コロナ禍でのペットブーム。飼育放棄が増加している問題からペットとの向き合い方を考える
自粛生活が続いて、自宅でペットを飼う人が増えてきました。しかし同時に飼育放棄が増えて問題になっていることをご存知でしょうか。
この記事では、ペットブーム到来の陰に潜む衝撃の事実と、ペットとの正しい向き合い方についてまとめています。これからペットの購入を検討している方は、是非参考にしてみてください。
コロナ禍でペットブーム到来?!
コロナ禍で自粛生活が続き、癒しを求めてペットを購入する人が増えてきたようです。テレビでも一時期、おすすめのペットを紹介するニュースがよく見られました。その結果、起きている現状について簡単にご紹介します。
新しく飼われた犬猫は6万匹以上増加
2021年2月時点、一般社団法人「ペットフード協会」によると、2020年に新しく飼われた犬や猫は推計6万匹以上増加したとのことです。ペットショップでも、緊急事態宣言中の購入が増加したとの声があがっているようです。
需要が高まり値段も1.5倍に
都内のペットショップでは、トイプードルが1匹40万円の値段で売られるようになったといいます。これはコロナ前の相場の約1.5倍の値段で、価格が高騰するほどペットブームが白熱している証といえるでしょう。業界の取引価格も1匹あたり10万円値上がりするという盛況ぶりを見せていました。
外出自粛や給付金が後押し
ペットブームが到来した要因としては、外出自粛が続いたことが大きな要因とされています。2019年はじめから延々と続く自粛生活の中、ストレスをため込む人が増えていることは昨今のニュースでもよく取り上げられてきました。
近年ではSNSやYouTube動画でも動物の写真や動画を手軽に見られるようになったり、テレビでもペットの特集が組まれたりなど、ペットを飼っていない人でも身近にペットを感じられるようになりました。
加えて、2019年には給付金10万円が国民全員に支給されました。その後押しもあり、ペットの購入に踏み切った人が増えたといわれています。