このごろでは、結婚式を挙げない“ナシ婚”派や、フォトウェディングを選ぶカップルも増え、必ずしも入籍=結婚式ではなく、夫婦それぞれの多様なスタイルが見受けられるようになりました。
ただ、結婚式業界では近年、コロナ禍で定着した少人数の“じみ婚”需要から、再びゲストをしっかり招待する“お呼ばれ婚”への回帰が進んでいるのだそうで、「花嫁姿が見せられて親孝行ができた」「友人たちへ感謝の気持ちが伝えられた」「特別な日を過ごし夫婦の絆が深まった」など、「結婚式を挙げて良かった」という卒花さんも多くいらっしゃいます。
ですが、いざ「結婚式をしよう!」となると急に不安になるのが、結婚式費用問題!
“物価高”と“お呼ばれ婚の復活”で、「みんなはどのくらい費用をかけるの?」「どこにお金をかけるべき?」といった予算配分の悩みが深刻化しているのだといいます。
今回は、ウエディングパークの都道府県別の結婚式費用データや、結婚式費用シミュレーションサービス「mieruupark(ミエルーパーク)」の利用データをもとに分析した、投資項目と節約項目の傾向をもとに、「結婚式費用問題」についてまとめていきたいと思います!
結婚式業界の“見積ギャップ”
結婚式場のサイトなどを見て「このくらいの人数でいくらくらいか~」という心づもりで実際に式場に出向き見積を出してもらうと「想定よりかなり高くなって驚いた!」という“見積ギャップ”が起こることが多くあります。
筆者の場合、サイトに載っていた見積価格の料理やドリンクが「最低限の金額のコース」になっており、「メイン料理が鶏肉」「お酒が4種類ほどしかない」など、ちょっと味気ない感じに……。そこで、料理やドリンクをランクアップする想定で人数分計算し直してもらったところ、一気に数十万円も高くなることに!
料理以外でも、装花やドレスなどちょっとずつこだわるとグンと金額が高くなることから、筆者の周りでも「想定より安かった」という人はまずおらず、“見積ギャップ”に直面している人がほとんどでした。
みんなはどこにお金をかけている?
原材料費・人件費の高騰による物価高が費用に反映されるこの時代、よほどのお金持ちでもない限り「すべてにこだわり抜いた結婚式」はちょっと難しいですよね。
そこで、“全部盛り”でも“全部節約”でもなく「自分たちはどの項目にお金をかけたいか・どこを抑えたいか」をハッキリさせることが重要になってきます。
そこで今回参考にしたのが、結婚式にかかる費用を来館前にシミュレーションできるサービス「mieruupark(ミエルーパーク)」の「見積もりシミュレーション操作データ」です。
「mieruupark」とは、導入会場の見学を予約したカップルが、会場から届く案内を通じて、来館前にその会場の見積りをシミュレーションできるサービスです。「料理」「ドリンク」「衣装」「装花・装飾」「ペーパーアイテム」「演出」「写真・映像」など、項目ごとに希望する内容を選びながら、金額の変化や見積り総額を確認できます。
以下のグラフは、ユーザーがシミュレーション上で実際に行った金額の上げ下げに関する操作データ(n=8,088、2026年4~7月)です。最終的に確定した見積りや支払額を示すものではありませんが、来館前の段階で、どの項目に予算をかけたいと考え、どの項目を抑えようとしたのか、その傾向を読み取れる点が特徴です。
こちらを見てみると、カップルが予算を上乗せする「投資科目」と、削る「節約科目」が明確に二極化していることが分かりました。
操作データ上では、料理・ドリンク・装花・衣装は金額を上げる操作が比較的多く、ペーパーアイテムや挙式関連費用は、金額を下げる操作が多い傾向が見られました。メリハリの効いた予算配分の検討が浮き彫りになっています。
実際結婚式の後、会場の雰囲気や小物類、招待状などはほとんど覚えていなくても、料理やドリンクは記憶に残りやすいものです。また、料理やドリンクはご祝儀を出してくれたゲストへのおもてなしポイントですから、「この項目は削れない」と上乗せする人が多いのかもしれません。
逆に節約ポイントとしては、手作りキットなどを用いてペーパーアイテムを手作りしたり、最近ではWEB招待状を選ぶカップルも!そのほか「ウェルカムスペースは自分たちで装飾」「プロフィールムービーを自作」など、自分たちにできそう!という項目は手作りにしてみると、後々の夫婦の思い出にもなりますよ。
結婚式費用、地域によって2倍も違う!?
