ロング、ボリューム、セパレート… 。マスカラのタイプと正しい選び方
目ヂカラアップに欠かせない、「マスカラ」。
まつげが濃く、キレイにカールしているだけで、目元の印象は180度変わります。
普段マスカラを使用している女性なら、その魔力はもうご存知ですよね?
そんなマスカラですが、「お店に行くと毎回どれを選べばいいのか分からなくて迷う」
という方も多いのでは?
それもそのはず。コスメショップに足を運ぶと、店頭にはさまざまな種類のマスカラが。
ボリューム、セパレート、ロング、カール…
さらにフィルムタイプやら繊維入りやら、なにがなんだか…という感じですよね。
本日は、マスカラ選びでお悩みのあなたに、運命のマスカラの選び方をご紹介したいと思います。
マスカラ選びって大変?
メイクをするうえで非常に重要なポイントは、まつげ。
ほんの少しの太さの違い、ほんの少しの長さの違い、ほんの少しの本数の違いで、
目元の印象は驚くほどに代わります。
そんなまつげを最大限に美しく整えてくれるのが「マスカラ」。
マスカラは、メイクの肝と言っても過言ではありません。
どんなにアイメイクを丁寧に作りこんでも、最後の仕上げでマスカラを忘れてしまっては、「仏作って魂入れず」。
そのくらい、とても重要なパーツなのです。
そんなマスカラですが、意外とその選び方で迷っている方も多いのでは?
なんせ、マスカラは異様にタイプが多いのが特徴。
マスカラは、「仕上がりの種類」や「落ちにくさの種類」などによって、細かくタイプが分類されています。
◆仕上がりの種類
・ボリュームタイプ
・ロングタイプ
・セパレートタイプ
・カールタイプ
◆落ちにくさの種類
・フィルムタイプ
・ウォータープルーフタイプ
こうやって並べてみると、なんだかややこしいですね。
マスカラ選びで迷ってしまうのも無理ありません。
マスカラってどうやって選べばいいの?
こんなたくさんの種類の中から自分にぴったりのマスカラを選ぶのは至難の業。
一体、マスカラを選ぶときはどうやって選べばいいのでしょうか?
上述の通り、マスカラの分類の仕方には大きく分けて2種類あります。
「仕上がりの種類」
「落ちにくさの種類」
マスカラを選ぶ際は、これら2つのポイントに注目して選ぶことが大切です。
ここからは、各項目におけるマスカラの選び方についてご説明していこうと思います。
マスカラの選び方(1)仕上がりで選ぶ
まず一つ目の選び方としては、「目指す仕上がりから選ぶ」という方法があります。
① 目元にインパクトを与えたい方は「ボリュームタイプ」
ボリュームタイプの特徴としては、
まつ毛の一本一本を「太く」見せたり、まつ毛の本数を「多く」見せてくれるという強みがあります。
そのため、まつ毛一本一本が細くてコシの無い方や、まつ毛の本数が少ない方におすすめできるマスカラタイプです。
テクスチャーが重めのため、まつ毛にたっぷりと液がつき、まつ毛にボリュームを与えてくれます。
インパクトのある目元を演出したいときにぴったりです。
ただし、液が多くつく分、ダマになりやすいという弱点も。コームでよくとかしながら付けるようにしましょう。
② 細くて長い繊細なまつ毛を目指したい方は「ロングタイプ」
ボリュームタイプが、まつ毛を「太く」、「多く」見せてくれるのに対し、
ロングタイプは、まつ毛一本一本を「長く」見せてくれる効果があります。
ボリュームタイプよりも自然にまつ毛を強調できるうえ、縦幅が強調されるのでデカ目効果を期待することができます。
ぼてっとした感じが無く上品&自然なので、マスカラ初心者さんにもおすすめできるマスカラタイプです。
しかし、ロングタイプのマスカラには「ファイバー(繊維)」が入っていることが多いため、ダマになったり、パンダ目になりやすいことも。コームでしっかりと溶かすのが重要です。
③ 放射状に広がるまつ毛を目指したい方は「セパレートタイプ」
