「察してほしい」はうざい?特徴や直し方を詳しく解説

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「察してほしい」はうざい?特徴や直し方を詳しく解説

自分の意見をはっきりと言わず、相手に察してほしいと思っている人。自分の考えを言わないのに、気づいたら機嫌が悪くなっているという人はあなたの周りにいませんか。また、あなたは無意識に察してほしいと思ってしまっていませんか。

子どもならまだしも、大人が察してほしいという行動を取ると、恋人や友人が離れてしまうことも。本記事では、察してほしいと思ってしまう人の特徴や原因、直し方について詳しく解説します。

自分の気持ちを察してほしい人の特徴

自分の気持ちを察してほしい人の特徴

「自分の気持ちを察してほしい」と思っているだけで自分の意見をハッキリと言わない人。ここではそんな人の特徴をお伝えします。

理想と違うと機嫌が悪くなる

恋人や友達と出かけた際「ランチはどこにする?」の質問に対して「どこでもいいよ」と言ったにも関わらず、相手方が店を決めると不機嫌になるというパターンです。このような場合、もしかしたらその人は察してと思っているかもしれません。

察してほしい人の「なんでもいいよ」という言葉には「私の好みを知っているよね」「私は気を使ってなんでもいいと言っているから、あなたも気を使ってね」という意味が込められていることも。

「食べたいものがあるなら言ってほしい」と思いますが「なんでもいい」と言ったのに提案すると不機嫌になるのは典型的な「察して」というタイプでしょう。

自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手

察してと思ってしまう人は、自分の気持ちを言語化するのが苦手です。自分の意見を言語化して相手に伝えられず「言葉にはできないけど理解してほしい」という期待をしてしまいます。

また「自分の意見を伝えて否定されたらどうしよう。どうせ自分の意見なんて聞いてもらえない」などのネガティブな気持ちがあるため、言いたいことを相手に言えない傾向もあります。

自分の中の当たり前を相手に押し付けている

「自分の意見や考えは一般的だから、あなたも分かるよね」と自分の理想や当たり前を相手に押し付けるというパターンもあります。人との意見のすり合わせや考えの説明が苦手な傾向があります。

察してほしい人の心理とは

相手や自分が言葉にせずとも察してほしいというタイプである場合、その心理はどのようなものなのでしょうか。相手や自分自身がどうして察してほしいという考えになってしまうのか、その理解のために、ここでは察してほしい人の心理をお伝えします。

プライドが高く傷つくのが怖い

自分の気持ちを伝えずとも相手に察してほしいと考える人は、プライドが高い一方で、傷つくのが怖い臆病な性格を持ち合わせていることもあります。プライドの高さ故に拒否されることを恐れ、意見や考えを言えなくなっているケースです。そして、気心知れた恋人や友人に対して「私のことを理解しているはずなのに、どうして分かってくれないの」と思ってしまうのです。

自分に自信がない

自信の無さが原因で「私は〇〇と考えているけど、相手は違うかもしれない」とネガティブに考えてしまうということも考えられます。仮に自分の答えに自信があっても堂々と答えられない人が多く、その結果「私の意見が正しいのになんで分かってくれないんだろう」と心の中でモヤモヤし、勝手に不機嫌になってしまいます。

繊細な一面があり落ち込みやすい

察してと思ってしまう人は、先述の通りプライドが高い人がいる一方、繊細でメンタルが弱い人も多いです。自分の気持ちを素直に相手に伝えて「嫌われたらどうしよう」「相手は何を思っているのかな」と考えてしまった結果察してほしいと思うケースもあります。

「自分の気持ちを察してほしい」はうざい?「察して!」が嫌われる理由

「自分の気持ちを察してほしい」はうざい?「察して!」が嫌われる理由

「察して!」とばかり思っていると周囲に「うざい」と思われてしまうことも。

自分の意見が絶対に正しく「どうして分かってくれないの!」と思っている場合、相手の気持ちを想像せず自分の意見を押し付けているのと同じです。そのため、わがままな人と認識される可能性もあります。

また、自分の思い通りにならないと、相手に理由を告げることなく急に不機嫌になってしまうこともあります。一緒にいる相手は、なぜ急に不機嫌になったのか分からず疲れてしまったり、継続してこのような態度を取られると距離を置いたりする人もいるようです。

「察してほしい」を直したい!自分の気持ちを上手く伝えるコツ

ここまでお伝えした察してほしいという人の特徴を読んで「自分も当てはまっているかもしれない」と思った方もいるのではないでしょうか。ここでは、そんな人が自分の気持ちを上手く伝えられるコツをご紹介します。

相手を信じて自分の言葉で伝える

どれだけ長く付き合っている恋人や友人でも、言葉で伝えず100%意思疎通することはできません。「自分の発言は間違っていないだろうか」「拒否されたらどうしよう」と怖い気持ちもあるかと思いますが、勇気を出して自分の考えを伝えてみましょう。実は相手も同じことを思っていたケースもあるかもしれません。

強い口調で伝えるのが苦手な人は「〇〇したらどうかな?」と提案する形であれば発言しやすいのでおすすめです。

仮に自分の意見を蔑ろにするような態度をとられても、自分は前進できたと考えましょう。

相手のことを思いやった発言を意識する

もし自分の質問に対して相手が「なんでもいい」と言ったら、どのように思うでしょうか。自分の意見を我慢してまで相手に合わせる必要はありませんが、一度立ち止まって相手の気持ちを考えてみましょう。

まとめ

察してほしい、という態度は本人にとっても一緒にいる相手にとってもデメリットしかありません。

自分が当てはまると感じた方は、少しずつで良いので自分の意見を口に出すトレーニングをするのがおすすめです。

お互いに歩み寄る優しい気持ちを持って、良好な関係を築いてください。

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