【薬剤師監修】もっと人生が輝く!アラフォー女性に贈るストレスを溜めない3つの方法
「家庭や仕事のことでストレスが溜まっている」
「ストレス発散できてなくてつらい」
「ストレスを溜め込まない方法を知りたい」
このような悩みをかかえていませんか?
子育てや家事、仕事の人間関係など、ストレスの原因はたくさんあります。気づかないうちにストレスが溜まって、体調を崩すといったことは避けたいですよね。
そこで今回は、日常生活のなかで実践できるストレスを溜め込まない方法について、薬剤師がご紹介します。
アラフォー女性はストレスが溜まりがち?
アラフォー女性は、親の介護や子どもの受験、責任の重い仕事など、20~30代と比べてライフスタイルが大きく変化します。それらは、日常生活で気づかぬうちにストレスとなって溜まりがちです。
さらに、女性は40代から更年期障害で悩まされる方が多い傾向にあります。女性ホルモンの分泌が急激に減少することで、イライラや動悸、めまいなどの体調不良を引き起こしやすくなるのです。
放置は危険! 心の声に耳を傾けよう
アラフォー女性特有の、ライフスタイルの変化や体調不良といったストレスを放置すると、うつ病などの精神疾患を引き起こす危険があります。
「これくらい大丈夫」と頑張りつづけてしまい、急に体調を崩した経験はありませんか? 大きな不調に発展する前に自分のストレスサインに気づき、休息や気分転換などの対策をとることが大切です。
ストレスを溜め込まない4つの方法
以下では、ストレスを溜め込まないためにおすすめの方法を4つご紹介します。
朝日を浴びる
朝起きてからしっかり朝日を浴びると、体内時計がリセットされます。日光を浴びると、気分を落ち着かせる「セロトニン」という脳内神経伝達物質が分泌され、精神状態が安定しやすくなります。
ウォーキングをする
ウォーキングといった軽度の有酸素運動は、ストレス解消に有効な方法のひとつです。運動することで自律神経が整い、ストレスによる精神状態の乱れの緩和が期待できます。
運動の強さは、からだが温まって、軽く汗をかく程度が最適です。毎日20分を目安に継続しましょう。運動しすぎると逆に疲れてストレスが溜まりやすいので、余裕をもってできる強度の運動を自分のペースで続けましょう。
雨の日など外で運動できないときは、室内でのストレッチやヨガもおすすめです。
ビタミンを摂取する
ビタミンを摂取すると、精神安定に役立つ「セロトニン」を増やしたり、ストレスで増える活性酸素を抑制したりすることができます。
ビタミンには「ビタミンA」「ビタミンB群」「ビタミンC」などたくさんの種類がありますが、とくにストレスを溜めないためにおすすめなのは、ビタミンCです。
ビタミンCは、ストレスを緩和する「副腎皮質ホルモン」を作るために必要な栄養素です。
日々の生活のなかでストレスがかかると、ビタミンCが大量に消費されてしまいます。そのため、ストレスに対する抵抗力を高めるためには、イチゴやキウイなどの野菜や果物から多くのビタミンCを摂取することが大切です(※1)。
漢方薬による内側からの対策もおすすめ
生活習慣の見直しのほか、ストレスを溜め込まない方法のひとつとしておすすめなのが、漢方薬の活用です。
ストレス対策には、抗ストレスの作用をもつ漢方や、自律神経を整えてイライラや落ち込みを軽減する作用、女性ホルモンの乱れによる体内の不調を改善する作用などをもつ漢方薬から、状態にあわせて選びます。
また、ストレスが改善されると睡眠の質が上がり、疲労の軽減にもつながります。
ここでは、ストレス対策に用いられる漢方薬を2種類ほどご紹介いたします。
〈ストレス対策におすすめの漢方薬〉
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):比較的体力があり、体格もいいタイプの方におすすめ。からだのエネルギーである「気」の巡りを改善し、からだにこもった熱を冷ますことで精神状態を落ち着かせます(※2)。
・加味逍遙散(かみしょうようさん):体力があまりなく、のぼせや精神不安などの更年期症状がある方におすすめ。女性ホルモンのバランスに働きかけることで、更年期によるイライラを緩和します(※3)。
漢方薬を選ぶ際に重要なポイントは、自分の状態や体質に合ったものを選んでいるかどうかです。症状や体質に合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によってはからだにダメージを与えることもあります。
とはいえ、どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるのは、なかなか難しいですよね。
最近では、AI(人工知能)を活用した「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスも登場してきました。
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ストレスを溜め込まず、人生をもっと輝かせよう
アラフォー女性は、家庭や仕事、ライフスタイルの変化などでストレスが溜まりやすい特徴があります。
頑張りすぎてからだの悲鳴に気づかず、大きく体調を崩してしまうとつらいですよね。ストレス対策には、専門家に相談して日常生活に漢方薬を取り入れることもおすすめです。ストレスを溜め込まず、人生をさらに輝かせましょう!
参考文献
(※1)公益法人 大阪府保健医療財団 大阪がん循環器病予防センター「ストレス予防のための食生活」http://www.osaka-ganjun.jp/health/lifestyle/stress/more.html
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒(医療用)」https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7943
(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)」https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8230
〈この記事を書いた人〉
薬剤師 稲嶺 千春
北陸大学薬学科卒業後、製薬企業や調剤薬局に勤務。
様々な経験をする中で、対症療法ではなく、漢方による根本治療の大切さを実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。
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