蛙化現象って何?治し方は?蛙化現象の特徴や原因とは
「蛙化現象って何?」「蛙化現象の治し方はある?」
蛙化現象は、好きだった相手が振り向いた途端に気持ち悪くなって冷めてしまう現象のことをいいます。
この記事では、蛙化現象の特徴や原因について解説しています。治し方などについても触れているので、参考にしてみてください。
蛙化現象の特徴は?
蛙化現象の特徴についてご紹介します。蛙化現象の由来や症状についてまとめているので、「この感覚はもしかしたら蛙化現象かも?」と思う方は、あてはまっているか確認してみましょう。
好きだった相手が気持ち悪くなる
蛙化現象は「かえるかげんしょう」と読みます。
片思いしていた相手と両想いになれたとたん、相手のことが気持ち悪くなって嫌いになってしまうというのが特徴で、特に若い女性が多く悩まされているといわれています。
蛙化現象の由来は「カエルの王様」
蛙化現象の由来は、グリム童話の「カエルの王様」からきているとされています。
「カエルの王様」のあらすじは下記のとおりです。
ある国の王女様が、遊んでいた毬を泉に落としてしまいました。するとカエルが現れ、毬を拾う代わりに寝食を共にしてほしいといいます。王女様は承諾し毬を拾ってもらいますが、約束を守らずに城に戻ってしまいました。
カエルが城までやってきて約束を守るように要求すると、見かねた父王は王女様に約束を守るようにいいます。しぶしぶカエルと食事を分け合った王女様ですが、カエルが一緒のベッドに入ろうとしたところで気持ち悪さが頂点に達し、カエルを壁に投げつけます。
するとカエルにかけられていた魔法がとけ、本来の立派な王子様の姿に戻ります。事実を知った王女様は王子様と恋に落ち、2人は最終的に結ばれるという話です。
蛙化現象はこの話の逆ですが、それまでとは正反対の気持ちを抱くことになぞらえて、蛙化現象という名前がついたようです。
明確な症例として認知されているわけではなく、SNSで使われた表現が多くの共感を呼び、定着したとされています。
蛙化現象の症状
蛙化現象の症状としては、主に下記の2つがあげられます。
・好きなのに気持ち悪いと思ってしまう
それまでは好きだと思っていたのに、一緒にいたくない、顔も見たくない、など生理的に不快に感じるケースが多いです。
単純に嫌いになるだけでなく、嫌悪感すら抱いてしまうのが特徴といえるでしょう。
・自己嫌悪に陥る
蛙化現象は、相手のことだけでなく自分のことも嫌いになってしまうのが特徴です。特に自分から好きになって告白した場合は、自分の行為を振り返って嫌悪感を抱いてしまうケースが多いようです。
蛙化現象の原因やなりやすい人の特徴
蛙化現象は特に若い女性がなりやすいといわれています。その原因やなりやすい人の特徴についてまとめました。
蛙化現象の原因
蛙化現象の原因はいくつかありますが、「理想のパートナーを選びたい」という防衛本能が大きな要因と考えられています。
片思い中は相手のことしか目に入らないくらい、夢中になるでしょう。しかしその状態でいざ両想いになると、理想と現実とのギャップに落胆して拒否反応が出てしまうのだそうです。理想のパートナーを選びたいと思うが故に、ギャップがあると苦しく感じるのでしょう。
また、ときには片思いする自分に酔っている人もいます。両想いになるとその状態が終わってしまい、その先に相手とどうなりたいかを考えていなかったために、蛙化現象が起きてしまうようです。
蛙化現象になりやすい人の特徴
蛙化現象になりやすい人の特徴は、主に下記の3つです。
1.自分に自信がない
自分に自信がない人は、好きになった人が自分のことを好きになっても、「自分が好きになってもらえるはずがない」と受け入れられずに、蛙化現象を引き起こしてしまう傾向があるといわれています。
2.恋愛経験に乏しい
恋愛経験が少ないと、せっかく両想いになれてもどう付き合ったらいいのかわからず、不安を感じてしまいます。自然と相手を遠ざけようとして、蛙化現象を引き起こしてしまうようです。
3.理想が高く夢を見ている
理想が高いと現実とのギャップを受け入れられず、蛙化現象を引き起こしてしまいがちです。せっかく両想いになった相手を自分の夢見る王子様にあてはめて、現実が異なると拒否してしまうのではないかといわれています。
蛙化現象は男性もなる?
蛙化現象は女性に多いといわれていますが、男性でも蛙化現象になる人はいます。
男性にはそもそも狩猟本能があり、追いかけることに意義を感じているので手に入れるととたんに冷めてしまうという人がいます。ただし嫌悪感を抱くほどではないので、蛙化現象とは異なります。
しかし、男性でも恋愛経験に乏しかったり自己評価が低かったりすると、蛙化現象に陥りやすいようです。
蛙化現象の治し方5選
蛙化現象の治し方で代表的なものを5つご紹介します。蛙化現象は病気ではないため、どんなに苦しいと思っても治療法や処方箋はありません。自分の行動や内面を変える努力が必要になります。
1.交友関係を広げる
蛙化現象を治すには、交友関係を広げてみましょう。まず恋愛から離れて、自分の趣味や同性の友達との遊びに意識を向けることが大切です。
また、交友関係を広げれば恋愛経験に乏しい人は異性に慣れることができます。交友の輪が広がれば新しい出会いがある可能性も高まるので、交友関係は広げておいて損はありません。
2.友達からはじめる
蛙化現象は恋に盲目な状態でいると、理想と現実とのギャップで引き起こされてしまいます。恋愛に絞らず、まずは友達の1人として意中の人と接するようにしましょう。
友達からはじめると目の前の相手が本当に付き合うべき人なのかを見極める時間的余裕もできます。
3.相手の良いところを見る
蛙化現象は相手を気持ち悪く感じてしまう現象なので、相手の良いところを見る努力をしましょう。
最初に相手のどこを好きになったのか、初めて惹かれたころの気持ちを思い出すことが大切です。共通の知人に聞くなどして、好きという気持ちを思い出してみましょう。
4.相手任せにしない
蛙化現象は相手が理想と異なると感じたときに起こりやすいといわれています。
恋愛を相手に任せ、何かしてもらうのを待っているだけでは、理想と異なる行動をとられたときに幻滅してしまうのは当然です。
恋愛に限らず人間関係はギブアンドテイクなので、自分からもできることは与えていくようにしましょう。
5.自分を認める
蛙化現象は自分に自信がない人も陥りやすいといわれています。自分は相手と両想いになっていいんだ、と自分のことを認めましょう。
また、恋愛からや距離を置いて自分磨きに専念するのも有効です。自分を磨けばそんな自分を認められるようになり、磨かれた自分であれば自然と異性にも好かれるようになります。
まとめ
蛙化現象の特徴や原因、治し方についてまとめました。
蛙化現象は病気ではありませんが、片思いしていた相手と両想いになったとたん、嫌悪感を抱いてしまう現象です。
自己嫌悪に陥ってしまう人も多いですが、蛙化現象はほとんど自分の内面の問題です。
考え方次第でプラスに転じることもできるので、一度自分の内面と向き合ってみてください。
蛙化現象を解消して、ステキな恋愛につながることを願っています。