セパレートタイプは、ロングとボリュームの良いとこ取りをしたようなマスカラのこと。
程よいロング感と程よいボリュームを出すのに適しています。
また「セパレート(別れる)」という言葉の通り、まつ毛1本1本がくっつかず別れているので、とても上品で自然な仕上がりになります。
まるでまつエクをしたかのような、放射状に広がるキレイなまつ毛を作ることができます。
「まつ毛の量が多くてマスカラを塗ると重たい感じになってしまう」
「もっと自然なマスカラがほしい」
そんな方におすすめのマスカラタイプです。
④ 下向きまつ毛や直毛まつげでお悩みの方は「カールタイプ」
お人形のようなくるんとしたまつ毛を目指している方は、「カールタイプ」のマスカラがおすすめ。
カールが長時間持続する作りになっているため、
「ビューラーで上げてもすぐに落ちてしまう」
「まつげが直毛&下向きでカールしづらい」
という方にもピッタリ。
横から見た時にくるんとした曲線が現れるので、ガーリーで女性らしい印象に仕上がります。
マスカラ下地などを併用すると、さらにカールが落ちづらくなりますよ。
マスカラの選び方(2)落ちにくさの種類
さて、ここまでは仕上がりの好みによるマスカラの選び方もご紹介しましたが、「落ちにくさ」も重要なポイント。
「落ちにくい」と一言で言っても、
・皮脂に強い
・水に強い
・水と皮脂両方に強い
など、「落ちにくさの種類」というものが存在します。
ここからは、「落ちにくさ」という観点でマスカラのタイプを見ていきたいと思います。
① フィルムタイプ
フィルムタイプマスカラの特徴は、「皮脂には強いが、水には弱い」ということです。
皮脂に強いので、多少の皮脂なら滲んでしまうこともありません。
「オイリー肌なせいで、夕方になるとパンダ目になっちゃう…」という方にはぴったり。
皮脂によるにじみの少なさで選ぶなら、フィルムタイプが一番です。
しかし一方で、「水には弱い」という弱点も。
汗っかきの方や、よく目薬を付けるという方は注意が必要です。
水と触れてしまうことで、ポロポロとカスがでて崩れてしまいます。
とはいえ、水に弱いことで、良いこともあります。
フィルムタイプのマスカラは、水やお湯で流すだけで簡単にオフできるのです。
専用のリムーバーも必要ないので、忙しい現代女性にはうってつけ。
皮脂には強い。けど水には弱い。
それがフィルムタイプマスカラの特徴です。
② ウォータープルーフタイプ
ウォータープルーフタイプマスカラの特徴は、その名の通り「水に強い」ということです。
スポーツをよくする方、汗っかきの方、目薬を頻繁に付ける方などは、水に強いウォータープルーフを選ぶと良いかもしれません。特に、プールや海水浴に行くときは、フィルムタイプではなくウォータープルーフタイプを選びましょう。
しかし、ウォータープルーフにももちろん欠点はあります。
それは「皮脂には弱い」ということ。
「ウォータープルーフのマスカラなのに、夕方になるとにじんでる!どうして?!」
そんな経験がある方も少なくないのでは?
それは、マスカラが「皮脂」に反応しているから。
ウォータープルーフタイプというと「滲みにくい」という印象がありますが、実は水や汗に強いだけで、皮脂には強くありません。
オイリー肌の方は、ウォータープルーフタイプよりもフィルムタイプの方が向いているでしょう。
ただし、最近は皮脂にも強いウォータープルーフタイプマスカラも増えてきているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日はマスカラの正しい選び方をご紹介しました。
マスカラって、なにやらややこしいタイプが色々あって、今までなんとなくで選んでた・・・という方も少なくないかもしれませんね。
それぞれの種類の意味を知れば、マスカラ選びはもっと上手になります。
今度マスカラを買い替えるときは、マスカラの種類に注目して「運命のマスカラ」を見つけてみてください。