朝食にタンパク質を摂るのが流行ってる?効果やポイントを紹介

最終更新日:
朝食にタンパク質を摂るのが流行ってる?効果やポイントを紹介

皆さんは毎朝どのような朝食を食べていますか?ガッツリ食べる方もいれば、スムージーだけ、パンとコーヒーだけ、という方もいるかもしれません。最近では、健康に気をつかう方たちの中で、朝食にタンパク質を摂ることが注目されています。そこで今回は、朝食にタンパク質を摂ることの効果やポイントについてご紹介します。健康を考える皆さんにとって参考になる情報が含まれているので、ぜひ最後までお読みください。

タンパク質が不足しがちな朝食

「昼や夜はしっかりお肉やお魚、卵を食べるけど、朝はパンとコーヒーだけで済ませている」という方も多いのではないでしょうか。

タンパク質は食べ溜めできない栄養素であり、朝、昼、夜の3食でバランスよく摂取することが大切です。しかし、実際に国が行った調査によると、朝食にタンパク質を摂っていない方が多いという結果が出ています。

健康的な体を手に入れるためには、朝に卵や焼き魚、納豆、ヨーグルトなどを食べてタンパク質を補うことが大切です。

朝食にタンパク質を摂るとどんな効果があるの?

朝食にタンパク質を摂るとどんな効果があるの?

朝食にタンパク質を摂ることは、健康的な生活を送る上で重要な役割を果たしています。ここからは、朝にタンパク質を摂ることで得られる効果を5つご紹介します。

体内時計がリセットされる

朝にタンパク質が含まれる食材を食べると体内時計がリセットされ、生活リズムが整えられます。体内時計は、身体の機能を調節する重要な役割を持っていますが、不規則な生活や食生活によって乱れが生じることもあります。

そのため、朝食にタンパク質が豊富な食材を取り入れて、体内時計のスイッチを入れることが大切です。なお、体内時計の調整には、食事の内容だけでなくタイミングも重要。朝起きてから1時間以内に朝食を摂るようにするのがおすすめです。

筋肉量の減少を抑えられる

ダイエットや引き締まった体を手に入れるために、運動を取り入れている方も多いはず。筋肉をつけるためにタンパク質が欠かせないことは、ご存じの方も多いでしょう。ですが、タンパク質は摂取量だけでなく、摂取のタイミングも重要であるという事実はあまり知られていません。

筋肉量の増加にも体内時計が関わっていて、夕食にタンパク質をたくさん食べるよりも、朝に食べた方が筋肉量アップにつながりやすいといわれています。筋肉をつけて美しいボディラインを手に入れたい方は、朝食で卵やチーズ、焼き魚といったタンパク質を食べるようにしましょう。

一日を元気にスタートできる

「しっかり寝たはずなのになんだか元気が出ない」「集中力がなかなか続かない」と悩んでいませんか?朝食を抜いている方やコーヒーとパンだけで済ませている方は、タンパク質を取り入れることで解決するかもしれません。

なぜなら、やる気の源である「ドーパミン」や幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」は、タンパク質の構成成分であるアミノ酸から作られているからです。

ドーパミンは、集中力を高める効果やポジティブな感情を生み出す働きがあります。セロトニンは精神安定やストレス耐性を高める効果があり、脳の活性化に欠かせないホルモンです。

朝にタンパク質を食べるとドーパミンやセロトニンの分泌が活発になり、一日を元気に過ごすことができます。

痩せやすい身体を作れる

「ダイエットだからできるだけ食事の量を減らそう」と思っている方もいるかもしれません。そんな方こそ、朝食にタンパク質を取り入れるようにしましょう。

タンパク質は食欲を抑える効果があるため、朝に高タンパクな食事を摂ると、その日は甘いもの、高脂肪な食べ物を欲しにくくなるといわれています。そのため甘いスイーツを無理して我慢することが減ります。

さらに、朝にタンパク質をたくさん摂ると、代謝がアップしてカロリーを消費しやすくなるという研究結果があり、タンパク質には脂肪や糖質を燃焼させる効果が認められています。

睡眠の質が向上する

良質な睡眠をとるためには、タンパク質が欠かせません。タンパク質には、眠りに必要なホルモン(メラトニン・セロトニン)の原料となる「トリプトファン」というアミノ酸が含まれています。

タンパク質を摂取することで、トリプトファンがセロトニンに変化し、夜になるとメラトニンに変わって、より深い眠りを促すことができます。タンパク質をバランスよく摂って、睡眠の質を向上させましょう。

朝にタンパク質を摂るときのポイント

朝にタンパク質を摂るときのポイント

糖質制限ダイエットが流行っていますが、朝はタンパク質と糖質をバランスよく食べるようにしましょう。ごはんやパンといった糖質は、私たちの体を動かすエネルギー源となります。もし糖質が不足すると、エネルギー源として体内のタンパク質が分解されてしまうのです。

これは、せっかく食べたタンパク質やトレーニングで鍛え上げた筋肉も分解されてしまう可能性があるということを指します。糖質とタンパク質の理想的なエネルギー摂取割合は「3:1」。どちらかに偏ることなく、一緒に食べるようにしましょう。

まとめ

忙しい毎日を送っていると、つい朝食を簡単に済ましてしまいがちです。しかし朝食にタンパク質を取り入れることで、ダイエットや睡眠の質の向上、集中力アップなど、さまざまなメリットがあります。朝に卵や焼き魚、納豆などのタンパク質を食べて健康的な体を手に入れましょう。

掲載日:

CATEGORY