レーシックってどんな手術?手術方法から注意するべき点までご紹介

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レーシックってどんな手術?手術方法から注意するべき点までご紹介

皆さんの周りにはレーシック手術を受けている人はいますか?有名人でいうと、プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手、元AKBの前田敦子さん、ゴールデンボンバーの樽美酒研二さん、サッカー日本代表の本田圭佑選手、F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグ選手などの名だたるスポーツ選手や有名人がレーシック手術を受けたことを告白しています。

 

ですが、そんな有名人でも「術後に視力が低下した」といった話が噂にあがったり、再手術を重ねているといった情報を耳にしたりすると、「レーシック手術はしない方がいいのではないか」と思う人も多くいるのではないでしょうか。今回は、そんなレーシック手術について詳しくご紹介します。

レーシックって何?

レーシックとはどんな手術法を指すのでしょうか。

レーシックは、角膜を「エキシマレーザー」と呼ばれる装置を使って削り、角膜の角度を変えることによって、視力を回復させる手術法です。「エキシマレーザー」とは、希ガスやハロゲンなどを混合させたガスを使い、レーザー光を発生される装置をのことです。1990年にギリシャのDr. Pallikarisが考案したといわれています。

近視を補正する場合の多くは、眼鏡やコンタクトを利用し、装着している間だけ視力を回復させる方法が一般的です。しかしレーシック手術では角膜そのものにレーザーを当てカーブを変えて見え方を矯正させることで、屈折異常を矯正し、本来の良い状態に近づけます。これによって何も装着をしていない裸眼の状態の視力回復が見込めるのです。しかし、削られた角膜は薄くなってしまい元には戻らないので、失敗例が多く報告されているのも実情です。

手術の流れ

手術の流れ

次に具体的なレーシック手術の流れをご紹介します。

まずはじめに、目に点滴麻酔を行い、痛みがないようにします。次に、まぶたを開き、手術中に閉じないように固定をします。この時点で既に麻酔が効いているので、痛みも感じませんし、ドライアイの人であっても、乾燥を感じることはありません。そしてレーザーを使って「角膜フラップ」を作成していきます。このフラップとは、蓋の役割を果たすものです。これを角膜の表面に作ることで手術後の傷を保護することができ、痛みの減少や回復力の増進につながります。だいたいこのレーザーの照射時間は15秒ずつを目安だと考えてください。

さらにまつ毛が目に入らないように処理をしてから、目を瞑らないように特殊な器具で固定をします。この時に瞳孔のサイズや虹彩が動いても問題がないように、瞳孔中心と虹彩を機械が認識し、その動きに合わせてレーザーが照射されます。

実際に角膜にレーザーを当てていく

そしてついに、先ほど作ったフラップをめくり、エキシマレーザーを照射して、角膜を削っていきます。照射する時間は目のサイズや形、元の視力、矯正度数によって異なりますが、おおよそ60秒前後だといわれています。施術は赤いランプのようなものを眺めていると終わるそうです。目の手術なので、何が行われているのかこの目で確認できるのが怖いですね。ですが、メスを直接目に当てるわけではないので、その面においては安心して手術に望めるのではないでしょうか。

レーザーや光で削る、と聞くととても温度の高いイメージを抱くかもしれませんが、エキシマレーザーにはもちろん火傷などの心配はありません。人体に影響を与えることのないレーザーといわれています。

そうして最後にフラップを元の位置に戻して手術は終了です。戻す際は、糸などで縫いつけるのではありません。レーザーによって剥がされた角膜は非常に接着機能が高いのでそのままで接着されます。保護をするために、上から度が入っていないレンズのみのコンタクトレンズを装着する場合もあるようです。

これらすべての工程に要する時間は約20分ほどとされています。日帰りで終わるとても簡単な手術なのです。

レーシックを受ける目的

以上がレーシック手術の一連の流れになります。

レーシック手術を受ける理由は様々ありますが、多くの人は何を求めてレーシックをするのでしょうか。

共通の目的としては「落ちてしまった視力を回復させること」です。それに加えて、眼鏡やコンタクト装着によって起こる不快感や、不便利さを解消するためにレーシックを受ける人もいます。また、視力が悪いながらも「コンタクトやメガネは邪魔」という理由で矯正器具をつけていない方にも、レーシックはうってつけの手段のようです。

どんな職種の人が多いの?

では、レーシック手術はどんな人が行っているのでしょうか。

例えばプロスポーツ選手など、メガネやコンタクトを装着しているとプレイの邪魔になる場合、客室乗務員モデル俳優、など容姿を売りにしている仕事、そのほかにも医師歯科医師、人命救助などを行う自衛隊や、警察官消防官などがいます。

また珍しい職種だと、湯気でメガネが曇ってしまうことが多い料理人や、自分の息でメガネが曇ってしまうことがある「冷凍庫で作業をする人」も手術を受けているようです。ですが、もちろん一般の会社員や主婦、学生など幅広い人たちが手術を受けています。

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