更年期をできるだけ快適に!不調を軽減するサプリの選び方
更年期に使えるサプリの選び方
更年期の不調を和らげるためのセルフケアとしては、食生活の改善や運動、睡眠などがあります。
しかし、更年期の症状によって無気力になっていたり、落ち込んでいたりすると、積極的に行動するのは難しいかもしれません。
手軽に取り入れられるセルフケアの方法としては、サプリメントがあります。
サプリメントは栄養補助食品です。
サプリメントで更年期に不足しがちな栄養を補うことで、更年期の不調が改善することもあります。
自分の症状に合ったサプリメントを見つけて、更年期をうまく乗り越えましょう。
更年期のセルフケアに使えるサプリメントの選び方をまとめました。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、女性に嬉しい効果をもたらす成分としてよく知られています。美容液などにも使われていますよね。
更年期の女性にとっても、大豆イソフラボンは心強い存在になります。
大豆イソフラボンはエストロゲンに似た働きをしてくれる成分です。
更年期に起こりやすい不調の多くはエストロゲンが減少することによって起こるので、大豆イソフラボンはあらゆる不調の改善に役立つ可能性があります。
どのサプリメントを選べばいいか迷った時は、まずは大豆イソフラボンの入ったサプリを探してみましょう。
エクオール
エクオールは先ほどご紹介した「大豆イソフラボン」と深いつながりのある成分です。
大豆イソフラボンの一種である「ダイゼイン」が腸内細菌によって変換されると、エクオールが生まれます。
エクオールは大豆イソフラボンそのものよりも、エストロゲンに似た働きをしてくれる物質です。
しかし、大豆イソフラボンをエクオールに変換できる腸内細菌を持っているのは、日本人の2人に1人と言われています。
大豆イソフラボンをエクオールに変換する腸内細菌がないと、大豆イソフラボンを摂取しても期待する効果が得られない場合があります。
エクオールはサプリメントで直接摂取することができます。大豆イソフラボンと一緒に覚えておきたいサプリメントです。
プラセンタ
「プラセンタ注射」は更年期障害の治療法として有名ですが、プラセンタはサプリでも摂取することができます。
プラセンタは胎盤から抽出されるエキスです。ビタミンやミネラル、たんぱく質、脂質、糖質などさまざまな栄養素が含まれています。
更年期にはエストロゲンの減少やそれに伴う自律神経の乱れによって、さまざまな不調が起こりやすくなります。
プラセンタにはホルモンバランスを整え、自律神経を正常にする働きがあるので、更年期症状の改善に期待ができる物質です。
プラセンタ注射にはヒト由来のプラセンタが使われていますが、サプリメントは豚や馬、羊などの胎盤から抽出したものが使用されています。
もっとも一般的なのは豚のプラセンタです。馬のプラセンタは豚プラセンタよりも栄養価が高く、アミノ酸の含有量も圧倒的に多いと言われていますが、その分とても高価です。
プラセンタサプリを選ぶ時には、原材料やプラセンタの含有量に注目してみてください。
サポニン
サポニンは高麗人参などに多く含まれている栄養素です。
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、サポニンには体の状態を正常に保つ機能があるので、あらゆる不調の改善に期待ができます。
サポニンには血液の循環をスムーズにする働きもあります。ですから、血行不良が原因で起こる肩こりや体のだるさなどに効果的です。自律神経を整える効果もあるので、ホットフラッシュや不眠などの症状も改善できるかもしれません。
まとめ
更年期は心身にさまざまな不調が起こりやすくなりますが、自分の心と体の健康について考える良い機会でもあります。
食生活や生活習慣を見直したり、趣味を楽しんだりして、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
睡眠や入浴、リラクゼーションで心身を休ませることも大切です。存分に自分を労わってください。
更年期症状が続くとつらい時もあると思いますが、一生続くわけではありません。
サプリメントもセルフケアの1つとして上手に取り入れて、更年期をできるだけ快適に過ごしましょう。
以上
参考 URL
・更年期とは
https://ko-nenkilab.jp/menopause/
・エクオールとは