何事も悲観的に考える自分からポジティブシンキングに転換したい…おすすめの方法をご紹介
「もう少しポジティブになれたらな…」と思いながらもなかなか自分を変えられず、自己嫌悪になってしまうと余計に悪循環を招いてしまうこともあるでしょう。ネガティブな自分を卒業し、ポジティブな考え方を身につけるにはどのような方法があるでしょうか。
ネガティブ思考の人の特徴
たとえば何かにトライするとき、「どうせ私がやったってうまくいかないんだろうな」と感じたり、いざやってみて思うような結果が出せなかったら「ほらやっぱり」と自分を卑下したりした経験はありませんか。
「あの人と違って自分はこの程度しかできない」と他人と比べて劣等感を感じたことがある方もいるかもしれません。ネガティブ思考の人には次のような特徴が見られるといわれています。
・やる前から常に悪い結果や失敗を思い描く
・すぐに言い訳を探して口にする
・「どうせ」「でも」「だって」が口癖
・頭で考えるばかりで実際の行動になかなか移さない
・他人と比較する
・失敗をいつまでも引きずる
これらの要因として、過去の経験から自分に対して自信がなかったり、トラウマがあったり、日常的にネガティブに考えてしまう癖がついてしまったりしていることが考えられています。
物事をマイナスに考えると気分が落ち込み、ポジティブな思考に切り替えにくく、さらに悲観してしまう、といった負のスパイラルに陥ってしまうこともあるでしょう。
心理学ではネガティブな人が身近にいると、自分の意思に関わらず影響を受けてしまう可能性があるといわれています。もしかしたらあなたのネガティブ思考は、知らないうちに周りへ伝わってしまっているかもしれません。
ただ、ネガティブ思考のメリットももちろんあります。たとえば物事を慎重に考える傾向からリスクを回避できたり、周囲の目や言動を気にしがちであることから他人の気持ちに気づきやすかったりする点はネガティブ思考のメリットともいわれています。
ポジティブシンキングとは
「ポジティブ」には積極的、前向きという意味があります。「まずやってみよう」とトライし、思ったような結果ではなかったとしても次のステップに向けて前向きに取り組むような姿勢・思考法のことをいいます。
いつも明るい人や笑顔の人が近くにいると周りも元気がもらえて、やる気がでますよね。ポジティブシンキングで物事を見られるようになると、チャレンジ精神が生まれたりやる気を維持しやすくなったりするでしょう。
ポジティブシンキングになるために心がけたいこと
ポジティブシンキングの人には次のような特徴が見られるといわれています。
・好奇心が旺盛で行動力にあふれている
・いつも笑顔
・悪いところよりも良いところに目を向ける
・人の悪口や「疲れた」「しんどい」「いやだ」といったネガティブな発言が控えめ
ここからは、ポジティブなマインドや姿勢でいるために心がけたい6つの方法をご紹介します。
1. 現状の自分を否定せず、受け入れる
「ネガティブにしか考えられない自分が悪い」と思い続けるのではなく、「ネガティブに考えてしまうのも個性」として一旦自分を受け入れてみましょう。そうすることで自分に対する否定の気持ちが軽減され、自己肯定感が高まりやすくなります。
2. まずは行動して、自分を褒める
漠然とした不安を頭であれこれ考えるより、まずやってみましょう。どんなことでもやる前から「自分には無理だ・できない」と決めつけるのではなく、やってみたら思っていたより簡単だったり、案外うまくできたりすることもあります。
そしてやってみた自分を褒めることも忘れないでくださいね。
3. 小さな成功体験を増やす
「やってみたらできた」を増やすことで、自然と自信がついてくるでしょう。「失敗は成功のもと」といわれるように、失敗しても次のステップにどう繋げていくかを振り返ることが大切です。
このとき、「なぜできなかったのか」に加え、「どうしたらできるか?」を考えることがポイント。失敗した自分を責めるのではなく、その反省を活かしてトライすることで、また新たな成功が生まれる可能性が高まります。
4. 人に頼る
ひとりで抱えず、思い切って周りに頼ってみるのもおすすめです。そうすることで、今自分はどこでつまずいているのか、自分以外の人に手伝ってもらえる部分はあるか、など現状を整理しやすくなります。
人に頼れば周りの人も助けやアドバイスをくれて、効率的に作業を進めることにつながるでしょう。
5. ポジティブシンキングな人と一緒にいる
身を置く環境でも自分自身を変えることができます。身の回りにポジティブシンキングな人がいれば、しばらくその方とともに行動してみてはいかがでしょうか。ネガティブ思考が徐々に緩和され、少しずつポジティブに物事を捉えられるようになるかもしれません。
6. 紙に書き出してみる
アメリカで行われたとある研究では、感情を書き出すことで自分の思考や感情を客観視でき、精神的に前向きな効果があることが報告されています。もしネガティブに考えがちになった際は、感情を紙に書き出すこともおすすめです。
まとめ
常にネガティブに考えてしまう癖から抜け出すには、時間と努力が必要かもしれません。しかし、ポジティブシンキングで物事を捉えられるようになると、心が豊かになり、きっと周りの人に笑顔や元気をもたらすことができる新たな自分と出会えるでしょう。
少しずつポジティブシンキングを心がけ、日々の生活を変えてみてはいかがでしょうか。