固形シャンプー(シャンプーバー)のメリット・デメリット、おすすめブランドをご紹介
環境に配慮した商品が注目を集める中、最近話題に上がるようになったシャンプーバー(固形シャンプー)。スキンケアブランドなどからも販売されており、店や通販で目にしたことのある方もいるのではないでしょうか。
シャンプーバーは環境に配慮しているだけでなく、成分にもこだわって品質の高いものも多くあります。エコなだけでなく機能性も備えていれば、魅了されるのも納得でしょう。
そこで今回は、シャンプーバーの概要からメリット・デメリット、おすすめブランドをご紹介します。シャンプーバーが気になっている方や、SDGsに関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
シャンプーバー(固形シャンプー)とは
「シャンプー」と聞くと一般的には液体シャンプーを思い浮かべる人が多いでしょう。シャンプーバーは、液体シャンプーの水分を抜いて固形にしたものです。「固形シャンプー」は英語で「シャンプーバー」と呼ばれています。
その見た目は固形石鹸とほとんど同じ。使い方も、石鹸と同じように泡立てて使います。とはいえ液体シャンプーと同じような成分でできているため、固形石鹸で洗い上げたようにきしみやパサパサ感が出ることはありません。
また、シャンプーバーは環境に配慮した原材料やパッケージを採用していることが多く、人や動物にもやさしいといえます。安心して使える点も人気の理由のひとつでしょう。
シャンプーバーのメリット
シャンプーバーは、髪・頭皮にやさしい、環境への負荷が少ない、携帯に便利である点がメリットとして挙げられます。ここでは、シャンプーバーのメリットをくわしく解説します。
髪・頭皮にやさしい
シャンプーバーは基本的によく泡立ててから使用するため、髪や頭皮にシャンプーが残りにくいという特徴があります。
液体シャンプーは十分に泡立てられないままに髪や頭皮に乗せてしまうことがあり、洗い残しが起こることがあります。シャンプーバーは固形であるため、この心配が少ない点がメリットです。
また、水分を多く含む液体シャンプーは、殺菌の発生を抑えるために保存料を使用します。その点、固形シャンプーは水分が少ないため、添加物や保存料を使わない商品も多くあります。
環境への負荷が少ない
シャンプーバーはボトルを使用せず、紙や箱に包んで販売できます。そのため、プラスチックの削減に貢献しているのです。
また、液体シャンプーのように水を使用しない点もポイント。資源である水を大切し、水質汚染にも配慮された製法が採用されています。
そのため、家庭でもゴミが出ず、環境への負荷も少なく済むというメリットがあります。
携帯に便利
固形石鹸のようにコンパクトなシャンプーバーは、持ち運びにも便利です。切り分けて使用することもでき、必要な分だけを携帯することも可能。旅行やジムのお供にもぴったりです。
また、そのコンパクトさから、浴室で場所を取らない点も魅力。液体シャンプーのようなボトルは必要なく、切り分けて少量ずつ使うこともできます。
シャンプーバーのデメリット
シャンプーバーにはメリットが多くありますが、泡立ちにくい、溶けやすいといったデメリットもあります。それぞれみていきましょう。
泡立ちにくい
水分を含ませて泡立てなければいけない性質上、実際に洗い始めるのには少し時間がかかります。シャンプーを時短で済ませたい方にとっては、デメリットに感じることもあるでしょう。
溶けやすい
濡れたままにしていると溶けやすい点は、固形のシャンプーならではのデメリットといえます。高温多湿には弱いため、保管アイテムを使い、通気性の良い状態で保管するようにしましょう。
シャンプーバーを展開するおすすめのブランド3選
実際にシャンプーバーを展開しているおすすめのブランドを3つご紹介します。
LUSH(ラッシュ)
香り高く見た目も華やかな製品を多く販売しているLUSHは、シャンプーバーの先駆けでもあります。種類も豊富でさまざまなシャンプーバーを展開しており、爽快感のある洗い上がりのものや、しなやかな髪に導いてくれるものなどさまざまです。
種類が多いため、自分に合った商品が見つかるはず。簡単に泡立てられるものもあり、時短したいけどシャンプーバーを使いたい方にもおすすめです。
ethique(エティーク)
ニュージーランド発のethiqueは、ゴミやプラスチックをなくしたいという思いから誕生したブランド。サスティナブル意識が高く、環境負荷を気にする方はぜひ知っておきたいブランドの一つです。
原料、包装ともに環境に配慮した製法で、天然由来の美容成分を配合しているのも魅力。シャンプーバーだけでなくコンディショナーバーも展開しています。
J.R. Liggett's(J.R. リジェッツ)
J.R. Liggett'sはシャンプーバー専門のブランドで、天然由来の植物油を使用し、化学薬品や界面活性剤などは一切使用していないのが特徴です。
種類も複数あり、好きなものを選べます。香りが控えめなため、日常的に使いやすい点が人気です。
まとめ
環境にやさしいだけでなく、髪や頭皮にもやさしく、持ち運びもしやすいシャンプーバー。メリットも多くありますが、泡立ちにくく、溶けやすい点は注意が必要です。
そうはいっても、少し手間をかけたり注意を払ったりするだけで、気軽にサスティナブル活動に参加できるのは嬉しくもあります。今回ご紹介した3つのブランド以外にもさまざまなブランドからシャンプーバーが販売されていますので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。