【医師監修】えっ、更年期!?アラフォーに入ったら心と体の変化に備えよう
頑張りすぎないことを意識しよう
真面目な人ほど、プレ更年期の体調不良によって家事や仕事がうまくいかないとき、「また怠けてしまった」と罪悪感を持ちやすいもの。
でも、その罪悪感がかえってストレスを呼び込んでいると気づいてください。
体調不良は休めのサイン。
そう割り切ってペースを落とすことで、体調が上向きになることもありますよ。
寝ながらでもスマホをやっちゃうのはNG
忙しいアラフォー女性の中には、睡眠前の数十分が唯一の一人でゆっくりできる時間、という方も。
SNSにアップされている充実した暮らしぶりなどを眺めるうちに、自分も負けじとと頑張って更新してしまいたくなるのもわかりますが、睡眠前のスマホの光は眠りを大きく妨げます。
外部からの情報を受けすぎると心も揺らぎ、交感神経が活発になってしまうことも。
厚生労働省によると、更年期女性の約半数が不眠に悩まされているそうです。
睡眠の質を維持し更年期の不眠に悩まされないように準備するためにも、せめてベッドに横になったらスマホを見ないという習慣を続けてみてはいかがでしょう。
手抜きをしてもいいと自分にOKを出して
「今日はラクしちゃおう」
「全部できなかったけどいいや」
「誰かに代わってもらえないかな」
といった“手抜き”を後ろめたく思わずに実践してみてください!
頭痛やダルさでいつものように動けない時は、ちゃんとギブアップして横になる。
イライラして人に当たってしまいそうな時は、一人になれる場所を見つけておく。
こうした回避方法を用意しておくと、気分的にもずいぶん違ってくると思います。
自分を大事にすることが何よりの”プレ更年期対策”
頑張り屋のアラフォー女性のみなさま。
更年期の症状は女性ホルモンの低下だけでなく、ストレスやその人の性格も要因だそうです。
何より、体調が悪そうでため息ばかりのあなたよりも、生き生きと歳を重ねているあなたの方が、周りの人までハッピーにできると思いませんか。
忙しさからついつい自分の事は後回しにしがちですが、この記事を読んだ今からでも食事、睡眠、入浴などの生活習慣を見直して、ストレスを和らげるコツを身につけておくようにしましょう。
しっかりと予防しておくことで、本格的な更年期を迎えた時に症状を出にくくしてくれることと思います。
監修医師プロフィール
湘南リウマチ膠原病内科
院長 上原 武晃 氏
[経歴]
横浜市立大学附属病院 リウマチ・血液・感染症内科 指導診療医
横浜市立大学市民総合医療センター リウマチ膠原病センター 指導診療医
茅ヶ崎市立病院 リウマチ膠原病内科 部長
湘南リウマチ膠原病内科 院長
[保有資格・所属学会]
日本リウマチ学会専門医
日本内科学会認定内科医
日本アレルギー学会専門医
日本医師会認定産業医
臨床研修指導医
日本抗加齢医学会
身体障碍者福祉法指定医
難病指定医
医学博士
[クリニック]