株式会社ウエディングパークが運営する結婚式場クチコミ情報サイト「Wedding Park」に投稿された「費用明細クチコミ」のデータによると、2020年6月には平均29.5人・198万円だった規模が、2026年5月には平均53.1人・366万円まで拡大するなど、コロナ禍の行動制限緩和後、結婚式の規模が以前のように戻りつつあることがわかります。
それにしても平均366万円とは、やっぱり結婚式ってものすごいビッグイベント!ただこの結婚式費用、実は地域によって大きな差があり、結婚式費用が最も高い都道府県と最も低い都道府県では、なんと2倍近くも開きがあることがわかりました。
「結婚式費用が高いのはやっぱり東京かな?」
いえいえ違うんです、東京は5位なんです。では、一番高い都道府県はどこだと思いますか?
じゃん!
※結婚式場クチコミ情報サイト「Wedding Park」に2025年6月~2026年5月に投稿された「費用明細クチコミ」をもとに集計。都道府県別の集計では、期間中の投稿数が10件以下の都道府県を対象外としています。
ウエディングパークのデータによると、平均結婚式費用が最も高かったのは鹿児島県(443.2万円)だということがわかりました。
次いで福岡県(419.6万円)、群馬県(404.9万円)で、最も低いのは福島県(227.7万円)と、最高額との差はなんと215万円にも達します。
九州(鹿児島・福岡)は招待人数の多さがそのまま総額を押し上げる一方、沖縄はリゾート婚による少人数化、福島は招待人数自体が少ない文化的傾向がうかがえます。また費用の高低とコスパ評価は単純に比例せず、山口県は費用を抑えつつコスパ評価4.57という高スコアを記録しています。
上記の費用明細クチコミの集計結果と総務省「家計調査(貯蓄・負債編 2025 年平均 2人以上世帯)」の都道府県別貯蓄額データと比較すると
、鹿児島県は貯蓄額が全国45位(1,275万円)と全国平均(2,059万円)を784万円も下回るにもかかわらず、平均結婚式費用は全国1位(443万円)という“逆説”がここで明らかになりました。「一世一代のイベントにはお金を惜しまない!」という心意気が見て取れます。
一方で、沖縄県は貯蓄額・平均結婚式費用ともに全国最低水準で一貫しており、“日常の貯蓄”と“一世一代のイベント消費”は必ずしも連動しない、という地域固有の消費哲学が浮かび上がりました。
結婚式費用見積なら「mieruupark」
今回こちらの執筆にあたり参考にさせていただいたのが、株式会社ウエディングパークが運営する結婚式費用シミュレーションサービス「mieruupark(ミエルーパーク)」の調査データです。
「mieruupark」は前述のように、結婚式場を検討中のカップルが、Web上で項目ごとに金額を上げ下げしながら、見積もり総額をシミュレーションできるサイトになっています。
これにより、式場に足を運ぶ前に、自分たちがどの項目にお金をかけたいか・どこを抑えたいかという優先順位を可視化できるため、来館後に「見積もりが想定より高くて驚いた」という結婚式業界特有の“見積もりギャップ”が起こりにくいこと。
また、お金にまつわる要望や質問など、なかなかプランナーの方に切り出しにくいこともありますが、こうした不安を事前に式場へ伝えられる機能もあるため、心理的障壁の解消にも繋がります。
結婚式を挙げたいとは思っているものの「予算が不安で一歩踏み出せない」という方は、
気になる式場でmieruuparkが利用できるか、導入会場一覧から確認してみてはいかがでしょうか?