らないくらいカ〜ッとなってしまって、口をきかなくなってから激しく後悔することってありますよね。そもそも夫婦は他人。考え方も価値観も全く同じわけではない。分かってはいるんですよね、「冷静な」時の頭では。喧嘩のきっかけはささいな行き違いでも、熱を込めて話すほどに平行線どころか溝が深く広がっていく。夫婦喧嘩の多くはこんなパターンではないでしょうか。

妻か夫のどちらが謝って普段の生活を取り戻すのかは、夫婦によって違うでしょう。ただ、どちらかが我慢して心の中にくすぶったものを残していては、単なる喧嘩のタネから離婚の火ダネに発展しかねません。

 

今の日本は3組に1組が離婚する時代。1年間で約60万組の夫婦が誕生し、約21万組が夫婦関係に終わりを告げているそう。なんだか人ごとだと思えない数字ですよね。

二人で歩み始めた人生ですもの、笑顔の日々じゃないともったいないですよね。いつもの口論の理由が離婚したいほどの深刻なものでないなら、喧嘩をしない方向に舵をとるコツをぜひ実践してみてください。

6秒待って!アンガーマネジメントで怒りを鎮める

6秒待って!アンガーマネジメントで怒りを鎮める

SNSの投稿や著名人の不適切発言といった、ちょっとした一言がきっかけであっという間に大炎上…。こんな状況をよく見聞きしますよね。なんだか近頃、怒りが抑えられない人が増えているようにも感じます。インターネットやテレビなど、二次元上の人にさえイライラが収まらないのだから、夫婦ともなると尚更かもしれません。

 

「どうしてあなたはいつもっ!」とつい声を荒げてしまう方には、『アンガーマネジメント』が役立ちそうです。これは、日本では企業の社員研修などに導入されているメンタルトレーニングの一種で、“自分の怒りを上手にコントロールする方法”です。怒ってはダメというわけではなく、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としているそうです。

 

アンガーマネジメント発祥の地アメリカでは、子供の教育やアスリートのメンタルトレーニング、夫婦セラピーなどにも取り入れられています。また、DVや傷害、危険運転といった軽犯罪の裁判所命令ではアンガーマネジメントの受講を求められることもあるそうです。「怒り」とうまく付き合うことは、人間関係だけでなく社会生活をも円滑にしていくということなんですね。

「怒り」の衝動は6秒間

アンガーマネジメントでは、「怒りを感じたらまず6秒やり過ごしましょう」とレクチャーされます。人間の怒りのピークは6秒間だといわれています。怒りを感じた瞬間、衝動的にカッと起こした行動や発言によって深く傷つけたり関係を壊してしまうことも。どんなに相手が悪いと思っても、そうなると損をするのは結局自分ですよね。

 

怒りを感じたときに2回深呼吸をする、椅子に座り直すなど、自分なりの6秒セオリーをあらかじめ決めておくといいそうです。その間に、この怒りは自分にとってどのくらいか、抑えきれないものなのかを客観視できるようになると、衝動的な発言や行動を抑えることができそうです。

「怒り」に隠された本当の胸の内とは

「怒り」とは二次感情なのだそう。ある出来事に触れたときに「怒り」で感情表現をしていても、最初に感じた本当の思いは「寂しさ」「不安」「恐怖」「悲しさ」「落胆」だったりするのそうです。

 

「どうして帰るのが遅くなったのよ!!」という怒りには、「連絡がなくて心配した」「食事を用意していたのにがっかり」などという根っこの感情があるということ。

 

そうした自分の根っこの感情に触れてみて、そこからさらに深掘りしてみてください。「一緒に食事をしようと楽しみにしていたの」「大事なあなたに何かあったのかと思ったわ」など、怒りで見えなくなってしまった思いを相手に伝えることができたら、すんなり謝ってくれるかもしれませんよ。

 

そしてこれは相手が怒ってしまっている場合も同じこと。怒りの言葉尻を捉えて怒りをぶつけ返すのではなく、その言葉の裏に何がありどんな思いをさせてしまったのかを少し考えてみると、言い争いのゴングが鳴ることは減っていくかもしれません。

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