ヒートショックプロテインとは?美容への効果と作り出す方法をご紹介

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ヒートショックプロテインとは?美容への効果と作り出す方法をご紹介

美容への効果が期待できるとして、多くの女性に注目されているのがヒートショックプロテインです。

 

本記事では、ヒートショックプロテインの効果や作り出す方法などをご紹介します。それほど難しくないので、ぜひ実践してみてくださいね。

ヒートショックプロテインとは?

ヒートショックプロテインとは?

人間に限らず、多くの生き物はさまざまなストレスに晒されながら暮らしています。そのストレスから身を守ってくれるのが、「ヒートショックプロテイン(HSP)」です。

 

プロテインとは、たんぱく質を意味します。「プロテイン」と聞くとよく運動とともに摂取する「プロテインドリンク」を想像する方もいるかもしれませんが、実際にはヒートショックプロテインは体内のたんぱく質のことをいいます。ストレスを受けた細胞を修復するため、さまざまな効果が期待できると考えられています。

 

ヒートショックプロテインによる代表的な効果は以下のようなものです。

 

抗炎症作用

免疫力の向上

 

また、がんの予防にも効果的であると考えられています。ヒートショックプロテインは、熱ストレスによって効率的に増加し、身体へ作用します。

ヒートショックプロテインの美容への効果

ヒートショックプロテインは美容面では以下のような効果が期待できます。

 

メラニン生成を抑制してシミを防ぐ

肌のハリを高める

たるみや肌荒れを防ぐ

活性酸素を無害化する

ニキビ・吹き出物の炎症を抑える

代謝を良くする

 

免疫力を高めるだけでなく、美容にも良いとされています。日常生活でヒートショックプロテインを増やすよう、意識してみましょう。

ヒートショックプロテインの量

ヒートショックプロテインは年齢を重ねると量が徐々に減少するといわれています。特に大きく減少するのが、40代後半から50代にかけてのころです。

 

ヒートショックプロテインが減少すると、ストレスやダメージが肌に残りやすくなります。その結果としてハリが失われ、たるみや肌荒れを引き起こす可能性も。アンチエイジングを考えるのなら、ヒートショックプロテインを作るのが良いでしょう。

ヒートショックプロテインを作り出す方法

体温を上げると、体内でヒートショックプロテインを作り出すことが可能です。作り出されたヒートショックプロテインは、1週間ほど体内に残ると考えられています。

 

ここでは手軽にできる3つの方法をご紹介します。

入浴でヒートショックプロテインを作り出す方法

ヒートショックプロテインは体温を38度くらいまで上げると、体内で作り出されます。

 

ただし平熱には個人差が大きく見られるものですよね。そこで身体に負担をかけすぎないよう、まず平熱を測っておきましょう。

 

体温を平熱より1.5度上げるのを目標にします。

 

1.40度のお湯に10分ほど浸かる

2.慣れたらお湯の温度を42度に上げて10分浸かる

3.お湯から出たら10分程度保温する

 

入浴後も体温を測り、平熱より高くなっているかチェックしてみてください。

運動でヒートショックプロテインを作り出す方法

ヒートショックプロテインは運動で身体を温めても作り出せます。特に効果的なのが、筋トレと有酸素運動の組み合わせです。

 

腹筋や腕立て伏せなどをしてから、15分程度のウォーキングを行いましょう。また30分程度のランニングも効果的です。

 

汗が出て少し疲れる程度まで身体を動かしてみましょう。

サウナでヒートショックプロテインを作り出す方法

サウナもヒートショックプロテインを作り出すのに有効です。おすすめは、遠赤外線サウナやミストサウナ

 

サウナに入り、5~10分程度身体を温めてみましょう。ただし温度が高すぎるサウナの使用は避けてください。

ヒートショックプロテインを作り出すときの注意

ヒートショックプロテインを作り出すときの注意

ここではヒートショックプロテインを作り出すときの注意点を3つご紹介します。体温を上げるだけではなく、注意点についても確認しておきましょう。

身体を冷やさない

入浴・運動・サウナのあとは、なるべく身体を冷やさないようにしましょう。特に冬は気温が低くて体温が下がりやすいため、しっかり温めます。

 

入浴後は保温をして汗を出すのが大切です。扇風機や冷房で冷やしてしまうと効果を得にくくなってしまうので注意してください。

入浴での方法は週に2回を目安にする

入浴での方法を毎日実践してしまうと、身体が慣れてしまいます。身体が熱に対するストレスを感じなくなると、ヒートショックプロテインが作られません。

 

そこで適度にあいだを開けて実践するのが理想的です。

 

週に2回程度を目安に試してみましょう。

水分補給を行い熱中症に気をつける

ヒートショックプロテインを作り出すには、体温を熱で上げます。そのため前後には水分補給が必要です。

 

脱水症状や熱中症などにはくれぐれも注意しましょう。入浴後は、立ちくらみにも気をつけてください。

まとめ

美容への効果も期待できるのがヒートショックプロテインです。

 

入浴・運動・サウナなど、手軽な方法でヒートショックプロテインは作り出せます。免疫力の向上や、代謝アップなどを目指している方にもおすすめです。

 

ただし必ず水分補給を行って、無理をしないように気をつけてくださいね。

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