どうしても臭う梅雨…加齢臭や汗の臭いも撃退する、臭い対策はこれだ！

脇の臭いと言えば、ワキガ。特に夏になると周りの人のワキガ臭が気になって仕方がない…ということもあるのではないでしょうか。

前述した通り、アポクリン腺からの汗がワキガの原因となります。全ての人にワキガが発生する訳ではなく、遺伝的な要因も強く影響するそう。その他にも不規則な食生活やストレス、脇を不衛生にしておくことが悪化させてしまう原因に。

汗を抑えることで多少改善するかもしれませんが、残念ながら根本からの解決には病院での治療も必要。今は脱毛とともにクリニックで施術ができたり、薬によって抑えたりする方法もあります。

ワキガは意外と自分では気付きづらい臭いです。聞きにくいかもしれませんが、特に汗をかいた日は家族に自分の臭いがどうか確認してみましょう。

アラフォーになり周りの友人の臭いが気になってきたら要注意。お子さんや友人に指摘されてしまう前に、しっかり手を打ちましょう。

加齢臭の原因は、”ノネナール”という成分。皮脂の脂肪酸が分解されて生成されてしまう成分です。この生成には”体内の酸化反応”が関わっています。体内の酸化作用が強ければ強いほどこのノネナールという成分を発生しやすくしてしまいます。つまり、皮脂やノネナールそのものを落とすことを考えつつ、酸化も抑えなければならないのです。

抗酸化物質のビタミンAやビタミンEをサプリメントや食事で摂取するよう心がけ、耳の後ろや首回りなど皮脂腺が多い場所を入念に洗うことが加齢臭予防の近道だそう。

痩せたい！という一心で過度な食事制限を行うと口臭や汗臭さに繋がります。また、最終的に”ケトン臭”という体臭が発生するのですが、これがダイエット臭と呼ばれるもの。甘酸っぱいような臭いが特徴的です。

この臭いがする場合はダイエットがうまくいっていないということの現れ。過度な食事制限をするのではなく、バランスよく栄養素を取り入れて適度な有酸素運動も併せて行いましょう。基礎代謝も上がれば汗をかきやすくなり、ベトベトとした臭いのキツイ汗が出にくくなります。

帰宅したら、また汗をかいたらこまめにふき取るよう心がけましょう。汗はそのものが臭うのではなく、放置した結果細菌と結びつくことが原因。まだ汗をかいたばかりの段階で、しっかりと拭き取りましょう。夏場はデオドラントシートやハンカチを持ち歩くと良いですね。

また、当たり前ですが毎日必ず入浴しましょう。身体を洗う際はゴシゴシ洗うのではなく、しっかり泡だてて優しく洗うのがコツ。皮膚の表面が傷つくと、逆効果となってしまいます。特に臭いがひどい時は朝シャワーも効果的です。シャワーを浴びた後はしっかりと汗を拭いておきましょう。

常在する細菌は、身体を守る作用もあるので完全には消し去ることはできません。しかしあまりに臭いが気になる場合は細菌の増殖を抑える石鹸やボディーソープ、デオドラント製品を取り入れてみましょう。

特に梅雨の時期は湿気も多く、嫌な臭いがしがちな洗濯物。それが体臭や加齢臭と相まって、とんでもない臭いを放ってしまう可能性があります。

そもそも洗い立てなのに衣類が臭っている場合は洗い方や干し方を改善しなければなりません。実は、衣類の繊維に入り込んでしまった菌は普段の洗濯では落としきれないそう。

「この服洗濯しても臭う…」という場合、使い古した下着や肌着は思い切って処分するという手もありますが、大事な衣類の場合は漬け置き洗いがオススメ。40℃以上のお湯に漂白剤を溶かし、1〜2時間程度漬けると効果的です。梅雨の時期の生乾きの臭いにはこの漬け置きが効果てきめん。ぜひ試してみてくださいね。