買い物依存症とは?チェックリスト・具体的な対処法について紹介
「私ってもしかして、買い物依存症?」と不安に感じている人も多いでしょう。
ついクレジットカードで買い物をして、高額な借金を抱えてしまう人もいます。やめたくてもやめられない場合、依存症の可能性があるので注意が必要です。単に買い物が好きなだけかもしれませんが、買い物依存症なら対処が必要です。
買い物依存症で見られる代表的な症状や対処法を紹介しますので、自分が当てはまるかどうか、当てはまるのであればどうすべきか考えるきっかけにしてください。
買い物依存症とは?
買い物依存症とは、自分自身の経済力を顧みずに過剰な買い物を繰り返す症状です。
一時的に買い物で気分が高まるものの、満足感は得られません。そのため頻繁に買い物を繰り返す状態になってしまうのです。
買い物をしていないとイライラしてしまう人もいます。自覚しにくいため、自己破産によって買い物依存症だと発覚する人も少なくありません。
代表的な原因として考えられるのがストレスや不安などで、買い物依存症は、男性よりも女性に多い傾向があります。
衝動買いと混同されがちですが、頻度が少ないなら買い物依存症ではないでしょう。買い物によって何らかの問題が生じているのにやめられない人は、注意が必要です。
買い物依存症チェックリスト
代表的な症状をチェックリストとしてまとめました。次のような症状がないか、まずは自分で客観的に考えてみてください。
1.いつも必要がないものを購入してしまう
2.何をどのくらい買ったか自分で覚えていない
3.買い物をすると気分が高揚する
4.買い物をしてから後悔する
5.一度に大量の品物を買ってしまう
6.買い物をしないとイライラして落ち着かない
7.借金で買い物をしている
該当する項目が多ければ、買い物依存症である疑いが強いです。
買い物依存症への対処法
もし買い物依存症の疑いがあれば、適切な対処で状況を改善しましょう。代表的な対処方法には次のようなものがあります。
・ストレス発散方法を見直す
・クレジットカード、カードローンを使わない
・購入前に冷静になる
・1人で買い物に行かない
・依存症外来を受診する
対処法について1つずつ紹介しますので、確認してみてください。
ストレス発散方法を見直す
買い物依存症のおそれがあるのなら、ストレス発散方法を見直してみましょう。
不満や愚痴を溜めこんでしまっている人は、根本的な原因の解消が必要です。そのまま放置していると症状が悪化してしまうかもしれません。
反対に、買い物以外の楽しみを見つけられれば、症状を緩和できる可能性があります。新しい趣味を探す、身体を動かすなど、自分に合ったストレス発散方法を探してみてください。
クレジットカード・カードローンを使わない
クレジットカードやカードローンは使わないようにしましょう。買い物のために借金を繰り返している人は、カードの破棄を考えてみてください。強制的に買い物ができない環境を作ると落ち着く可能性があります。
ストレスは買い物依存症の代表的な原因として考えられていますが、借金が増えるとストレスも大きくなるので、どうしても悪循環になってしまいます。支払いの負担を軽減するためにも、現金でのみ支払う習慣をつけましょう。
購入前は冷静になる時間を作る
購入前は冷静になる時間を作るのも対処法の1つです。冷静になって、次のポイントを確認してみましょう。
・本当に必要な買い物なのか
・過去に同じものを買っていないか
・買ってから後悔する可能性はないか
可能なら一度店から出ると、気持ちを落ち着かせやすくなります。
1人で買い物に行かない
1人では買い物に行かないのも有効です。「自分だけだと冷静になれない」という人も多いでしょう。
しかし家族や恋人が一緒なら、1人のときよりも衝動を抑えやすくなります。
可能であれば、あらかじめ事情を説明しておくのがおすすめの方法です。買い物後は家族と一緒に家計簿をつけてみてください。不要なものを多く買っていると自覚するのも大切です。
依存症外来を受診する
ほかの方法を試しても効果が出ない場合、依存症外来を受診してみるという方法もあります。
依存症のことに関して身近な相手には話しにくく、「買い物依存症だが家族には話せない」との悩みを抱えている人も多くいますが、自分の努力だけで依存症を克服するのは困難です。
他人である医師になら、家族よりも打ち明けやすく感じられるかもしれません。身近な人に話した上で外来を勧められたのであれば、家族と一緒に相談できる専門クリニックもあります。処方薬で症状を抑えられる可能性もありますので、相談を検討してみてください。
まとめ
買い物依存症はストレスや不安などと深く関わっているため、症状を緩和するにはストレスや不安などを解消するのが効果的です。軽度であれば、ストレスを発散するだけで落ち着くかもしれません。
もしも対処法を試しても改善が見られない人は、依存症外来で相談してみましょう。
借金が高額なら、弁護士や司法書士への相談も検討する必要があります。症状が深刻になってしまう前に、なるべく早い段階で対策を行ってくださいね。