炭酸水ダイエットとは?効果的な正しいやり方と注意点を徹底解説【薬剤師監修】
「炭酸水ダイエット」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
というのも、ダイエットのために炭酸水を飲むという人が増えているんです。
しかし、炭酸水ダイエットと聞いても「炭酸水を飲んで痩せるとは思えない」と不安に感じる人もいるはず。
そこでこの記事では、炭酸水ダイエットとはどんなものなのか、効果を発揮するための正しいやり方と注意点を徹底解説していきたいと思います。
炭酸水ダイエットとは
炭酸水ダイエットとは、その名の通り、炭酸水を飲んで食欲をコントロールするダイエット法のこと。
炭酸水を飲むと、炭酸に含まれる泡が胃の中に充満しておなかが膨らみ、満腹感が得られるため自然と食べる量が減ります。
食べ過ぎが原因で太ってしまう人は、食事量が減るのでダイエット効果が期待できるのです。
炭酸水ダイエットの正しい実践法
炭酸水ダイエットで大切なのは、炭酸水の量です。
人の胃の容量はだいたい1.5L程度。
この胃を炭酸の泡で満たして満腹感を得るには、女性なら300ml、男性なら500mlの常温の炭酸水を食前に飲むのが正しい炭酸水ダイエットの方法です。(※1)
反対に、炭酸水を飲む量が100ml程度と少なかった場合、胃腸の活動が活発になることで食欲が増進するとされており、ダイエットとしては逆効果になってしまいます。
炭酸水ダイエットの注意点
正しい方法で飲めば、ダイエット効果が期待できる炭酸水。
しかし、炭酸水の選択には注意が必要です。
特に、果糖・ぶどう糖液糖・砂糖などを含む「炭酸飲料」は、糖分の摂り過ぎにつながるので、ダイエット目的で飲むのは不適切です。
たとえば、サイダーには100ml中に砂糖類が約10g(40kcal)、500mlのペットボトルなら200kcalも含まれています。(※2)
炭酸水ダイエットをするときは、果糖・ぶどう糖液糖・砂糖が含まれていないものを選びましょう。
ダイエットには漢方薬もおすすめ
ダイエットには漢方薬の活用もおすすめです。
漢方薬は自然の生薬の働きで、太りにくく痩せやすい体質へと根本からの改善が期待できます。
ダイエットには、
「血流を良くして基礎代謝を上げる」
「脂肪の燃焼を促す」
「余分な脂肪の吸収を抑える」
「精神に働きかけ、つい食べてしまうことを防ぐ」
といった作用のある漢方薬を選びます。
<ダイエットにおすすめの漢方薬>
●加味逍遙散(かみしょうようさん)
疲れやすく、肩がこり、精神不安がある人に向いている漢方薬。
女性ホルモンのバランスの乱れによるイライラ、のぼせなど、さまざまな精神の不調に働きかけます。
●防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
食欲が旺盛でおなかに脂肪がたまりやすく、便秘がちな人に向いている漢方薬。
便や汗などで不要物を体外へ排出し、脂質代謝機能を改善することで、ためこんでいる脂肪に働きかけます。
このように、自分に合った漢方薬を知りたいという方は『あんしん漢方』などのオンラインサービスの活用もおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
炭酸水ダイエットは、炭酸水を飲んで満腹感を得ることで食欲をコントロールし、食べ過ぎを防ぐダイエット方法です。
女性は食前に300ml、男性は500mlの常温の炭酸水を飲むと効果的ですが、少量だと食欲が増進するため逆効果になります。
また、砂糖や果糖を含まない炭酸水を選ぶことも重要です。
<参考>
監修者プロフィール
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり(やまがた ゆかり)
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。
牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニューも開発。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方『あんしん漢方』で薬剤師を務める。