スキマ時間で後ろ姿が劇的に変わる! 背中のお肉を落とす3つのトレーニングをご紹介
「背中のお肉が気になるけど、どう対処したらいいか分からない…」
「背中に脂肪が多いと、見た目以外にもデメリットがあるの?」
このようなお悩みや疑問を抱えていませんか?
背中にお肉がつくのは筋肉の衰えが関係しており、そのままにしておくとからだの不調につながる可能性があります。
そこで今回は、背中の脂肪を落とすメリットや具体的な対策をご紹介します。
1.背中にお肉がつくデメリット3つ
背中のお肉は見た目だけでなく、からだにさまざまなデメリットを与えます。
以下では、背中に脂肪がついた場合のデメリットを3つご紹介します。
姿勢が悪くなる
背筋がピンと伸びた綺麗な姿勢を維持するには、背中の筋肉が必要です。背中の脂肪が増えて筋肉が衰えると、背筋を伸ばしているのが難しくなり、姿勢が悪くなります。
首や肩のこり、腰痛が起こりやすくなる
背中の筋肉は、頭を支える役割を持っています。よって、背中に脂肪が多い人は、頭を支えきれず、首や肩のこりに悩まされていることが多いのです。
また、前述の通り、背中の筋肉は姿勢にも影響しています。姿勢が悪いと腰に負担がかかり、腰痛が起こりやすくなります。
基礎代謝が下がる
基礎代謝は筋肉量が多いほど上がります。よって、背中のような広範囲の筋肉が衰えていると、その分基礎代謝が下がってしまうのです。基礎代謝が落ちると、痩せにくく太りやすい状態になるので、より背中に脂肪がつきやすくなるという悪循環になります。
【スキマ時間別】背中のお肉を落とす方法
短時間でできる背中のお肉を落とす方法を、所要時間別に3つご紹介します。
5分でできる背中痩せの方法
5分のスキマ時間を背中痩せに役立てたいなら、背中のストレッチをしましょう。
姿勢を正して、床と平行になるように腕を前に出す。
息を吐きながら両腕を後ろに引き、肩甲骨を寄せる。
これを呼吸に合わせて、ゆっくり5〜10回ほど行う。
背中の筋肉がからだの中心に寄るように意識しながら、胸を大きく開くのがポイントです。仕事や家事の合間など、1日のうち何度でも、気がついたときに行いましょう。
10分でできる背中痩せの方法
10分ほどあれば背中のトレーニングができます。背中といっしょにお尻と太ももも鍛えて、姿勢の改善や基礎代謝アップを目指しましょう。
うつ伏せになり、両手両脚を伸ばす。
左腕と右脚を同時にゆっくり上げ、1秒キープして下ろす。
右腕と左脚も同じように上げて、1秒キープして下ろす。
背中やお尻、太ももの裏の筋肉を意識して行いましょう。
15分でできる背中痩せの方法
15分ほど時間が取れるときは、ペットボトルをダンベル代わりにして負荷をかけ、しっかり筋肉を鍛えましょう。必要なものは、水を入れた手に持てるサイズのペットボトルのみです。
<ペットボトルを1本使うトレーニング>
右脚を前、左脚を後ろにして大きく開く。
左手でペットボトルを持ち、右手を右ひざに置く。
ペットボトルを斜め後ろに引き上げる。
これを20回1セットとして、3セット行う。
<ペットボトルを2本使うトレーニング>
ペットボトルを持ち、両足を腰幅に開く。
ひざを軽く曲げながら上体を斜め前に倒し、お尻を突き出す。
肩甲骨を引き寄せるように、両腕を真横から少し斜め後ろに引き上げる。
これを20回1セットとして、3セット行う。
翼を羽ばたかせるようなイメージで行うのがポイントです。
上記の2種類のトレーニングを週3回ほど行いましょう。
ダイエットに役立つ漢方薬の併用もおすすめ
ここまで背中痩せの方法をご紹介してまいりましたが、脂肪燃焼のサポートには漢方薬の併用もおすすめです。漢方薬のなかには「肥満症」に効果が認められているものもあり、自然由来の治療薬としてダイエット外来でも処方されているのです。
からだに脂肪がつく原因には、「ストレスなどでつい食べ過ぎてしまう」「摂取カロリーが消費カロリーより多い」「基礎代謝の低下や筋肉の衰え」「からだにたまった老廃物によるむくみ」などが考えられます。
ダイエットには、「脂肪の燃焼を促す」「脂肪の吸収を抑える」「余分な脂肪を便といっしょに排出する」「水分の循環をよくして老廃物を排出する」「血流をよくして基礎代謝を上げる」といった生薬を含む漢方薬を選びます。
漢方薬は、根本からの改善を目的としているため、背中についてしまったお肉を取り除くだけでなく、太りにくく痩せやすい体質も目指せるでしょう。
以下では、脂肪燃焼を助けるおすすめの漢方薬を2種類ご紹介します。
<ダイエットにおすすめの漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):からだの血流や水の代謝をよくして、便や汗などで不要物を体外へ排出するのを助けます。おなかがぽっこり出ている、便通が悪い人におすすめです。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):水の代謝をよくして、余分な水分の排出に働きかけます。汗かきで疲れやすく、水太りタイプの人におすすめです。
漢方薬は自分の体質に合っているものを選ぶことが重要です。
効能だけを重視して選んでしまうと、効果を感じにくかったり、場合によっては副作用が生じてしまったりすることもあります。
自分に合う漢方薬を見つけるためには、漢方に詳しい医師、薬剤師にご相談ください。
今ではスマホで気軽に相談できる「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスもあったりします。すべてがオンラインで完結でき、お値段も良心的で自宅に直接配送してくれるので、ぜひ活用してみてください!
まとめ
背中のお肉は見た目だけでなく、健康にも影響を与えます。背中痩せには、今回ご紹介したようなポイントをおさえたスキマ時間にできるストレッチやトレーニングがおすすめです。
また、専門家に相談して脂肪燃焼を助ける漢方薬を併用するのもいいでしょう。
背中の脂肪を落として、後ろ姿美人を目指しましょう!
<参考>
(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)」
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ防已黄耆湯エキス顆粒(医療用)」
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)
薬剤師 竹田 由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。