基礎代謝を上げて効率よくダイエット!基礎体温を上げるメリットやおすすめ食材3選などをご紹介【管理栄養士監修】
日に日に暑さが増し、薄着になるこの季節。
「夏本番を迎える前に痩せたい!」
「そもそも太りにくい体質になりたい!」
こんなお悩みや願望を持っている人も多いのではないでしょうか?
基礎代謝を上げると普段の生活での消費カロリーが増えるため、ダイエットしたい人には大きな味方となるでしょう。
この記事では、基礎代謝を上げる効果が期待できる食材や、基礎体温を上げる習慣を解説していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
基礎体温を上げるメリット
基礎体温とは、「生命を維持するのに必要最小限のエネルギーしか消費していないときの体温」のことです。
基礎代謝は、基礎体温と大きく関わっています。
ここでは、基礎体温を上げるメリットを3つ解説していきたいと思います。
消費エネルギーの増加
基礎体温が上がると基礎代謝が活発になり、今までと同じ生活をしていても多くのエネルギーを消費できるようになります。
体温が1℃上がると、基礎代謝は12~13%もアップすると言われており、痩せやすく太りにくい体質を目指せます。
肌がきれいになる
基礎体温が低いと、血行不良をまねきます。
血行不良だと肌に十分な栄養や酸素が行き渡らず、ターンオーバーの乱れをまねいたり顔色が悪くなったりしてしまうのです。
基礎体温を上げ、血流を良くすると、ターンオーバーが整い、くすみを防いだり、顔色が良くなったりという効果が期待できます。
冷えにくくなる
冷えの原因のひとつに、血行不良があります。
血液は、体内で作り出された熱を全身に運ぶ役割もあるため、基礎体温を上げて血流が良くなることで冷えにくいカラダを手に入れることができるのです。
基礎代謝を上げる効果の期待できる食材
基礎代謝を上げるには、食事も重要です。
ここでは、基礎代謝を上げる効果が期待できる食材を3つご紹介していきます。
豚肉
カルニチンを多く含む豚肉は、基礎代謝を上げる効果が期待できる食材です。
カルニチンは脂肪燃焼に必須なアミノ酸であり、しっかり摂取することで基礎代謝アップが期待できます。
また、筋肉の素となるたんぱく質も豊富であるため、筋肉量が増えることによる基礎代謝の向上も期待できます。
生姜
生姜にも基礎体温を上げる効果が期待できます。
生姜には血行促進作用を持つ「ジンゲロール」という辛み成分が含まれていて、カラダを温める働きがあるためです。
また、生の生姜を加熱したり乾燥させたりすると、ジンゲロールが「ショウガオール」という成分に変化します。
ショウガオールは胃腸を刺激する働きがあり、ショウガオールの摂取によって内臓の働きが活発になるため、カラダの中から温められ、基礎体温を上げる効果が期待できるのです。
しかし、胃への刺激が強いため、生姜の一日の摂取量は10gを目安に、食べ過ぎには注意しましょう。
アーモンド
アーモンドも、基礎代謝を上げる効果が期待できます。
アーモンドには、血行を促進する「ビタミンE」と血液をサラサラにして全身に栄養を行き渡らせやすくする「オレイン酸」が多く含まれているためです。
血液の巡りが良くなるため全身に栄養が行き渡り、内臓の働きが活発になって基礎代謝アップにつながります。
食材以外でもできる基礎体温の上げ方
基礎体温を上げるには、食事以外の生活習慣も重要です。
今日からすぐにはじめられる基礎体温の上げ方を2つ解説していきたいと思います。
水分補給は常温水or白湯
基礎体温を上げるためには、常温水か白湯で水分補給をするのがおすすめです。
白湯を飲むと、カラダを中から温めることができ、内臓の温度が1℃上がると、基礎代謝が10%程度上がると言われています。
また、基礎代謝を上げるには、胃腸に負担をかけない常温水もおすすめです。
暑い夏は冷水を飲みたいところですが、冷水を飲むと内臓が冷えることで機能低下し、血流を滞らせてしまいます。
これは、基礎代謝が落ちるひとつの原因となることに注意しましょう。
そのため、普段の水分補給には常温水か白湯がおすすめです。
朝起きたときと寝る前に白湯を飲み、日中は常温水を飲むなど、タイミングによって飲み分けるといいでしょう。
毎晩37~40℃の湯船に浸かる
基礎体温を上げるためには、湯船に浸かることが重要です。
湯船に浸かると、下半身に水圧がかかり心臓に戻ってくる血液の量が増え、全身の血流が良くなります。
毎日10分ほど湯船に浸かることで、体温が約1℃上昇すると言われています。
37〜40℃程度のぬるめのお湯に、10〜20分ほど入るといいでしょう。
湯船に浸かることで、カラダを芯から温めることができます。
しかし、湯船の温度が42℃など熱すぎる場合は、カラダを興奮させてしまいリラックスできなかったり、血圧が上がったりしてしまう可能性があるため注意が必要です。
基礎代謝を上げるには漢方薬もおすすめ
す。
基礎代謝の向上を目指すには、
「脂質代謝や脂肪燃焼を促す」
「水分代謝を整え、余分な水分や老廃物を体外に排出する」
「血流を良くする」
といった作用のある漢方薬を選びます。
漢方薬は根本からの改善を得意としており、太りにくく痩せやすい体質を目指せます。
そこで今回は、基礎代謝の向上やダイエットにおすすめの漢方薬を2つ解説していきたいと思います。
おすすめの漢方薬
●防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
体内にたまった余分な老廃物を便といっしょに排泄するとともに、脂質代謝、脂肪分解・燃焼を促すことで肥満を改善する漢方薬です。
おなか周りに脂肪がつきやすい人や便秘に悩んでいる人におすすめです。
●防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分代謝を整えることで、余分な水分を体外に排出し、水太りやむくみに働きかける漢方薬です。
疲れやすく汗かきの人におすすめです。
自分に合う漢方薬を知りたいという人には、漢方の専門家にオンラインで個別相談ができる『あんしん漢方』などのサービスもおすすめです。
AI(人工知能)が個々人に効く漢方を見極めて、自宅まで郵送してくれるという手軽で便利なサービスです。
基礎代謝を上げて効果的にダイエットをはじめよう
いかがでしたか?
基礎代謝を上げると、普段の生活でのエネルギー消費量を増やすことができます。
基礎代謝を上げるのに役立つ食材や行動など、取り組みやすいものからはじめてみてください。
食事の管理や運動などと組み合わせることで、効率的にダイエットを進められるでしょう。
監修者プロフィール
あんしん漢方 管理栄養士
小原 水月(おはら みづき)
管理栄養士・健康食育シニアマスター。
社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。
自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。
「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれる食スタイルを発信中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方『あんしん漢方』でもサポートを行っている。