UCCのドリップポッドで「お茶」が飲める?!新カプセル『静岡まろみ焙じ茶』登場!こだわりの製法やお茶に合う絶品和菓子もご紹介
【DRIP POD Tea Tour in TOKYO】こだわり製法からオススメ和菓子まで紹介
「静岡まろみほうじ茶」発売にあたり、2021年5月25日に南品川の茶箱さんで開催されたのが「DRIP POD Tea Tour in TOKYO」。
お茶やお茶菓子の専門の方々から、ためになるお話を伺いました。
赤堀 浩司氏(赤堀商店 代表取締役)
今回発売された「静岡まろみ焙じ茶」を全面監修されたのが、赤堀氏です。
赤堀氏のお仕事は“茶商”というお茶のプロフェッショナル。
「お茶の可能性を引き出す人」としても有名です。
今回、商品製造の秘話からお茶についての知識まで、さまざまなお話を伺うことができました。
Q1.「茶商」の役割とは?
(赤堀氏)農家の方が育てたお茶の葉に一次加工が施された「荒茶」を購入し、お客様に合わせた味づくりを行うのが、茶商です。
数ある荒茶の中から香り・味・水色などを吟味しつつ購入したものを「合組(ブレンド)」し、荒茶の特徴を引き出しながら消費者のニーズに合わせたお茶を提供します。
鼻で匂いをかぎ、手触りを確かめ、茶碗の中の水の色を見て仕入れ基準を決め、出来上がったお茶を製品化し、全国のスーパーや小売店に出荷するのが茶商の役割です。
Q2.時代の変化により求められてきたこととは?
(赤堀氏)私がこの仕事を始めた40年前は、お茶の専門店がたくさんの場所にあり、お客様と対話しながら「こういう味はどうですか?」と個々人に合わせたお茶を提供していましたが、最近はそういったことはなくなりました。
簡便なティーバッグや粉末などを購入するようになったことに伴い、茶商の業態も変化してきました。
Q3.「静岡まろみ焙じ茶」の特徴である“まろみ”とは?
(赤堀氏)「静岡まろみ焙じ茶」に使用されているのが掛川の深蒸し茶。
これは葉肉の厚いものを強い蒸気で蒸すことにより、渋み苦みが飛んで甘みに変わります。
味も、香りも、のど越しも角がなく、全体的にまろやかさを醸し出します。
形で示すと「丸い形」。こういったイメージを「まろみ」として表現しました。
Q4.開発において苦労した点やこだわった点を教えてください。
(赤堀氏)急須で飲むようなお茶を「機械で作る」という試みにおいて、自分が思っていたこれまでの概念とは異なる点があり勉強になりました。
普通は火力の強い煎茶をいって香ばしさを出せばほうじ茶になりますが、カプセルの中で一分間で味を出すとなると、どうしても形や使用する部位が今までとは異なり、ポッド用にアレンジする必要がありました。
例えば、最初の開発においては味と香りを出しやすい棒(茎)の部分を使用する予定でしたが、カプセル化のために茎をカッティングすると、苦み・渋みの原因になることが分かりました。そのため、今回は「まろみ」というイメージに合わせて葉っぱの部分だけを使用することにしました。
安田 由佳子氏(料理研究家“七人のちゃむらい”メンバー)
「お茶の楽しみを広げる人」として活躍中の“七人のちゃむらい”メンバー、安田氏にもお話を伺うことができました。
“七人のちゃむらい”とは、7人のお茶のプロで構成されているグループ。
お茶を起点に新しい化学反応を生み出し、お茶とともにある暮らしを提案しています。
安田さんは和菓子研究科として活躍されている傍ら、和菓子教室「ももとせ」の主催として一般の方にも和菓子の楽しみを伝えていらっしゃいます。
そんな安田氏が、今回は「静岡まろみ焙じ茶」に合うお菓子を提案してくださいました。
「静岡まろみ焙じ茶」×「マスカルポーネチーズとカカオの最中」
(安田氏)「静岡まろみ焙じ茶」に合わせて作りましたのが、「マスカルポーネチーズとカカオの最中」。胡麻の入った黒い最中の皮に合わせるのが、軽く甘さを落として軽やかに炊いたあずきの粒あんです。
こちらの焙じ茶はまろやかな甘みがあり、「洋」のクリーミーさも合うかと思いましたので、マスカルポーネを合わせてみました。マスカルポーネ単体だと少し餡に勝ってしまうため、今回はマスカルポーネに豆腐を加え、水気のある軽やかなクリームを作りました。
最後に合わせるのはカカオニブ。カカオニブはチョコレートの原材料で、カカオのお豆をローストしたものです。この香ばしさと、焙じ茶の持っている香ばしさがすごく合うと感じましたので、ぜひこの組み合わせを味わっていただきたいと思います。
「深蒸し静岡煎茶」×「唐衣」
また、安田氏はUCCから発売されているもう一つのお茶のカプセル「深蒸し静岡煎茶」に合うお菓子も提案してくださいました。
(安田氏)お菓子に合わせるお茶としては、渋みや苦みもバランスよく持っていることが大切です。「深蒸し静岡煎茶」は心地よい美味しさの渋みや苦みもありつつ甘みもありますので、お菓子に合わせるのにぴったりだと思いました。
今回こちらに合わせたのが、「唐衣(からごろも)」という和菓子です。
ういろうという、お米の粉・お砂糖・水だけでできているシンプルな皮の中に、白餡とドライアプリコットを加えた餡を合わせたものです。
こちらのお茶に甘やかな香りがあるため、あんず餡にさせていただきました。
その他のUCCオススメ商品
最後に、本日紹介した「静岡まろみ焙じ茶」以外のUCCオススメ商品もご紹介していきたいと思います。
『ドリップポッド』専用カプセル
世界のコーヒーに加えて、紅茶・お茶を取り揃えた15種類のカプセル。
毎日その日の気分に合わせて異なる味を楽しみたいという方にはぴったりです!
深蒸し静岡煎茶
安田氏が「唐衣」を合わせたお茶がこちらになります。
こちらも「静岡の茶草場農法」によって作られたお茶。
渋みや苦みを控えめにし、甘みとうまみを引き出した味わいとなっています。
まとめ
いかがでいたでしょうか?
本日はUCCドリップポッドの新カプセル「静岡まろみ焙じ茶」と「DRIP POD Tea Tour in TOKYO」の内容をご紹介しました。
ぜひあなたもご家庭で本格的なお茶を味わってみてはいかがでしょうか?