【医師監修】その使い方間違ってない?マウスウォッシュのNGな使い方・正しい使い方とは
マウスウォッシュの正しい使用法
さて、ここまでマウスウォッシュの間違った使い方についてご説明しました。
思い当たる点がった方もいるのではないでしょうか?
では、どうすればマウスウォッシュの効果を最大限に引きだすことができるのでしょうか?
ここからは、マウスウォッシュの正しい使い方についてご説明していきたいと思います。
マウスウォッシュの正しい使い方(1)歯垢と舌苔はあらかじめ取っておく
前述の通り、マウスウォッシュには「汚れを取る」という効果はありません。
そのため、予めしっかりブラッシングして汚れをとっておくことで、マウスウォッシュの効果をより高めることができます。
特に着目すべきは「歯垢」と「舌苔(ぜったい)」。
歯の根元にたまりがちな「歯垢」と、舌にたまりがちな「舌苔」は、口臭や歯周病の最大要因。
歯ブラシや舌用クリーナーで予めそれらの汚れを取り除いておくことで、時間が経ってもい雑菌が繁殖しづらくなります。
マウスウォッシュの正しい使い方(2)朝の使用がオススメ
できればマウスウォッシュは「朝」「昼」「晩」の毎食後に使用するのがおすすめですが、忙しくてその余裕もないときはせめて「朝」だけは使用するようにしましょう。
というのも、朝は寝ている間に繁殖した雑菌が口内にうじゃうじゃといるため、これをしっかり殺菌しておくかどうかで口内の環境に大きく影響を与えるのです。
朝食を食べた後、しっかり歯磨きをし、マウスウォッシュでぶくぶくうがいをしておきましょう。
この習慣によって、毎日長時間口内を清潔に保つことができます。
就寝前にも使用すれば、寝ている間の菌の繁殖も防げるのでさらにおすすめです。
マウスウォッシュの正しい使い方(3)水ですすがない
マウスウォッシュでぶくぶくしたあと、スースー感が気になってつい水ですすぎたくなってしまいますが、効果を持続させたい場合は水ですすがない方がおすすめです。
マウスウォッシュの成分を口腔内にとどめておくことで、長時間口臭を防いだり、口の中の潤いを保つ効果が期待できます。
とはいえ、どうしても香味が気になる場合は無理せず軽くすすいでも構いません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は「マウスウォッシュの間違った使用法と正しい使用法」について解説してまいりました。
「知らずに間違った方法でやってた…」という方も多いのではないでしょうか?
マウスウォッシュは、正しい方法で使えば、虫歯・歯周病・口臭を予防してくれる素晴らしいアイテム。
今一度使い方を確かめて、口内の清潔を保つようにしましょう!
監修医師プロフィール
五反田駅前歯医者 院長 大木 烈 氏
[経歴]
歯科医師、歯学博士。
昭和大学歯学部卒業。
2020年12月に五反田駅前歯医者を開院。
2021年6月より、昭和大学歯科病院兼任講師。
子どもから大人まで、歯のお悩みを全てケアする総合歯科医。
仕事の流儀は「努力を惜しまず日々研さん。患者さまに提供する治療の選択肢を多く持ち、よりよい結果に導けるようにすること」。
大型法人の理事長も兼務しております。
累計診察患者様2万人以上で、美容歯科よりも多くのセラミック経験があります。
[保有資格・所属学会]
厚生労働省認定臨床研修医指導医
国際インプラント学会専門医
米インディアナ大学インプラント科客員講師
米インディアナ大学歯科矯正科認定医
米インディアナ大学医学部解剖学認定医
米インディアナ大学材料学試験合格
日本歯科補綴学会認定医
日本義歯ケア学会認定義歯ケアマイスター
日本歯周病学会所属
日本臨床歯周病学会所属
日本顕微鏡歯科学会所属
日本口腔インプラント学会所属
インビザラインゴー認定医
第二種歯科感染管理者
昭和大学歯科病院高齢者歯科学講座所属
歯の寿命を伸ばす会所属
船越歯周病研修会ベーシックコース修了
2013年7月 昭和学士会 筆頭演者
医療法人社団雙葉会 法人内セミナー担当
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