ふと気になる頭皮のニオイ。原因は毎日のシャンプーや生活習慣?

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ふと気になる頭皮のニオイ。原因は毎日のシャンプーや生活習慣?

ただでさえ汗のニオイも気になるのに、なんだか頭皮も臭うような…。

自分では気づきづらいですが、朝起きた時の枕の臭いや帽子を外した時の臭いがプ〜ンと鼻につくことも。

 

「アラフォーの友達と写真を撮ろうとして近づいたら、頭皮が臭っていた…」そんな話も聞きますが、自分がそう思われていたらゾッとしますよね。

 

今回は、頭皮の嫌な臭いの原因や、今日から気をつけたいNG洗髪方法についてご紹介していきます!

まずはニオイチェック!

自分では気づきづらい頭皮のニオイですが、周りに不快感を与えないためにも早めの対策が必要です。

「自分は大丈夫!」と思っている方でも、一度セルフチェックをしてみましょう。

 

1人でチェックする方法で一番簡単なのは”枕チェック”です。

朝、目覚めた直後に自分の枕を嗅いでみましょう。

もし臭くなっていたら、残念ながら頭皮がニオっている証拠です。

洗濯したての枕カバーで試してみると、よりわかりやすくニオイチェックをすることができます。

 

2つ目は乾いた状態の髪に風を当てて確かめる方法です。

ドライヤーや扇風機の風を頭に吹きかけ、ニオイを感じるかを確かめてみましょう。

また、シンプルに自分の指で頭皮を軽くこすり、臭いの有無を確かめる方法もあります。

頭皮が臭う原因は?

「もしかして私、ニオっているかも…」

そう感じたら早急な対応が必要になりますが、頭皮の臭いの原因は様々。

 

ニオイを隠したいからと言っていい香りの香水を身にまとったり、制汗剤を塗布したりしても原因の解決にはなりません。

むしろ、頭皮の臭いと混じり合ってさらに嫌な臭いが発生してしまうこともあります。

特にアラフォーともなると増えてくる頭皮の悩み。臭いの原因を理解して、根本を解決させましょう。

皮脂の過剰分泌

頭皮のニオイの原因として多いのが、皮脂の過剰分泌。

頭皮の皮脂は適度な量であれば頭皮を守ってくれるのですが、髪を洗った後は4〜12時間程で頭皮の毛穴に溜まり始めてしまいます。

この過剰に分泌された皮脂を餌にするのが雑菌です。

皮脂が多ければ多いほど雑菌が繁殖し、ニオイの原因となります。

 

頭皮の皮脂は非常に多く、なんとTゾーンに比べ皮脂量は約2倍。

1日活動して、帰宅する頃には鼻がテカテカ…という方は、頭皮がその2倍ベトついていることを想像してみてください。

特に肌がテカり易い季節には、十分な頭皮ケアも必要だということです。

 

フケもニオイの元に

そもそもフケとはどのようなものなのでしょうか?

視覚的に確認できる異常なので、髪の毛に白い粉のようなものが付着していると、「あ、汚い…」と思ってしまいますが、実際はフケの正体をご存知ない方も多いのでは?

 

フケはタンパク質が主な成分となっている、角質細胞が剥がれた物質です。

このフケも雑菌のエサとなる場合があります。

不潔な印象を与えるだけでなく、ニオイの原因ともなってしまうのです。

 

フケは洗髪してない人に発生するイメージがあるかもしれませんが、実はストレスや睡眠不足、栄養不足もフケの原因となります。

特にビタミンBの不足は深刻です。

フケが気になる場合は過剰な洗浄をするのではなく、生活習慣を見直したり栄養をバランスよく摂取することを心がけましょう。

 

食生活の乱れ

前項の通り、食生活の乱れや睡眠不足はフケの原因ともなりますが、直接頭皮のニオイの元となることも。

普段の食事から、脂っぽいものを食べることが多い人はそのまま皮脂の分泌量も増えてしまいます。

 

また、美味しいから!と言ってお肉ばかりを食べていると、ニオイの原因物質が溜まり頭皮のニオイだけでなく、体臭に繋がる場合もあります。

ついつい脂の多いお肉を食べてしまいがちな方は、たとえ太りにくい体質だとしてもニオイの原因となり得ることを考え、見直してみましょう。

 

病気が原因となることも

頭皮のニオイには様々な原因がありますが、すでに病気となっている頭皮からニオイが発生することもあります。

 

主なニオイの原因となる病気は以下の3つです。

 

・脂漏性皮膚炎

 

脂漏性というのは、”皮脂の分泌が多い”ことを指します。

皮脂の量はホルモンの影響を受けることが多く、思春期やアラフォー世代になると今までと皮脂量の変化を感じやすいかもしれません。

この脂漏性皮膚炎はカビの一種の”マラセチア菌”が皮脂をエサにして増殖してしまうことにで炎症を起こす病気です。

症状はフケ、かゆみ、赤みなど。ニオイとともにこれらの症状が気になる場合は病院にかかりましょう。

 

・湿疹、皮膚炎

 

その他にも、アトピー性皮膚炎やかぶれが悪化するとフケや粘液が発生してしまい、雑菌の増殖を促してしまう場合があります。

このアトピー性皮膚炎やかぶれは洗髪の際に爪を立ててゴシゴシ洗ったり、硬いブラシで解いたりしすぎると悪化してしまいます。

丁寧に髪を洗うことは大事ですが、肌荒れを起こしている部分を強く洗浄することにより頭皮が傷ついてしまい、逆効果となるのです。

 

・粉瘤、皮膚腫瘍

 

粉瘤とは、垢などの老廃物が皮膚内に溜まってしまい、袋のようにできものが出来てしまう症状のこと。

この老廃物は時間が経過することでニオイを発生させる場合があります。

また、頭皮に癌などの病気が発生した場合にその病気が皮膚腫瘍を起こし、そのただれやかぶれが臭いを発することもあります。

これらの病気は臭い以前に深刻な病気です。

酷くなる前に必ず病院に行きましょう。

 

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